ヤなんですよね。こういうの読まないといけないの。

 

安部さんが亡くなったら、何かの重しが外れたんだろうか?

タガが外れたというか。

それとも重しが取れたのは、報道のほう?

事件自体がなかったのか、報道されなかっただけなのか?

しかし、身近では異常に火災が増えていたり。

文化の違いを思ってたけど、

日本はいい刃物が生産できるという道具とか技術の差?

いい刃物がいくらでもあればこぞ、木材を好きなように加工できる。

のこぎりものみももかんなもないと、建築もできないし。

そのいい刃物がないときは、棒で叩くとか火をつけるとかするかな?

 

どこでも包丁くらいは使われてると思ってたけど、違う場合もあるのか?

日本が世界に冠たる刃物生産国であるのは確か。

ドイツのゾーリンゲンも有名だし、使ってみたけど、切れ味はともかく

なんか薄くて心許ない。

 

「よく死者が出なかったな」高級温泉旅館で基準値3700倍の細菌…杜撰な衛生管理にネットドン引き

2月24日、福岡県筑紫野市の老舗高級温泉旅館「大丸別荘」が、年に2回しか浴場の湯の入れ替えを行っていたかったことが明らかになった。さらに、塩素の注入も怠っており、基準値の最大3700倍ものレジオネラ属菌が検出されていたことも報じられた。 「朝日新聞」によると、福岡県の条例では連日使用型の循環浴槽は、「完全換水」と呼ばれるすべての湯を取り替える作業を週1回以上行い、塩素濃度を1リットルあたり0.4ミリグラム以上にする必要があるという。 「しかし大丸別荘では、この完全換水を年2回の休館日にしか実施していなかったということです。また、塩素注入も怠っており、十分な濃度が保たれていませんでした。 22年の保健所の検査で浴槽から基準値の最大3700倍のレジオネラ属菌が検出されていたそうです」(全国紙記者) 大丸別荘ではこうした状態が少なくとも19年から続いていたとみられ、旅館は湯の管理について県に虚偽の報告をしていたとも報じられている。 レジオネラ属菌とは、厚生労働省ホームページによると河川や湖水、温泉や土壌などに生息している細菌のこと。感染するとレジオネラ症を引き起こし、《適切な治療がなされなかった場合には急速に症状が進行することがあり、命にかかわることもあります》と記されている。 さらに、レジオネラ属菌は細かい霧やしぶきの吸入などによって感染し、温泉浴槽内で水を吸引・誤嚥したことによる感染事例も報告されているという。 温泉で誤って湯が口に入ってしまったり、気づかぬうちに飲み込んでしまうこともありえないことではない。高級旅館での恐るべき実態に、SNS上は阿鼻叫喚の声が上がっている。 《少なくとも2019年から不潔状態だったらしいから、約3年もの間でよくレジオネラで死者を出さなかったなって》 《レジオネラ菌が通常の3700倍・・・クラスターが起きなくて本当に良かったな。エアロゾルで肺炎になる細菌で、普通の抗生物質が効かない奴だ》 《大浴場のお湯入れ替え週一回を実は年2回しかやってなくて日常的に塩素注入も怠ってたって老舗旅館気持ち悪すぎ レジオネラ基準値の3700倍検出に吐き気覚えた》 《お湯換えを年2回だけ??マジか!!お、恐ろしい…》 1865年創業で、昭和天皇も宿泊したことがあるという大丸別荘。伝統あるこの旅館で行われていた衛生管理はあまりにも杜撰だったーー。

 

性善説で成り立つ日本の防犯 暴力団幹部が語った「外開きの玄関ドア」はなぜ危ないのか

 

 警察や軍関係、暴力団組織などの内部事情に詳しい人物、通称・ブラックテリア氏が、関係者の証言から得た驚くべき真実を明かすシリーズ。今回は、住宅の防犯について。 【写真】暴力団幹部が「危ない」と指摘する外開きのドア

