先日、継続セッションをしている方から、

電話サポートでご相談がありました。

 

(諸事情で施設に入っている方です。)

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あるセミナーに参加するのに、

施設の園長先生が、

私には「いいよ」「賛成」と言ってくれていたのに、

病院の主治医への電話では、
「(参加するのは)どうなのかな?と思っている」
と言っているのを耳にしました。

 

裏表のある対応されて、裏切られた、嘘をつかれた、

ムカついたので、今から文句言いに行ってきます!

(要約しています)

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これ、

典型的な「予測の誤り」です。

 

 

人間は、普段のコミュニケーションでも、
言葉だけでやり取りをしているのではなくて、

言葉や相手の顔、雰囲気、周囲の状況など、

五感で入手した様々な状況を総合的に判断して、

「こうであろう」「この人はこんな事を伝えたいんだ」
という予測を導き出します。

 

極々簡単な例だと、

「好き」「嫌い」という言葉を聞かなくても、

相手が笑顔であれば「信頼されている」

周りが笑っていれば「受け入れられている」

逆に

真顔や怒った顔に見えると「拒否・拒絶されている」

と「予測」をします。

 

人間のコミュニケーションは、

実はこの「予測」の部分が大きくて、

会話の中でも半分以上が、

お互いの予測で成り立っていたりするものです。

 

 

ポテチが食べたくなって(笑)、

今から遊びにくる友達にお願いする時も、

「カルビーのポテトチップスの塩味の60gを、

自宅から北の○○町にあるセブンイレブンの

○○店でひとつ買ってきてほしい」

 

と言うのを、

「いつものポテチ買ってきて」

 

で、伝わるはずです。

 

 

このように、

僕らは全部の情報を交わさなくても、

ある程度「予測」でコミュニケーションが

成り立つものです。

 

 

しかし、

考え方の偏りが大きい人や、
うつ傾向や発達障害の一部の人には、

これを誤って予測したり、
そもそも予測が苦手だったり、

更には関係ない予測を付加してしまう例があります。

 

例えば、さっきの話であれば、

「え?私にパシらせるの?あの人私を下に見てない?」

「お金は払ってくれるのかな?」

「このポテチで本当に良かったのかな?」
「湖池屋のほうがいいのかな?」

「ファミリーパックとかのほうがいいのかな?」

「そもそもどこのポテチで何味だろう?」

と、もう頭の中がぐちゃぐちゃになって、

 

挙げ句の果ては、

「あー、こんなに俺を困らせて、、、
 困ってるの見て笑おうとしてるんだろう」

とか、いらぬ妄想が始まったりします(汗

 

 

そう、ここで要らぬ予測や間違いの予測が入るのです。

 

その結果・・・・・

普通であれば間違わない事を、

誤って受け取ってしまったり、

指示者の目論見とは全く違う行動を取ったりして・・・・

 

怒られる。

 

そして傷ついて、

繰り返すとどんどん凹んでしまい
自信心さえも傷ついてしまう。

 

という結果になったりします。

 

辛いですよね。。。。。

 

 

もちろん、

予測ですから誰でも誤りはあります。

 

 

でも、

このゾーンに入っている人は、

怒られて傷ついた経験を持つ人が多く、

また、その誤りの積み重ねによって

周りの人から呆れられてしまっている場合も多いので・・・・

 

誰もエラーの指摘してくれない。

 

という悲しい現実問題もあったりします。

 

 

さて、
そんなコミュニケーションに辛い方への

ひらっちのココロの処方箋は・・・・

 

 

事実と予測それぞれ切り分ける。
(可能ならば感情と行動も分けるといいですね!)

 

 

最初の相談の例であれば、

 

私には「いいよ」「賛成」と言っているのに、

主治医には「どうなのかな?」と言っているのを耳にした。

までが事実。

 

裏表のある対応されて(されたと思った)、
裏切られた、嘘をつかれた

のが予測。

 

ムカついた。が感情。

 

文句言いに行ってきます。が行動。

 

 

こう分解すると、

どこからエラーが発生して、

その結果がとんでもないこと!
になっているのがわかりますよね?

 

 

あくまでも事実は、

言っている様子を耳にした。だけなのです。

 

 

この方へは、

いきなり、文句を言うのではなく、
1.まず、事実とそれ以外を切り分けてみる。

 

2.そしてもう一度相手への再度の事実確認をする。

 

3.その上で、私はこう予測してしまって、
   こんな風に思った。こんな感情が湧いた。

   と伝える。(本音)

 

とアドバイスしました。

 

 

↓そして、その結果

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園長先生と喧嘩にならずに、話し合うことができました(^^) 

 

勉強会への参加を反対しているわけではなくて

施設に住んでいるので、私を見守る義務があるので、毎日、仕事、育児、実家の難病の母の介護で、私が発達障害からの、睡眠障害で、睡眠薬を飲んでも眠れないので、倒れないか、心配だったそうです(^^)  

 

病院への確認も、主治医の先生と連携して、
私を支援をするためで

私を疑っているわけではないと、言われました(^^)

 

喧嘩にならずに、園長先生から、
愛情を持ってあなたに接している、
実の娘のように思っている、と言ってくれました(^^) 

 

あれ?私、愛されてる?大切にされてる?と思いました(^^) 

 

先生のおかげです(^^) 

ありがとうございました(^^)

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ね、真反対でしょ!

 

そう、予測の間違いで、

愛してくれている人を、敵にしてしまうところだった・・・・。

 

怖いですよね(笑)

 

 

でも、これ、

疾病や障害の方以外にも、

僕らの日常生活でも結構あるある話なのです。

 

だからこそ、

事実と予測、

切り分けてみてくださいね!

 

それでもエラーが多いのであれば・・・・

事実だろうと思っている中に、

まだまだ予測が混じっているかもなので、

ゆっくり落ち着いて練習してみてくださいね!

 

公認心理師 平川 裕勝

 

 

 

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