おはようございます!

今日はuolciさんから頂いたリクエストです
ありがとうございました!<(_ _)>







社会人パロ、小林由依side






今日は付き合って1年の記念日。



同棲しているけど、仕事を早く切りあげ理佐が働いている会社の前で待ち合わせだ。



「ハァ、早く来ないかな...」



大きなビルを見上げながら
手を息で温め約束した時間になるのを待った。



ピコンッ



少し経つと1件のメッセージを受信した。



゛由依ごめん!トラブルが起きて帰れなくなった...
今度絶対埋め合わせする
本当にごめんね。゛



「嘘でしょ...」




゛楽しみにしてたのに、理佐ひどいよ゛




分かってる。

理佐は私と違って、新プロジェクトのメンバーに選ばれるくらい優秀で

今日だって早く帰ろうと頑張っていたはずだし
トラブルが起きたら大変なことくらい同じ社会人の私なら分かる...。





でも、それでも今日だけは
一緒に楽しい時間を過ごしたかったよ…




冷たい風が吹く中、一度送ろうとした内容を消去して違うメッセージを送った。



゛大丈夫だよ!お仕事頑張ってね。今度美味しいお店連れてってよ〜笑゛





メッセージのテンションと 現実のテンションが余りに真逆過ぎて
メッセージを送ったあとふと 可笑しくなった。




「ふぅ、こうなったらお酒だー!」




私はコンビニに入って、缶ビールに一升瓶そして小さなお弁当を買い物かごに詰め込んだ






ガチャ



「ただいま」



電気をつけて手を洗ったあと
早速お酒を手に取った私は、缶ビールをあけて グビグビ と喉に流し込んだ


















「...もう、理佐ってば本当にひどい
今日は一緒にお祝いって言ったくせに...」



元々強くないお酒に呑まれるのにそう時間は掛からなかった。


私はテレビを理佐に見立てて、文句を言いながら潰れるまでペースを上げ続けた。











渡邉理佐side


時刻は0時を周り、大事な日を由依とお祝いする事は叶わなかった。

しかし できる限り早く会いたい私は急いで部屋に向かっていたのだ。





ガチャッ!




「由依ただいま、本当にごめ...ッ お酒臭っ!」




思わず鼻をつまんでしまうほど部屋がお酒の匂いでいっぱいだ



でも原因はすぐに分かった、見たことも無い瓶がキッチンの近くで割れていたのだ。




「日本酒...?というか由依は?」




ガラスをある程度片付け

リビングにあるソファを覗くと、顔を真っ赤にして少し苦しそうに寝ている由依を見つけた。




「おーい、由依大丈夫?」



声をかけながらトントンと優しく肩を叩いても由依からは返事すら返ってこない。



私のせいだ


傷つけてしまったに決まってる…




「ごめんね   由依 」



優しく頭を撫でるとまるで猫のように私の手に擦りついてくる


その姿があまりに愛おしかった。



寝てる由依を見てこんなにドキドキしたのは初めて

なんせ由依が酔っ払っているところなんて見たことがなかったから。




「本当に起きないのかな…」



つんつんと真っ赤なほっぺたを人差し指で押したって由依は微動だにしなかった


声をかけながら 優しく由依を持ち上げた私は寝室へ向かう。



「楽しみにしてくれてたのに ごめんね、由依…」















...

オマケ


「ちょっと理佐!起きてよ!」



「んー、由依ぃ昨日はごめんね...」



「それよりもこの身体中にあるキスマークはなに?」



「うーん...なんだろ?」



「今日も仕事なのに理佐のバカ!」



バチーン!!!



「イッタ…由依怒んないでよ、だって あんなに求めてき」



「変態ッ!」



「でも由依顔真っ赤、もうお酒のせいじゃないよね?」



「ニヤニヤしないでよ、もうほんと…理佐のバカッ!


END




それでは また1週間後の投稿で!
(もしかしたら火曜日に投稿できるかもしれません)

皆さん良い一日を!ウインク

HONO