凛香はワカメちゃんカットになってしまった

 

まち子は青々とした凛香の後頭部を見ながら想像していた

「聡はワカメちゃんカットに異常なくらいの興奮をする」

まち子は聡と凛香が二人だけにすることを企てた

 

以前から凛香が聡に何か・・・違和感のようなものを覚えていた

そして凛香を聡好みの髪形にすることで聡の反応も気になっていた

 

数日後、まち子は静香と買い物へと出かけた

「ねえ、聡!凛香ちゃんと掃除とか洗濯お願いね・・・」

あと、あそこの蔵もお願い・・・

何もしなくていいから・・・意味深な表情で口をモゴモゴさせた

 

聡は密かに凛香と二人きりになりたかった

ワカメちゃんカットに異常なまでも興奮を隠せない聡は

「凛香!蔵見てみようか・・・」

凛香は聡のあとにつづいた

 

蔵の前でまち子から受け取った鍵で重い扉を開けた

「ギ~」と鈍い音をしながら片方を開けていく

 

目の前に広がった黒くて艶のある床、いくつかのテーブルらしきものと異様な

形の椅子が置いてある、聡がまち子に調教される道具だった

もちろん凛香は初めて見るけど、静香は知っていた

凛香が道具に近づいた、そして「ねえパパ」と振り向き、抱きついた

 

つづく