介護の時間と介護後の時間 | 自分らしくしなやかに

自分らしくしなやかに

自分の人生をいきたいと願いつつ還暦になってしまいました
母の縛りはますます強固に、介護という名で重くのしかかっています

今日、関西では有名な

山田スミ子さんの訃報を見た

 

子供の頃から新喜劇で

よく見ていて

近年ではドラマで

いいお母さんやおばあさんの

役をやってられた

 

73歳とのこと

 

今の時代、若い

 

しかも10年間介護して

98歳のお母さんを2017年に見送って

2018年に直腸がんの宣告と余命宣告とか・・・


介護から解放されてからが

あまりに短くない?


私自身

日々とても疲れやすく

友達のように予定を詰めて生活できない


母に生気を

吸い取られているようにも感じるわ


母があの世に行ってからも

「あの子がいないと不便だわ」と

呼ばれてしまう不安も感じる

これ、ホントに感じるの

 

山田スミ子さんは

お仕事なさっていたから

施設介護かもしれないし

きっと

お手伝いの方も十分におられたのだろうけど

 

それでもきっと

色々と制限された生活だったのかと

ふと我が身を見て思う


 

10年経つと

母は97歳、私は71歳

 

同じような歳だわ

 

私は彼女のようには仕事もできず

母の生活を中心に一日が回って

一日が終わる生活で

 

きっとあっという間に10年だろう

 

もう腰の手術をして12年

心臓の手術をしてからでも

もう4年になるのだから

 

母は自分が死んだら

あんたは好きなように過ごせばいいって

 

平気な顔でいうけれど

なんでそんなこと

シャラーっと言えるのかな?

 

どれくらいの時間が残されているのかなんて

誰にも分からないのに

 

母のこれからの10年も

私のこれからの10年も

等しく大切なはず

 

それを肝に銘じて

 

自分に言い聞かせて

 

やっぱり

「薄情者」とか

「そんなにみるのいややったら」とか

そんな言葉に屈せずに

 

自分の人生を歩きなくちゃ