 * * *  全国各地で強盗事件が相次いでいる。「ルフィ」とされる指示役らが日本に強制送還され逮捕されても、収まる気配はない。狙われているのは、都市近郊の住宅地や地方の閑静な住宅街にある一軒家が多いようだ。 「日本はもともとカギをかける文化がなかった。玄関にカギはかけても、夏の夜は網戸をつけて、窓は開けっぱなし。昔はご近所づきあいがあり、ほとんどの家がカギをかけていなかった。出かける時もカギをかけず、ちょっと出かけてきますからとご近所に声をかければすんだ。ご近所の目が防犯だったのに、そういう付き合いも希薄になった」と語るのは、若い衆の中にはタタキ(強盗)で捕まった過去を持つ者もいるという、ある暴力団組織の幹部だ。 「日本人は他の国と違って何事にも性善説だ。だから宅配便が来たら、疑わずに、いとも簡単にドアを開けてしまう人が多い。防犯意識の根本が他の国と違う。自動販売機がいい例だ。はじめから盗る人はいないだろうという考えのもとに、ああいう物が作られ、日本国中どこにでも置かれている。日本人は黙ってお金を入れて、出てきた物だけを持っていくとね。海外ならまず、作ったら壊される。道端に置いたら取られる、盗まれると考える」(暴力団幹部)  自販機については、暴力団の元組長もこんな話をしていた。「ひと昔前。中国人もロシア人もガーナ人もバングラディシュ人も、来日して初めて自販機が外に置かれているのを見た時、オレに『ああやって置いていて大丈夫なのか。日本人は誰も持っていかないのか』と訝しんだ。中国人からやってきた犯罪グループの一人は、『日本は道端に貯金箱を置いている』と驚いていた。彼らにとっては、盗ってくれと言わんばかりに見えたようだ」と苦笑いしていた。  日本人なら、泥棒は自販機の中にある金を盗むのだろうと思いやすいが、そうではないと元組長はいう。「中から金を盗れなければ、盗む物は何でもいい。中に入っている飲み物でもいい。あの当時、外国から来日していたやんちゃなヤツにとって、何かを盗めればよかったんだ。それもできなければ、自販機ごと運ぶだけだ」という。

 

「日本人はもともと防犯意識が甘い」と前出した暴力団幹部は言葉に力を込める。「押し込みみたいなものはないだろうというのが前提の文化。だから高齢者ほど、カギをかけたらそれで安心。塀を高くしたからそれで安全と思い込む。だが海外に比べて日本の家は、泥棒に入られやすい。地震は想定しても、泥棒を想定して家を作っていない。窓のそばに雨どいがあるのがいい例だ。泥棒に入ってくれと言わんばかりの構造だろう」 泥棒が窓から侵入する際、雨どいを足場にする可能性は高いという。これが暴力団組員であれば、他からの襲撃や警察の家宅捜索、ガサ入れから逃げる時の足場になるらしい。

玄関ドアは「内開き」か「外開き」か

「もっとわかりやすいのが玄関のドアだ。日本の家のドアは”外開き”が多い。だが海外は圧倒的に”内開き”だ」と話す。日本は玄関で靴を脱ぐという習慣があるため、家のドアは外開きが多いといわれている。昔ながらの家なら横開きの引き戸だ。しかし防犯上、外開きは危険だと幹部は言う。 「強盗でもなんでも、無理やりドアから入ってこようとしたら、ドアの内側に逃げられるし、全体重をかけてドアを押し戻し、閉めることもできる。家具を何か置いて侵入を防げるし、いざとなれば中に籠城することもできる。だが日本にはそういう発想がない。外側に開けば、チェーンをかけていても、ドアチェーン用カッターで切られれば、それで終わり。ドアノブを掴んだだけでは引っ張られる力に抗えない。海外から来たヤツらは最初、外開きのドアを見てびっくりする」(暴力団幹部)  なぜこんな話を暴力団幹部らに聞いたかといえば、実は彼らは防犯意識が高いのだ。タタキに入るような者がいるからではない。問題が起これば対抗勢力からの襲撃に備え、抗争が起きれば24時間体制を組み、警戒を怠らない。警察の急なガサ入れにも常に準備しておかなければならないからだ。 「事務所のドアが外開きだと、警察が来た時、簡単にチェーンを切って中に入られてしまう。逃走するわずかな時間すら確保できない。抗争相手が押し入ってきても、それを阻止することもできない」という幹部は、「ホテルのドアは火災の時、避難する人の邪魔にならないよう内開きになっているというが、誰が宿泊するか、出入りするかわからないのがホテルだ。防犯対策もあるだろう」 「ただし」と幹部は付け加えた。

「内開きのドアは、ドアを開けようとした時、後ろに立たれたら逃げられない。

内開きにしろ、外開きにしろ、ドアを開ける時はきちんと確認することが必要だ。

カギをかけていてもやられる時はやられるが、一番の防犯はやはり人の目。

これに勝るものはない」(暴力団幹部)。

 

>ドアは外開きでも内開きでもリスクは同じ! 

