振り返ると | 自分らしくしなやかに

自分らしくしなやかに

自分の人生をいきたいと願いつつ還暦になってしまいました
母の縛りはますます強固に、介護という名で重くのしかかっています

5年前の5月

同じように在宅で

介護をしている人のブログを読んではコメントを書いていた私に

「ふと吐き出すことで楽になるよ」と

勧めてくれたブロ友さんに背中を押されて

ブログを書き始めた

 

その何年か前に母は ベッドからうまく立ち上がれず

崩れるように転けて大腿骨骨頭を骨折して

ボルトで留める手術をしていた

 

もっと昔から、何度か圧迫骨折を起こし、

痛みが取れずに骨セメント固定術も受けていた

 

だから、私は私なりに

献身的に介護や介助をし

母が楽に暮らせるよう、母が楽しく暮らせるよう

立ち回ってきたつもりだった

 

それでもまだ、母にとっては不満なのか

私や私と主人が出かけることを嫌い

スイッチが入ると徹底的に攻撃してきたし

 

どうしたら自分自身と母との暮らしの

バランスがとれるのかばかり

考えていた

 

ブログを始めた頃も、かなりしんどくて

こんな記事も書いていた

 

 

”自分の生活このままではいけないと、
少しずつやりたいことや
主人や子供ととのお出掛けなども増やしている

周りの人も、「今はまだお母さんもひとりでも大丈夫よ」
「今のうちにしたいことしとかなあかんよ」
と、背中を押してくれるのだけど

実は、楽しいはずの予定の前後に体調が悪くなる

母本人は
「こんな私をおいてでかけるの?」
「介護するって言ったじゃ無い!」と、
私にしかわからない、何とも言えない言葉や態度で
私の罪悪感を揺すぶってくる

私の気にしすぎ、
気にしないことが一番と言い聞かせるのも
疲れてきた

今回はまずは胃にきた 

今回は酷くて初胃カメラ検査を受けてしまった

逆流性食道炎とのこと
お薬を飲んで少しマシになったが、
明日から生まれて初めて友達と一拍で出かけるという予定を前に
また症状が・・・
 
それから頭痛、酷い肩こり

でも、他覚症状って無いんですよね~
高熱が出る
とかね

何かあれば母も少し解放しなきゃって思ってくれるかな?

いやいや、「私どうしよう~」って思うだけだろうな

楽しいことをするのにストレスって
これってどうしたらいいんだろ~”

 

これは書き始めて3日目に書いているけど

こんなことをもうすでに何年前から思っていて

 

そして驚くことに

今もなんだ変わらない生活を

送っている

 

変わらないのは母も私も

 

同罪かもしれない

 

自分で自分を縛っているのかもしれない

 

そしてこの5年の間に

 

母は大動脈弁置換の手術を受け

さらに弱った骨盤の骨にヒビが入り

最後には反対側の大腿骨骨頭まで骨折し

 

人工骨頭までいれて

それでも

また復活してきた

 

自分の身体の不自由と引き替えに

私を道具のように使うことが

当然になったけど

振り返ると

ずっとそうだったから

 

今になればあの時ならもう少し放置できたのにとは

思えるけど(要支援1だったからね)

そのときはそのときで

母はずっと「でき無い」を並べていた

 

熱が出ていても私の足が骨折していても

そんなことは母の欲求の前には

ちっぽけな出来事で

必死の思いで、母の要望に応えてきた

 

そして何度ももう限界

訴えてきた

 

今年は一歩踏み出したい

 

最後のチャンスと思うから