私はアメリカに移住してしまう以前の8年近く、日本で高卒のままフリーのライターをしてました。まずそのころの先夫の紹介がらみで、そこそこしか売れていなかった雑誌のライターが確か雑誌mediaの最初でした。(先夫が、勤めていたMedia会社で、ラジオの構成台本とか書かせてもらったのが最初でした。)いや、あの頃はずいぶんいろいろな人に迷惑をかけた気がします。この出版社の私の担当はとてもいいかたで、頭もすごく良かった。正直なぜ首にならなかったのか今でも不思議だ。

 

しかし、この雑誌がつぶれ、私は離婚もし、ライターとしてやっていくつては全部つぶれ、さらに営業能力なんてものは全くなかったので、あきらめて父が探してくれた事務職に潜り込みました。

 

ところが少女漫画の評論がらみで、(お金にはならなかったけど)なぜかそのころ売り出し中のゲイの作家、H.O.さんとほぼ親しいお友達状態になり、なぜかNonnoでスタイリストをすることにすらなった。まあ、あまり続かなかったのですがまた偶然のきっかけて、今度はPopteenのスタイリスト兼ライターとして働くようになり、第一期の編集泣かせの締め切り守れない私は一体どこ?という感じで、やたら書くのが速い、企画が多いと重宝さら、Popteenの編集長と、校正さんに愛されるようになりました。

 

で、その校正さんが、なぜかPopteenよりずっとおっきな、そしてクールなGal’s Lifeに紹介してくれたのです。まあ、Gal'sLifeは今や、林真理子大先生を見出した雑誌としてぐらいしか、認識されてないでしょうが。ともかく、私は一時期この2大Teen雑誌で、同じに仕事してたりしたから、飛んでましたね。

 

で、なんでこんな話をしたかというと、私なりにいろいろな出版社の編集さんを見てきたのです。こういう仕事をしていたので、お知り合いの仕事はしていない編集さんを含めて結構いろいろな出版社があったです。

 

まあ私の場合、もともとはF葉出身の理科系志望優等生だったのにもかかわらず、ぶち壊れた挙句高卒でライターけんスタイリスト、しかもいかにもらしくしゃべるし、服装もそれらしかったから、大手出版社の社員編集とか、有名校コンプレックスの強い人とか、私のこと感覚だけ鋭い子ぐらいに思ってたから。私、韜晦のかたまりでへらへらしてることが多かったし。

 

今でも覚えているのは、とあるカメラマンの反応。(このひと何故かインターン助手が東京外語大の生徒だってことをすごく誇りに思っていた。)、(ちなみに、この助手は私が連れてくる取材対象が美人でないと、いつも文句言っている嫌な奴だった。)ある日打ち合わせの喫茶店(昭和でした。)につくと、このカメラマンが何やら新書を読んでいる。よく見ると中学生のころからいろいろ買った、講談社のBluejBookというシリーズで、最先端の科学を素人にわかりやすく解説するという、なかなか志の高い新書でした。で、彼が読んでいたのは相対性理論入門、私が、あ、それと言いかけたら、彼が’あ、これはあなたに読める本じゃないから’といって引っ込めてしまいました。

 

ははは、このシリーズのなかでも相対論入門は、もう中三の時に呼んでいるんだよね。正直その少し後に呼んだ、不確定性原理のほうが、より衝撃的だったけど。

 

私つくづく、高卒でフリーやって苦労してよかったと今は思う。あの頃はさすがはっきり言えなかったけど、例えばNonnoの編集者たちとか、有名大学出身、しかも大手出版社の入社試験倍率って高いから、エリート意識高い。で、大手出版社ってとにかく経費の使い方が凄まじくて、高級なお食事とか、タクシーのり放題。例えばあの頃のNonnoはやたら売れてるお化け雑誌だから、どのファッションメーカーさんいっても神様扱い。で、さらにこういうエリート社員たちの下で働くスタイリストさんたちが、ある種結構卑屈でした。才能のある人も実は結構いたけど。

 