 開いた隙間に物を挟まれたら閉まらないからね。  逆に地震などの災害が発生した場合、玄関内で何かが倒れてきてしまい、内開きのドアだと開けられなくなり、救助が遅れるリスクが発生します。  

地震の話を余り聞かない?発生しない?アメリカやヨーロッパなら内開きでも良いのかもしれないけどね。

 

>もっともらしい話ではあるし、”日本は甘い“的な言葉に反応してしまう日本人も多いから、納得する人も多いかもしれません。  

けれども、内開きなら、外から蹴飛ばしたり体当たりをすれば、鍵がかかっていても壊せます。内開きではそうはゆきません。

 「チェーンは切られたらおしまい」といいますが、最近はチェーンではなく、金属の棒であるドアガードが一般的です。こんなもの壊そうとしたら、相当の道具が要るし、通常の道具ではすぐには破壊できません。その間に助けを呼ぶことができます。それにそもそも、最近は簡単にはドアを開けない人も多い。  そして何より、日本では地震時の脱出路の確保も考えなければなりません。激しい揺れに襲われれば、建物は歪み、ドアが開かなくなる。こういう場合でも外開きなら、体当たりで開くことが出来ます。内開きなら、そんなことは出来ません。  

この記事の結論には賛成できない。

 

>新聞配達の人から聞いたけど、以前は早朝に自販機荒らしをよく見かけたけど、ここ10年くらいはないらしい。防犯システムも備わってるし、日本人は金額とリスクを天秤にかけて積極的に狙わないだけでしょう。これから外国人犯罪が増えればどうなることやら。それにしても最近は手口が荒ぽっくなっている。今の時期は引っ越しシーズンだし、4月から新生活を始める若い人も多い。

一人暮らし始めるひとは、まずは防犯対策だね。

 

>防犯の話しとはかけ離れてしまうが、トイレや浴室などは外開きにした方が良いと大工に教えられた それはもし中で人が倒れた場合、倒れた体が邪魔で開けず救助できなくなるかららしい なので我が家は私がそろそろいい歳なので、トイレのドアは全て外開きに付け替えてもらった

 

>確かに子供の頃は周囲の大人達がいい人ばかりで、自分に酷い事をするような人はいないと思い込んでいたが、大人になってから上京して詐欺に遭い、帰郷して職場で嫌がらせを受け、自営業を始めたら会社を乗っ取られ、性善説が性悪説に変わり「人を見たら泥棒と思え」という諺を肝に銘じるようになった。 自販機は日本人からしたら逆に何故危ないのか?という感覚。 近所に最近出来た無人の24h肉販売店は店員がおらず、商品だけ簡単に持って逃げることもでき、さすがにあれには驚いたが、経営者は「万引されても人件費よりは安く済む」という計算だろう。 最近の日本では日常的に特殊詐欺や変なメール、勧誘電話等が多過ぎ、かつては絶対的な信頼をしていた郵便局・かんぽ保険や、銀行でも詐欺をやる時代なので、全く人を信用出来なくなった。

 

毒性の強い「タリウム」 成人の致死量はわずか1グラム 少量でも死に至る”劇物”の入手ルートは?

 京都市で大学生・濱野日菜子さん(当時21)が殺害された事件で、逮捕された宮本一希容疑者(37)は、毒性の強い「タリウム」を濱野さんに飲ませた疑いが持たれています。 ■【動画】毒性の強い「タリウム」 成人の致死量はわずか1グラム 少量でも死に至る”劇物”の入手ルートは?  

