まずはじめにこのお話には卒業生の志田愛佳が出てきます
問題ない方のみ先にお進み下さい。


...






「ねえ理佐、昨日の放課後 綺麗な先輩と話してたでしょ」



薄暗い部屋で、愛佳は私を抱きながら不敵な笑みをチラリと見せた

その笑みを見ると私は自然に目を逸らしてしまう。




「...話してない」



「理佐、うちの目を見ていいなよ」



「愛佳っ...いた  い...」


力強く顔を掴まれ強制的に目を合わせられる

そして仰向けの私の上に乗る愛佳が
顔を近づけ唇に思い切り噛み付いたのだ



「ほら正直に言ってよ」


出血した私の唇に舌を伸ばしてペロリと舐める愛佳の視線が鋭くなる




「あれってさー渡辺梨加先輩だよね?ねえ理佐」



「それは、ただ 傷の心配されただけ...」



「何?うちが悪いっていうの!」



その心配された傷とは愛佳がつけたものだ。


しかし真実を言ったことで逆に愛佳の息があらくなっていく


その音に  私は焦ってしまった。



「そういう訳じゃない!ごめん愛佳...許してよ...」


「許さない!」



パチンッ!


「...ぅ  」


思い切り頬に落とされた愛佳の手のひら

頬がヒリヒリして熱を帯びた。



「愛佳ごめ...愛佳っ...!」



そんな声は届かず、すかさず愛佳は首に噛み付く




「はぁ...ハァ   まな...か やめて」










少しの時間が経ち、痛みを通り越して何も感じなくなった頃
愛佳は顔を上げて瞳をうるわせて私を見つめた。



「理佐、理佐...」



そして噛み付いたところを
私の名前を呼びながら優しく舌で舐め始める



感情の起伏が激しい愛佳はいつもこうだ



これが私たちの当たり前。





「ごめん...」



そして我に返った愛佳は子犬のようにしょんぼりと落ち込みつつも、優しく 優しく私を抱くんだ。



















「うん、これでよし...!」


私の首筋にくっきりと付いた歯型は内出血していて少し痛い、それに手で確認すると皮も数箇所剥がれかけていた

その場所に愛佳は絆創膏を貼ってゆっくり撫でる


愛佳の目はとても不安そうで悲しそうだった。




「愛佳大丈夫だよ。私はなんでも受け入れるから...」



今にも泣き出しそうな愛佳に私はそんな声をかけた。



「理佐にいつも酷いことをしちゃうのに、それでもうちを愛してるの?」



ああ、なんて可愛い表情をするんだ



それに、そんな質問 私には必要ないのに...





「当たり前だよ    愛してる」



そう言って、愛佳の頬に唇を落とした。




だってそんな愛佳の傍に入れるのは私だけだもん



ねえ愛佳  



だからもっと



もっと、私に依存してよ.....













...
おはようございます!そしてお久しぶりです


もなりさの短編いかがだったでしょうか笑

やっぱり私はこの2人が一番好きですウシシ

書くの楽しいなーなんて思いながらもなかなかペースは上がらないです笑

時間を取れたらまたちょっとずつ長編の方進めていきますね!





そして一気に気温が下がり寒くなりましたが体調は大丈夫でしょうか?

インフルエンザも流行り始めているようなので気をつけて下さい!



お読み頂きありがとうございました!


そしてフォロワー様700人を超えていました!とても嬉しいです!

皆さんに感謝です!!ほっこり


HONO