以前から行ってみたかった「日本民芸館」。
初めて降り立った駅からは東大教育学部へ続いてました。
Iphone で確認しながら、みんみんゼミがうるさいほど鳴いている
閑静な住宅街を進みました。
数年前まで、日傘などさしたこともないのに最近は手放せません。(^▽^;)
知らない道はなぜか遠く感じるものですね。
東京のど真ん中とはとても思えない懐かしいつくり。
子供のころ夏休みに帰省した田舎のおじいさまの(対馬では目上の方には様をつける
習慣がありました。)家にタイムスリップしたみたいでした。
民藝館の中に入ると驚きました。
びっくりするほど涼しい。 もちろん多少のエアコンは効いてるのですが、
玄関の踊り場にあたる場所が正方形の暑さ3cmはある石が敷き詰められていて
素足にひんやり気持ち良いし、他のお部屋もすべて天然木で作られていてるせいか
調湿効果たっぷり~
本当に心地よい空間でした。
いや~。 しつらえに感動!
この素晴らしい民芸館の創設者は柳宋悦。
昨今、キッチン雑貨でかなり人気の 柳宋理の父。
わたしも柳宗理の包丁やボールを愛用しています。
使いやすいし、デザインもカギりなくシンプルでおしゃれですね。
新進陶芸家として名声をえていた河井寛次郎、益子を有名にした濱田庄司らと
3人で民藝運動を始動させた活動家で民藝の父とよばれる柳宋悦。
民藝のことはまた少しずつ書いていこうと思います。
そしてバーナード.リーチに出会いまたまた感動!!
イギリス人でありながら幼少期を日本や他アジアで過ごしただけのことがあり、
到底わからないであろう、日本人の詫び寂びが染みつきながらも
欧米人の目を持っている深い作風。
西洋と東洋が美しく調和している。
色。形。技法。。。
筆で描くアメリカのコロラドやモンタナなどの風景
なぜかそれらからインスパイアーされ自宅へかえるなり
描いてみました。
描いたのは落書きのような我が家のなかの雑貨たちですが
不思議とじゃんじゃか、いい感じに描ける・・・
素晴らしい作品とじっくり対話すると、こういうことが起こるんだ・・・
と改めて、目に見えない大きなエネルギーを感じた一日でした。
8月26日までだそうです。 急げ~~~~~!
↓の作品ただいま製作中。
かなり大きめの鉢カバーです。
象嵌も今のところきれいにはいってますが本焼きまでは
まだまだ心配です。