あと1日 | 自分らしくしなやかに

自分らしくしなやかに

自分の人生をいきたいと願いつつ還暦になってしまいました
母の縛りはますます強固に、介護という名で重くのしかかっています

毎日のように訪ねる病院

母は検査も終わり、結果、仙骨の脆弱性骨折…
つまり骨が弱って、
大した力も加わらないけど折れたってことらしい


骨盤にベルトを巻いて、骨を強くする注射をして、リハビリ中

入院生活も10日も過ぎれば、また、わがまま全開で
鰻が食べたい、
次はお寿司がいいな、
朝のおかゆは飽きたから、パンを買ってきてと
あんたには我慢という文字はないのかと
思ってしまう

ここはどこか?とか
私は駅から歩いてきたとか
昨晩は櫻井くんと二宮くんが来てたとか
いろんなことを言っていた時期もあったけど、
今はまた、80%ほど戻った頭で
看護師さんやリハビリの先生と
上手に話している


入院前の激痛は治まったものの、
ベッド上からの立ち上がり、歩行、
便座や車いすへの移乗

すべてのことに介助がいるし
まだ、長時間(10分ほども)座った状態ではいられない

歩行器や介助者がいるとゆっくりと歩くことはできるが
あくまで病院の廊下やリハビリ室だけのことで
それもひとりでは無理な様子

こんな調子でどうやって家で過ごさせることができるのだろう

やってみなけりゃ分からないが
人(私)を杖くらいにしか思ってないので
覚悟してかからなきゃね
 
今日は朝から何度も電話が鳴り
「あれが無くなったから買ってきて」
「汚れ物が出たから取りに来て」
と、私を呼ぶ

毎日行っているけれど
今日は母の友達が
昼から付き添って相手してくれるので
今日は行かないと決めているから
「ハイハイ」
と空返事しておいた

9時頃にまた電話(朝からだと8回目くらい)
続けざまになる3度目のコールに仕方なく出てみたら

自分は今、庭にいて寒いという
看護婦さんを呼んで連れて帰ってもらうように
伝えたが
自分が病院なのか自宅なのかが分からない様子

このくそ暑い日に
「寒い寒い」と私を呼ぶ
毛布が欲しいとか
自分の部屋に帰りたいとか・・・

「そこは病院だからね
歩いても座っても
ひとりで庭になんて出れないでしょ?

私は行けないからね
看護師さんにお願いしてね」

と電話を切った

どこまでホントなのか
よくわからないけど
一眠りして目覚めたときに
よくこんなことを言う

少し○○が来ているのかな?
それともまた、一過性のもの?

入院生活もたぶん、あと1日

さて、帰ったらどうなるんだろう・・・