ツインズ(ニューギン) | 懐かしのぱちんこ名機列伝

ツインズ(ニューギン)


懐かしのぱちんこ名機列伝
■大当り確率280分の1


新要件権利物初期、シンプルなドット抽選で一世を風靡したニューギンの
その原型とも言える台。


実は自分はこの台、ほんの数えるほどしか遊技しておらず、ゲーム性も
ほとんど覚えておらず、交換した記憶すら一度しかないのですが、それでも
今尚強く印象に残っているのは唯一の打ち止めでとんでもないハプニングが
起きたからなのです。


当時の職場に隣接するホールでの新装初日、残業の為閉店間際に様子を
見に行くと、数台の空きがありました。

勝ち負け云々よりも話のネタ的に試し打ちして見たところ、突然隣の席の人が
声をかけてきました。


「兄ちゃん、玉はいっとるで」


この台はデジタルが揃った後、天下の電チューが開放し、入賞した玉が先ず
役物内に貯留され、その後ストッパーが解除されてめでたく権利獲得となります。


指摘されて役物内を見ると、そのストッパーの上に玉がちょこんと乗っているのです。


しかし、デジタルが揃ったわけでもなく、入賞する瞬間(超レアな現象として閉じた電チュー
に玉がぶつかって、振動で少し開いた時に後から来た玉が押し込まれる可能性も一応
ありえます)を見たわけでもない自分は、だからと言ってどうしたら良いのか対応に苦慮
する事となります。

以前、一発台のセイヤで大当り後に開放するチューリップに直接入賞させて無効に
された経験があるので、多分店員に言っても相手にされないだろうなと考えたのです。

すると横の人が(多分常連さんだったのでしょう)、今度は店員に声をかけてくれました。

「兄ちゃんの台、当ってるんと違うんか?」と・・・

店員さんも自分の台を見て、どうして良いのか困った様子でした。

「これ、大当りしたの?」

「いえ、こちらの人に教えてもらって気付きました」素直に答えました。

店員さんは店長らしき人を呼んで、どうするかの判断を求めます。

店長さんはしばらく考えた様子でしたが「まぁ、新装やしええか」とポツリとつぶやいて
その玉を下に落としてくれたのです。


隣の人に声をかけられてから時間にしてほんの数分だったと思うのですが、この時の
ドキドキ感は振分け式一発台の役物に入賞したのと同じ位だったのではとw

無事1回目の権利が終了し、先ずは隣の人にお礼がてらにコーヒーを渡して再び
打ちはじめたのですが、しばらくするとまた店員さんが来て「もう閉店だから」と
再び役物に玉を落として2回目の権利を獲得する事となりました。


つまり、自分は交換した事はあるけれど、この台で大当りした事は一度もないと・・・


あ、だからゲーム性覚えていないのか(汗


■画像はnobさんのブログ からお借りしています
 (リンク元では動画も公開されています)