毒性学を研究する大阪大学の東阪准教授は、「タリウム」について、法律では「劇物」に指定されていて、非常に毒性が強く、少量でも死に至ることもあると話します。

毒性学を研究する大阪大学東阪和馬准教授

【毒性学を研究する大阪大学 東阪和馬准教授】 「成人ですと、1グラムくらいで致死性を示すと言われている。(接種後の)急性中毒症状としては胃が痛くなったりとか、神経痛が出てきたり」  また、タリウムは無味無臭で水に溶けやすい特徴があり混入しても気付かないのではないかと指摘します。

2015年には名古屋大学の学生が逮捕

【毒性学を研究する大阪大学 東阪和馬准教授】 「例えば、塩だとひとつまみくらいとると1グラムと言われていますし。匂いはないですし、色もないと言われているので、(飲料に入れられると)なかなか気づきにくい」  タリウムが使われる事件は過去にも起きています。2015年、名古屋大学の学生が、同級生2人に硫酸タリウムを飲ませたとして逮捕され、その際タリウムを薬局で購入していたことが注目されました。

「一般の方が薬局とかで購入することは難しい」

 以前はねずみなどを駆除する殺そ剤や農薬などにも使われていましたが、今では規制が厳しくなり、簡単に手に入れられるものではないということです。 【毒性学を研究する大阪大学 東阪和馬准教授】 「我々研究者とか、企業が研究・開発レベルで手に入れる。購入して扱うもので、一般の方が薬局とかドラッグストア、ホームセンターで購入することは難しい」。

専門家の所見などから、濱野さんの自宅で2人が飲食時にタリウム混入されたか

 宮本容疑者は「タリウム」をいったい、どこで入手したのでしょうか。入手経路や逮捕に至った経緯について、担当記者の報告です。 【関西テレビ 東和香奈記者】 警察によると、2人で飲食している時や、帰宅して自宅に入る時に、濱野さんの体調に異変がみられなかったことや、専門家の所見などから、濱野さんの自宅で2人が飲食している時間帯にタリウムが混入されたとみています。

最大の焦点である、タリウムの入手経路は不明

 自宅付近の防犯カメラなどから宮本容疑者以外の第三者の関与はなく、濱野さんに自殺する動機もないことから、警察は宮本容疑者しかタリウムを混入できる人物はいないとして逮捕に踏み切りました。  しかし最大の焦点である、タリウムの入手経路はまだわかっていません。警察は、宮本容疑者の自宅や親族の自宅を家宅捜索していて、どのようにタリウムを入手したのか入手経路を調べています。 

(関西テレビ「報道ランナー」3月6日放送)

 

>タリウムの入手方法は、公には発表してはいけない 模倣犯が、必ずと言って良い程、出て来ますからね

 

>詳細に報道するとまた真似する人が出ます 

マスコミは本当に内容を視聴率ではなく模倣犯を作らない努力をすべきでしょう

 

>大学やらの研究室で手に入るものが良くある。azideや濃硫酸やらその他毒劇物や劇物も。管理や教授の甘いと学生ならいくらでも。 所属違うけど学生同士仲が良いと他の分野の学生の侵入を許してたのはびびった。居室ならまだしも実験室にまでお話のために入ってたぞ。

 

〈特殊詐欺グループ逮捕〉暴力団関係者が語る、渡邉優樹・今村磨人両容疑者らを待ち受ける日本刑務所の“洗礼”とは? 「仲間に罪をなすりつけていたらいじめの対象になる」

 

集英社オンライン

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2月9日までにフィリピンから日本に強制送還、逮捕された渡邉優樹・今村磨人の両容疑者を含む4人の特殊詐欺グループメンバー。取り調べでの具体的な供述は明らかになっていないが、「臆することもなく落ち着いた様子だ」「示し合わせたように黙秘している」と、いくつかのメディアが報じられている。しかし、彼らが指示役であることを認めないと様々な“デメリット”があるのだとか。暴力団関係者が語る。