チョットずれるけど、キャリアの官僚とかも給料とは関係ない、ほかの面での特別待遇過ごそう。

 

で、まったくFast Forwardしていま、少し前に好奇心が沸いて、Youtubeの人気メークビデオをチェックしたのですが。びっくりしました。とにかくすごく便利でしかもQuality 高い。話はそれるけど、日本人の特に若い子って世界一メーク上手だと思う。

 

これ以上時間取られるのが怖いからインスタグラムには手を出さないけど、お洋服の着こなしだって、いくらでもサンプル、それも事細かくジャンル別に勉強できるよね。

 

私は、ああいう大手出版社の編集者たちのことを、実は影てお蚕ぐるみの女工哀史と呼んでました。だって、あの人たち会社に拘束されている時間だけは長かったから。で、Nonnoの場合、こういう編集者たちのゴールって所詮ひたすら’負け犬にはなりたくない。’これです。

つまり結婚式を皆の前で盛大にやりたい。(ここであえて、結婚といわずに結婚式と言い切ります。)

 

さて、やっと結論。

 

80%どころか、大手ほど、90%以上入らないんじゃない編集。特に雑誌の編集って仕事らしい仕事してないし、まあ自分では鵜飼いの鵜匠だと思ってるかもしれないけど。

 

いまの子供たちが成人するころに、まずは紙の雑誌の採算性がなくなってくでしょうね。だって、子供もう紙Media参考にして、もの買ったりしないし。広告にお金を出す価値がないとわかれば、部数だけではどんどん採算が取れなくなっていく雑誌は消えていくでしょう。

 

あ、そうか、PDCAサイクルができることって、ライターとして書いて、かつ売るために編集者としての目で見直せるってことだ。とすると、結構ブロガーやNoteでビジネスしていくのって結構向き不向きあるなあ。

 

自己編集やMarketing,そしてPR的な検討ができないなら、確かに雇われNetライターのほうが生計たてやすそう。

 

単行本のほうは、結構個人仕事が多いから、残る人は残るし、消える人は消える。まあ、こちらは80%ぐらい消えるのかなあ。

 

電子書籍が中心になっても、紙で読みたい単行本はあるから。

 

ただことBusiness書や実用書に関する限り、電子書籍どころか、Noteが少しずつ中心になっていくと思う。というかなってほしい。

 

イケハヤさんのNoteの価格値上げが炎上しているけど、正直馬鹿かと思いました。

 

この世で一番貴重なものは、お金ではありません。それは時間。

 

実用書の場合特に、’To the point'要件にほぼ限って、わかりやすくそして使えるように書いてほしい。

 

基本紙の書籍というのはどうしても最低200ページないと、出版してもらえない感じ。だから、早い話が、読まなくても済むことが結構半分はあると思います。でも、書籍だから、しかも編集がつくと、そういう風に書くものだということになっている。

 

だから時間のコスパがわるいのです!!

 

より短い時間で自分の知りたいことが学べるMediaのほうが、当然コスパいいじゃないですか。

後、Notoの場合、最初のバージョンを売って終わりではなく、書き手がその気ならどんどんアップデートできる。ところで、最初っからHyperLink構造にできるのだろうか。それと例えば、あるNoteを買った人が、それに関連してほかのNoteを、まとめて割引買いとかできるのかなあ。

 

Noteといえば、立花さんの、Noto Magazine二か月購読しましたがやめました。私は彼のファンというわけではないので、結構読んでもあまり自分の役に立たないポストが多いという結論になりました。Noteを更新すると、彼はそれをブログに貼ってくれるのでどうしても読みたいものだけ読むほうが私にはとく。

 

Noteって、たぶん有料マガジンには向かないと思う。というか、メールマガジンそのものは無料のほうがいい。ただ、連載物は大いにありだと思います。

 

というわけで、今私もNoteで連載を始める準備してます。内容よりタイトルに悩んでます。一つは英語力のつけ方、もう一つは英語版を書き終わった’お金と幸せ’の話の日本語バージョン、(直訳ではないです。)正直値段も悩んでいるのよね。