大好きなマメ科の野草

皆さんこんにちはキラキラ

夏の暑さも和らいできて、

時折秋の匂いを感じる今日この頃・・・

 

いかがお過ごしでしょうか?

 

秋の足音が聞こえるものの、

雨が降った次の日などは、

野草がシャンシャンしていて、

生命力を強く感じますよねおねがいラブラブ

 

早速ですが、今回のブログでおすすめしたいのは

「マメ科」の野草です!

 

このマメ科は種類数も多く、

キク科、イネ科についで

属している種類が多いとされています!

 

そしてですね、

海外の研究などを見ていると、

民間療法で使われる機会が

とっても多いということがわかりますびっくりびっくりマーク

 

種類数も多いので、

比較的簡単に出会えるマメ科の野草ですが、

この子たちが秘めた魅力や可能性を

お届けできればと思いますおねがい
 

<マメ科の野草について>

「マメ科の野草」と聞いて、

皆さんはどの子を思い浮かべますか??

 

たぶん多くの方が

「クローバー」(シロツメクサ)

思い浮かべられたかと思います!
 

 

他にもカラスノエンドウ・スズメノエンドウ・カスマグサなどなど、あげればキリがないくらいたくさんの種類の野草がこの科に属しています。
 

形状の特徴

葉がツル状や羽状複葉(小葉が葉軸の左右に羽状に並ぶ)になるものが多く、茎が巻き付くものと、巻きひげを発達させるものがあります鉛筆

夜になると葉柄や小葉の根元で折れ曲がり葉を閉じます電球(就眠運動)

根粒菌について

マメ科の植物には、根っこに「根粒菌」という微生物が共生している種類の子がたくさんいます。

 

植物にとって窒素は大事な栄養素となり、

普通、植物は土の中の窒素を利用しています。

 

しかし、根粒菌と共生しているマメ科の野草は、空気中の窒素も取り込んでいるんです。

 

根粒菌が野草に窒素を供給する代わりに、

マメ科の野草は根粒菌に炭水化物を供給します。

 

こうして、共生の関係ができているんですびっくりキラキラ

 

マメ科の野草は痩せている土地でも育ちやすいのですが、

この根粒菌の働きによるところが大きいと考えられていますニコニコ


 

しかもですね!

マメ科の野草は自分が枯れて土に還ることで、

土の中の窒素を増やしてくれるんです!


 

そうして痩せていた土地に栄養を与えていく。

この循環がとても素敵じゃないですか??


 

私がマメ科の野草のことが大好きな理由の一つですラブラブ
 

<マメ科の野草(植物)の薬効など>

【低木・樹木・野菜・野草】など様々なマメ科植物が存在しますが、これらは「薬用、食用、または混合用途」に使用されます電球

(左上:ハギ / 右上:ジャケツイバラ / 左下:ソラマメ / 右下:カラスノエンドウ)
 

成分と薬効

マメ科の植物は「フェノール酸、レクチン、イソフラボン、プレニル化フラボノイド、フラバノン、フラバノール、サポニン、グルコシド、カロテノイド、カルコン、アルカロイド、トリプシン阻害物質」などの成分を含むことが研究によって明らかになってきましたニコニコ鉛筆

「フラボノイド」はマメ科植物の最も主要な成分です。

※含まれる成分は種類によって異なります。


 

他には、種に応じてにはなりますが、

繊維ビタミン(A、C、Eなど)・有機成分(タンパク質、オリゴ糖、炭水化物、脂肪、シュウ酸塩、フィチン酸)・ミネラル成分(カルシウム、マグネシウム、カリウム、鉄、亜鉛)が含まれています星

 

調べたものになりますが、薬効をザーッと並べていきますと・・・

エストロゲン作用抗癌作用抗酸化作用、抗菌作用、抗真菌作用、抗炎症作用、鎮痛作用、抗腎炎作用、抗潰瘍作用、抗糖尿病作用、抗リウマチ作用、抗骨粗鬆症作用、細胞傷害作用、抗寄生虫作用、抗アテローム生成、下痢止め、下剤、鎮静、利尿、消化促進、不眠症予防、メラニン生成を抑制、アセチルコリンエステラーゼ酵素の阻害(認知機能低下の進行を抑制)などなど。

 

また、マメ科の植物は、多発性月経、貧血、潰瘍、過多月経(妊娠中)の治療に使用されているそうです鉛筆

 

研究方法など気になる方は、よかったらこちらもチェックしてみてくださいウインク

<<引用/参考文献>>

 

 


Medicinal Plants of the Family of Fabaceae used to Treat Various Ailments in Fabaceae: Classification, Nutrient Composition and Health Benefits
 

Fabaceae medicinal flora with therapeutic potential in Savanna areas in the Chapada do Araripe, Northeastern Brazil

 

マメ科の薬用利用(豆と生活)

 

<秋におすすめしたいマメ科の野草>

皆さんは「秋の七草」ってご存知ですか?