  【画像】渡邊渡辺容疑者らが収容されていたビクタン収容所の様子

罪をなすりつけ合う渡邉容疑者ら

「すごいね、あの人たちって」 彼らに直接会ったことがあるというフィリピン、マニラの警察官が、そう言って驚いていたと、ある暴力団関係者は明かした。 「何がすごいのか」と聞けば、「罪のなすりつけ合いがすごかった」というのだ。 「その警察官は少し日本語がわかるから、『ここからここまでは自分がかぶってやるが、ここからはお前がかぶれ』とか『××円払うから、こうしてくれ』といった会話を聞き取っていたようだ。日本から記者がやってくるようになると、罪のなすりつけあいがエスカレートしていたらしい」(暴力団関係者) 渡邉優樹容疑者と今村麿人容疑者の収容先だったフィリピンのビクタン収容所内で口裏合わせをする動画が2月11日に「サタデーステーション」(テレビ朝日系)で公開されたが、暴力団関係者は「その警察官が見た時は、こんなものではなかったらしい」と話す。 渡邉容疑者は動画の中で、終始、自分が指示役として報じられることを嫌がり、今村容疑者も「俺が指示役だって言うのはやめてよ」と話していた。その様子を見た暴力団関係者は「罪を押し付けあっても、刑期はあまり変わらないのにな」とあざ笑う。 指示役はこの男たちなのか、それとも黒幕がいるのか。 裏に暴力団組織がいるとも囁かれているが、「たとえどこかの組がケツ持ちをしていたとしても、(その組は表に)出てこないだろうな」と、ある暴力団幹部は話す。 暴力団組織が嫌うのは、この件で新たに逮捕される人物がいたとして、その中に現役組員が含まれていることだ。組織はどこも特殊詐欺を禁じ、見つければ処分して組長が使用者責任を問われることを避ける。渡邉容疑者らが組織と関係を持っていたのは20代の頃で、それ以降の関わりはまだ見えてきていない。

 

いじめは陰湿なものから暴力までさまざま

暴力団幹部は「黒幕にマニラ在住の日本人の名が挙がっている」と言うが、たとえ黒幕がいたとしても、渡邉疑者も今村容疑者も重い量刑となることは免れないだろう。 「詐欺だけでもすごい件数だが、強盗だけでも何十件という数だから有期刑なら刑期の最長は懲役30年。それに人殺しが加われば求刑は無期懲役だろう。もしそいつが指示役なら死刑が求刑される可能性もある」(暴力団幹部) 懲役刑ですんだとしても、自由を金で買えて、やりたい放題だったビクタン収容所での暮らしとは雲泥の差となる。 「ビクタン収容所はあんな汚い所だが、清潔な日本の留置所よりはるかに自由がある。 一方、日本の刑務所暮らしは単調な日々。他の囚人らと関わらなければならないし、出役(しゅつえき=工場での刑務作業を指すムショ用語)しなければならない。 食事でそばが出たとしてもすする音さえしない、食器同士がぶつかって音がしたら全員がそっちを振り向くほどの静けさだ。鼻をすすれば『失礼しました』、工場の清掃では動くたびに『前を失礼します』などと先輩囚人に言わなければならない。1人でも飛ばしたら、最初からやり直しだ」(暴力団幹部) 刑務所内では犯した罪によってヒエラルキーがあり、上から殺人、強盗、放火などとランク付けされる。性犯罪や詐欺はランクが低くて他の囚人からいじめられやすいと聞くが、暴力団幹部いわく、 「罪状に関係なく、ヤツらが堂々と自分が今回の連続強盗事件の指示役だと言ってムショに入ったなら、周りは誰も何も言わない。 だが、罪をなすりつけあっている様子がテレビに流れれば、見下げ果てたヤツと認識され、いじめの対象になりやすい。

特に組織や仲間をうたわない(売らない)という鉄則がある暴力団組員の囚人からの目は厳しくなる」 いじめは陰湿なものから、暴力的なものまで多種多様だそうだ。 

「刑務所では毎月、預けてある留置金で日用品や書籍を自費で購入できるが、他の囚人たちから日用品や本をたかられるし、取り上げられることもある。 暴力的ないじめになると、みんなで耳を引っ張るなどはかわいいもので、殴られることも少なくない。殴られるのはアザが残らない腹だし、刑務官も長くいる囚人をひいきにするから、多少のことには目をつぶる。 出役した工場が溶接工場であれば、服で隠れる箇所に真っ赤に熱した溶接棒を押しつけられることもある。やる方も懲罰覚悟だが、生意気なヤツは運動、出役などで廊下に整列した途端に襲いかかられることもある」(暴力団幹部)

 

今村容疑者は“黒鳩を飛ばされる”…?

