くりはま花の国ヒストリックカーデイ9th | ぼくはグラスのふちをまわる

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昭和40年代の思い出や、酒場についてゆる~く語ります。

 

 

追突事故で破損したリア部の板金修理中のブルーバードですが、4月20日(土)にくりはま花の国で開催されるヒストリックカーのイベントに参加するため前夜板金工場から引き取って来ました。

営業時間が終わって真っ暗な板金工場の敷地から自分の車とはいえエンジンかけて持ち出すのは、車両盗難が多い今は近隣から110番通報されるのではとかなり緊張感がありました(笑)

 

真っ暗な板金工場の敷地から帰ってきて、翌朝確認すると研磨したパテの粉で真っ白で早朝から洗車するはめになりました。

会場に着いて指定の停車位置に駐めると右隣は本物のケンメリGTRとハコスカのGTRでした。

これは隣に高級一戸建てが二棟建っているようなものですね(笑)

 

今回はちょっと規模が小さくて50台ほどの展示でしたが、レアな旧車が並んでいます。

 

私の410鍵テールルックの1600SSSもかなりレアなんですが、もう霞んじゃってます。

 

このジャグワEタイプですが、いつも行っている地元の老舗お弁当屋さんの車です。

なんともう50年も乗っているんだそうです。

 

この歴史を感じる皮のシートが素敵過ぎる!

 

これも知人のセドリックですが鍍金バンパーが新車みたいに綺麗です。

 

このテールかっこいい!

5ナンバーなのに押し出しが強くて凄く大きく見えるのはデザインの妙ですね。

セドリックは昔の政治家とか大会社の社長、重役の車ですよね。

 

そんな数多あるレアな旧車の中でも異彩を放っているのがこれ

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神奈川県警で実際に使用されていた高速パトロールカーのポルシェ912です。

通常なら廃棄処分されるところを時間と情熱をかけてレストアだけでなくナンバー登録まで個人で行ったオーナー凄すぎます。

このポルシェパトカーは男女問わずチビッコからお年寄りまで大人気でした。

 

でも私が個人的に痺れたのがこれ

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このオリジナルの塗装です!

艶はありながら全体に細かくヒビが走っているんですよ。

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この歴史の証人のような細かなヒビが実に美しいのです。

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まるで茶道の志野焼茶碗の貫入のごとき自然が作った芸術作品です。

中島誠之助さんに鑑定してもらったら、絶対に「良い仕事してますね~」と言います(笑)

ポルシェのボディに入る貫入の景色を育てるとは実に日本的な侘び寂び禅宗の枯山水の体現かもしれません。

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齢70年越の車が現役でナンバー付けて自走してイベントに参加するとかもう奇跡ですよ。

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走らせるだけでも大変なのに、各車のオーナーさんはみんな超明るくてポジティブ!

しかも皆さん車と同年代なんだから凄い(笑)

私なんてまだまだ変態度が足下にも及びません。

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今の車はカバーに覆われてエンジン見えませんけど、エンジンも美しいですよね。

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私のブルーバードは、車自体よりトランクに設置作業中の電動コンプレッサー式クーラーと改造デジカメの方が人気ありました(笑)

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それと何が気に入ったのか、水も無いのに飛来したアメンボがずっとトランクに留まってました(笑)