ネタバレあり | チェルシーな日々

チェルシーな日々

フラメンコに魅せられ40でフラメンコを始めたチェルシーです。
アラフォーの悪戦苦闘する姿をお届けします。
まぁ、大半の記事は日常のグチで、不快な表現も多々あり。
好き嫌いがハッキリ分かれるブログですが、
何故か気になるブログになるかもしれません。(笑)


以前の予告通り、水曜に
『グランド・マスター』を観に行って来た。

なかなか感想をアップしなかったのは、
お察しください…(笑)

ぶっちゃけ、あんま面白くなかった…(>_<)

というのも、予告編にあるような内容ではなかったから、
期待していたストーリーと物凄くギャップが大きかったのね。

ネタバレするので観たい方は先読まないでね!

元々はブルースリーの師匠を描くつもりで
構想を練っていたらしいんだけど、
次第に武術の継承をしていった
グランドマスター達の心みたいなものに
内容が変化して行ったみたい。

それで後継者を狙っての戦いが見所のように見せかけてーの…。

が、最終的にはこんな時代背景に、
こんな武術家がいましたとさ。
というストーリーで終わってた…汗


もちろん、ブルースリーの師匠(トニー・レオン)
も主役で出てるんだけど、
チャン・チーにすっかり持って行かれた感が否めなかったし、
いい味出してたカミソリ役の俳優さんは
トニー達と殆ど絡まないし…。


一番期待していた格闘のシーンは
何故かカット割りとスローがめちゃくちゃ多かった。
視覚効果を狙ったのかもしれないけど、
逆に見辛くてね…汗
仰け反りながら観てた私。(笑)
せっかく俳優さん達が3・4年かけて、
武術の稽古に励んだのに、
その良さが映像に上手く
映し出されてない気がしてならなかった。


私はずっと心の中で、
全体を見せろー!
って叫んでた。(笑)
もちろんね、個々の足や手の動きも大事なんだけど、
今の私は全体を見たかった。
なぜなら、個々の集大成が全体に表れるから。


後はそうだな、
ストーリー的にも感情移入出来るほどの
流れや作りではなかったのね。
ただ、ガーっと心が踊るような作りにしなかったのは
単なる格闘技映画にしたくなかったという
監督の意図が感じられた。
チャンチーのセリフに
父から受け継いだものは技ではなく心。
というものがあった。
良く心技体というけれど、
心無くしてマスターにいたる事は出来ない
というメッセージが込められた作品のようだった。