効果のあるチラシを作らないと意味が無い | アイループ パソコン修理日記

アイループ パソコン修理日記

大阪市阿倍野区のパソコンショップ「アイループ」における修理記録をつづります。

僕はパソコン屋であって、コピーライターでもなければ、デザイナーでもなければ、販促コンサルタントでもありません。しかし、依頼を受けたからにはどうにかせねば。

いま、ある商品を宣伝するためのチラシを作ってるのですが、チラシを作るってのはモノスゴク大変なんですね。チラシって基本的に、ほとんど見てもらえずゴミになります。世の多くのホームページと同じです。

見た目が良いとか、内容がシッカリ書かれているとか、そんな「読んでもらえる前提で」作るのはNG。A4サイズで表と裏、そこにお客さんのハートを串刺しにする強烈なインパクトを埋め込めないと、僕は「単なるパソコン屋」で終わってしまいます。

原稿は…ありません。クライアントは、作ってくれと言えば作ってくれるものと思っていますが、それは違います。商品についての説明はもちろんのこと、補足資料としての写真素材、クライアントがその商品に抱く熱い思い、実際にお客がその商品を使ってどう喜ぶかの具体的な状況、そういうのが全く無い状態でチラシを作るのは不可能です。

で、商品の情報をまとめながら、チラシ作成の基本を勉強しながら、また商品の情報をまとめてってのを繰り返してます。チラシ1枚作るのは、こんなに難しいものなんですね…。

この情報化社会です。単に大量の情報を載せただけのものは誰にも読まれず、凝りに凝ったデザインで美しく格好良く作ったものでも誰の心も動かせず、誇張表現やウソで客を釣ろうとする意図がわかるものは誰にも信用されません。じゃあどうすればいいのでしょうか。

ターゲットを絞り、情報を絞り、絵や写真よりも文字を多くとった上で、その商品の最も素晴らしい点を具体的に語り、お客がその商品を使えばどんなシチュエーションでどれくらい役に立つか、それと一緒に改善すべき点(マイナス面)がまだあることにも触れ、最後にその商品の開発者がどれほど愛情をかけて開発してきたかがお客に伝えられるようなものにしないといけません。それを1枚の紙に落とし込むのが、この手の仕事のプロなんだと思うのです。

僕の実績といえば、同業者さんとの差別化を図るためのホームページや名刺が例です。ウソや誇張をせずストレートにハートを表現したホームページ、100枚の名刺の中でも埋もれない名刺、これらと同じように「誰かの心を掴む」ようなオリジナリティが必要です。

最初に述べたとおり、僕はこの分野のプロではありません。ただ、どこまでできるかは、やってみたいのです。