今村容疑者と少年刑務所で一緒だったことがあるという暴力団組員は、当時の今村容疑者についてこう語る。 「今村のことはみんな“今ちゃん”と呼んでいた。たぶん25~26歳ぐらいだったと思う。キャラが面白いこともあって、いじりやすかった記憶がある。確か刑期は2年ぐらいで、自分の罪名は言わなかった。他の囚人らと刑期から推測して、窃盗か取り子、オレオレ(詐欺)かと噂していた。詐欺で捕まればかなりいじられ、からかわれる。今村はすっげえいじられていたし、罪名を言わないからバカにされていた」 刑務所内では性犯罪と詐欺は他の犯罪と分けて見られ、特に強姦犯は名前で呼ばれることなく、二言目には“ツッコミ”(ムショ用語で強姦犯のこと)と呼ばれ、笑われてしまう。 この暴力団組員も、前出の暴力団幹部同様、今村容疑者の今後について「自分が全部認めてムショに入れば見方も変わるが、他の容疑者に罪をなすりつけるようだと舎房での扱いも悪くなる。そうなれば“黒鳩”を飛ばされることになる」と話す。 “鳩を飛ばす”とは伝書鳩に由来し、伝言を飛ばすことだ。 工場での作業中は基本的に会話が禁じられているが、囚人どうしでこっそり伝言を広めて、いじめのターゲットを定める。これを“黒鳩を飛ばす”という。 一方で、面倒を見るように伝言することを“白鳩を飛ばす”というそうだ。 暴力団組員によると「白か黒か、どちらが飛ばされるかはそいつの人間性しだい」とのこと。

指示役と認めることでメリットも

渡邉容疑者ら4人はスマホ13台とタブレット端末2台、強盗事件で逮捕された実行犯らの携帯も所持していたが、「今、ヤツらは押収されたスマホの情報がどれくらい“めくれる”(犯行が発覚する)か、冷や冷やしているだろう」(暴力団幹部)という。 もし一連の連続強盗事件の指示役だと自ら認めれば、あくまで刑務所内では今村容疑者らにとってメリットも大きいと前出の暴力団幹部は話す。 「待遇や周りの見る目はほとんど変わらないが、虐げられることはないだろう。むしろ有名人だから、自分が外に出たときは金銭面などで利用できるんじゃないかと、かわいがるヤツがいるかもしれない」 事件の実態が明らかとなり、裁判で刑が確定し収監された時、今村容疑者らは他の囚人らの前で堂々と自らの罪名を語るのだろうか。

 取材・文/島田拓 集英社オンライン編集部ニュース班

 

在日外国人を中心に急増する「闇バイト」。偽の在留カードを大量生産して使う先は

日刊SPA!

 

普通に生活していた若者を瞬時に凶悪犯罪に加担させてしまう「闇バイト」。警察は実態解明に全力を挙げているが、その根はまだまだ深い。日本人だけでなく外国人も加担する衝撃の犯罪事情とは!? ⇒【写真】闇バイトに注目が集まるきっかけとなった「ルフィ事件」の実行犯

在留カードを偽造した中国籍の男が逮捕

日本中を震撼させた「ルフィ」らによる広域連続強盗事件を機に、「闇バイト」に注目が集まっている。 しかし、もうひとつ水面下で急増している闇バイトがある。在日外国人を中心に行われているそれだ。 警視庁は2月、在日外国人の身分証「在留カード」を偽造したとして、中国籍の40代の男を入管難民法違反の疑いで逮捕した。男は仲間とパソコンを使用してカードを大量に偽造していたが、その実態は、中国に拠点を置く偽造グループから依頼を受けた日当7000円ほどの闇バイトだったのだ。

闇バイトが偽の在留カードを大量生産

この偽造グループは、昨年9月に千葉県内で同様の容疑で逮捕された中国人と日本人の男女6人にも指示を出していたとみられ、国内で闇バイトとして集めた実行犯を大規模に動員している可能性が指摘されている。 「在留カードは、台紙と一般的なプリンター、それにフィルム加工するラミネーターさえあれば、技術がなくても精巧に偽造できてしまう。闇バイトに大量生産させているケースが目立つのです」

偽在留カードで携帯電話を不正契約

こう話すのは、在留カードの偽造事件を取材したフリーライターの奥窪優木氏。しかも、こうして作られた偽在留カードは、また別の闇バイトで使用されるという。 「代表的なのは携帯電話の不正契約。キャンペーンを利用し、他人名義で詐取したスマホを転売する行為が横行しています。集めた闇バイトに、帰国者などから買い取った銀行口座と、同名義の偽在留カードを持たせて契約に行かせる。 本来なら、店側は入国管理局の確認アプリでチェックすればすぐ偽造とわかるのですが、実際は店員がグルだったり、契約数を稼ぎたい代理店が黙認しているのです」

不正契約したSIMカードすらも別の犯罪に悪用

また、スマホ契約によって付与されるSIMカードも別の犯罪に悪用される。 「中国人やベトナム人による国際ロマンス詐欺が横行していますが、彼らにとって『漁場』となるのが会員制出会い系サイト。闇バイトは打ち子として動員されますが、会員登録やカモと連絡を取るためのLINEアカウント作成に電話番号が必要となる。SIMカードはそうした業者に売却されます」(奥窪氏) いわば外国人闇バイトのスタート地点が偽造された在留カードなのだ。

 取材・文・撮影/SPA ! 闇バイト取材班 図版/佐藤遥子 写真/時事通信社 Shutterstock 

※3月7日発売の週刊SPA!特集「在日外国人[闇バイト]の実態」より

 ―[在日外国人[闇バイト]の実態]―

 

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在日不良ベトナム人「ボドイ」が起こすトラブルの数々。安くて便利な日本社会を維持するために外国人を「現代の奴隷制」のなかで輸入しないと成り立たない理由

昨年の法務省の在留外国人統計によると、在日ベトナム人は約47万人。これは在日中国人に次いで2番目に多い。この在日ベトナム人による犯罪が、近年多発しているという。 【画像】北関東一帯で、「ボドイ」と呼ばれる不良ベトナム人

ベトナム人技能実習生たちの逃亡後

群馬・栃木・茨城といった北関東一帯で、「ボドイ」と呼ばれる不良ベトナム人たちが近年、独自のコミュニティーを築きながらさまざまな犯罪行為に手を染めている。「ボドイ」はベトナム語で「兵士」を意味し、その多くは実習先を逃亡して在留資格を失った元技能実習生だ。 こうした知られざるボドイ・コミュニティーを粘り強く取材し、2023年2月に『北関東『移民』アンダーグラウンド ベトナム人不法滞在者たちの青春と犯罪』(文藝春秋)を発表したルポライターの安田峰俊氏に、話を聞いた。本書はベトナム人技能実習生たちが逃亡後にどう道を踏み外していくかを緻密に描いている。

インディカ米の炊飯臭や「金麦」の空き缶

長年、中国関係のルポライターとして活躍している安田氏がベトナムに興味を抱き始めたきっかけは、10年近く前まで遡る。 「習近平時代に入ってしばらく経つと、中国社会の言論統制が明らかに強まり、現地を取材するリスクが高まってきたと感じました。2014年頃から経済界では『チャイナ・プラスワン』が叫ばれ、私も中国の周辺国に目を向けるようになりました。 そのなかで特に関心を抱いたのが、かつては儒教の影響の強い漢字文化圏で、近代においても中国と同じ社会主義国家であるベトナムだったのです」(安田氏、以下同) 日本では2017年頃から技能実習生の雇用環境の劣悪さや逃亡事件が注目されるようになったが、この問題の中心にいたのが、ベトナム人たちだった。 「中国人実習生の逃亡も多少はありますが、中国社会の成熟に伴い、彼らはもはや1990年代~2000年代のようなアウトローな行為をしなくなっていた。一方、ベトナム人実習生の逃亡者はさまざまな犯罪行為を繰り返しており、明らかに異質な存在として興味を引いたのです」 安田氏は2021年、技能実習生の問題を取材し『「低度」外国人材 移民焼き畑国家、日本』(KADOKAWA)としてルポした。 「そして今回の本は『「低度」外国人材』に連なる正統な続編という位置付けです。表紙から”アングラ本”みたいに見えますが、中身はまともなノンフィクション。不良ベトナム人にフォーカスしている点で、密度の濃い一冊になりました」 ボドイたちは通常、5~10人ほどの複数名で集団生活を営んでいる。住居は一見すると普通の一軒家やアパートだが、よく見ると日本人のものとは明らかに異なる特徴がある。インディカ米の炊飯臭や豚骨、豚皮を加工調理した匂いが漂い、周囲にはベトナム式水タバコの竹筒や第三のビール「金麦」の空き缶などがある。衛生的とは言い難く、ゴキブリの幼虫が多数発生していることもある。 安田氏はこうした「ボドイ・ハウス」にベトナム人通訳のチー君とともにおよそ20回にわたって直撃取材を繰り返し、彼らの胸の内に迫った。 ボドイたちにとって不法就労や無免許運転は当たり前で、違法な車両売買、賭博、拉致、家畜や果実の窃盗、薬物乱用、売春などのほか、時にはひき逃げ死亡事故や殺人事件すら起こす。 常磐線の線路内に自動車で突っ込んで衝突事故を起こしたり、ウーバーイーツ配達員をしていた男性が高速道路に自転車で侵入したりするなど、日本人の想像を上回る悪行の数々には、ただただ驚かされる。

 

日本はヤンキーを“輸入”している

だが、その実態は凶悪な犯罪者というより、「何も考えていない人々」だという。 「彼らの行動原理は、90年代の日本の地方に多くいた“昔ながらのリアルなヤンキー”と非常に近似性があります。近年はマイルドヤンキーやギャルがメディアで過度に美化されて語られることが多いため、『根は真っ直ぐ、情に厚い』などのイメージを持つ人もいるでしょう。 でも、往年のリアルなヤンキーの多くは決してそうではなく、ただの『遵法意識が高くない』『後先を考えず行動する人』も多くいました。私自身もやられた経験がありますが、ゲーセンで気弱な中学生から500円をカツアゲして警察に通報されるような『ダメ感』たっぷりのしょぼい行動こそ、リアルなヤンキーの姿だったはずです」 一方、かつての日本のヤンキーやその予備軍には、建設作業や工場など一次産業の現場の重要な働き手を担う人も多かった。だが、少子高齢化の進展に加えて、学校現場で不良が生まれないようしつこく指導がおこなわれた。 結果、日本のブルーカラーの世界から多くの若いヤンキーの姿も消えることになった。すると今度は、ほぼ同じ属性の人々を外国から“輸入”することになったのが、令和ニッポンの現状というわけだ。 では人権保護や犯罪抑止のために技能実習制度をやめてしまえばいいのかというと、そう簡単にはいかない。 「先進国のなかで日本だけが賃金が伸びず、社会全体の貧困化が進んでいます。他の先進国に比べると日本の物価水準はかなり低く、ファミレスやコンビニでは、あり得ないような価格で非常に高い水準の商品やサービスが提供されています。これは技能実習制度によって人件費が抑制されている影響も大きいはずです」

技能実習生なしでは、地方の産業構造を維持できない

もはや「現代の奴隷制」が続かざるを得ないのが現状だという。 「山間部や離島では、農林業や漁業、畜産業の働き手となる日本の若者はほとんどいません。地方の産業が衰退し、空洞化しつつあるのを辛うじて食い止めているのが、技能実習生たちです。 技能実習生は居住や職業選択の自由が事実上ほとんど認められておらず、これは明確に人権侵害なのですが、この『人権侵害』によって日本の地方の産業が守られ、私たち日本人が安くて便利な暮らしを享受できている面は間違いなくある」 技能実習生なしでは、地方の産業構造を維持できないのだ。 「そうした現実と『人権侵害』の解決を天秤にかけた時、それでも外国人の人権を守れと言える日本人は、決して多くないはずです。牛丼やハンバーガーが20円、30円値上がりするだけで大騒ぎになるんですから、外国人の人権を守るための値上げを、納得して受け入れられる日本人はあまりいないでしょう」 田植えや稲刈り、野菜や果実の収穫、カツオ漁、イカ釣り漁、鉄筋組み立て、鳶職、左官、食品工場、繊維工場、金属プレス、ビルクリーニング、高齢者介護……。今や日本の一次産業やサービス業の現場は、「外国人技能実習生」抜きには回らなくなっている。 「誤解を恐れずに言えば、技能実習制度の構造は、第二次大戦当時の『慰安婦制度』とやや近しい部分もあります。たとえば、日本政府や日本軍が“直接的に”慰安婦を集めたり強制連行したりは、おそらくしていない。実際は人集めを請け負った民間業者が、なかばウソの好条件を餌に人を集めて、ブラックな職場に送っていた。ゆえに一部の民間業者の問題について、政府に責任はない、というズルいロジックを主張する余地が一定程度残されています。

 

同様に、技能実習制度についても制度設計を行なったのは国なのですが、さまざまな問題を引き起こしているのは民間の業者であり、政府がそれを積極的に推進してきたわけではありません。……まあ、事実上の『黙認』はしていたかもしれませんが」 技能実習制度の建前は「国際貢献」だが、政府の本音としては「安い労働力が欲しい」。本音と建前の矛盾のなかで、一種の鬼子(おにご)として生まれたのが逃亡技能実習生、すなわちボドイである。制度の歪みによって生まれた不穏な人々は、見えないところで増殖を続けている。 取材・文/西谷格