 

春の七草は結構メジャーなので、

知っている方も多いと思うのですが、

「秋の七草」となると、

知名度もグッと下がるんじゃないかなあ。。。

 

秋の七草は「ハギ・ススキ・クズ・ナデシコ・オミナエシ・フジバカマ・キキョウ」の7つの花(野草)です。

 

万葉集にある、山上憶良(やまのうえのおくら)が詠んだ和歌がもとになっていますニコニコ

(ヘクソカズラと同じように、万葉集に登場するんですウインク

 

それがこちら鉛筆
 

「秋の野に 咲きたる花を 指折り(およびをり) かき数ふれば 七種(ななくさ)の花」

「萩の花 尾花 葛花 撫子の花 女郎花 また藤袴 朝貌の花」

※”朝貌の花”はキキョウと解釈するのが定説です。

 

春の七草は七草粥にして食べて無病息災を祈るものに対して、秋の七草はその美しさを鑑賞して楽しむものとされていますが、実は貴重な薬効も持っているんですキラキラ


 

◆ハギ(ヤマハギ)の根:婦人病の目眩・のぼせ

◇ナデシコ/オミナエシ:消炎・利尿作用

◆フジバカマ:むくみ・皮膚のかゆみ

◇キキョウの根:去痰・鎮咳薬

◆ススキの根茎:利尿作用


 

秋の七草の中でもおすすめしたいのは「クズ」ですびっくりマークびっくりマーク
 

クズは「葛根」で有名で、くず粉や葛湯などもあって馴染みのある野草ですよねおねがい
 

<クズについて>

クズはマメ科クズ属のツル性植物です鉛筆

 

「クズ」という名前の由来は、大和(奈良県)の国栖(くず)地方の人がこの植物の根から精製した澱粉(でんぷん)を売り歩いていたことから名付けられたと言われています。

 

大好きな「クズ」ですが、アメリカでは「グリーンモンスター」と呼ばれて、かなり厄介者扱いを受けていますガーン

 

もともとは観賞用として持ち込まれたそうなのですが・・・

 

ほかの野草や植物よりも繁殖力が強くて厄介者扱いをされているのですが、私にとっては「クズ」は生命力の象徴なんですラブ飛び出すハート

 

クズの成分と利用

「葛根」はクズの根を乾燥させたもので、ダイズイン、プエラリンなどイソフラボン成分を含み、鎮痙、解熱などの作用があります。

 

ですが、クズは根っこだけじゃなく、

丸っと使うことができます!

 

例えば、「お茶」ですね。

「葉っぱ・茎(つる)・花」を乾燥させればOKですウインク

 


 

次に天ぷら
 

E&Wラボのお料理会では

クズの茎フリットを作りましたキラキラ

 

 

作り方は超簡単です星

①葛の茎を茹でる。
②葛の茎は皮を剥く。
③衣をつけて揚げて完成飛び出すハート


さっと塩を振って食べると超美味しいキラキラ
※ちょっと繊維が気になるものもあるかもです凝視

この季節に「クズ」をおすすめしたい理由

クズについて色々と調べていると、こんな論文に出会いました電球

 

「クズ葉における機能性成分の季節変動」

→ https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/2010814974.pdf

 

この論文には、こう書かれていました鉛筆


 

引用:本研究では、クズ葉を工業原材料として有効利用するため、高付加価値を可能にする機能性成分を探索した。クズ葉における低極性の抗酸化活性物質に着目し、α-トコフェロール、β-カロテンおよびルテインが高濃度に含まれること、それらは季節変動を示し、秋にかけてもっとも蓄積量が大きくなることを明らかにしたので報告する。


 

ということで、

9月〜10月のこの今の時期、

クズに含まれる抗酸化物質
他の時期よりも多く含まれるそうですびっくりラブラブ

 

葉っぱや根っこを乾燥させたものを
粉砕して粉末として使っていただければOKです照れ

 

でですね、

私自身、粉末はお茶でしか楽しんだことはないのですが、

この論文ではクッキー粉に混ぜ込んで活用していましたクローバー
 

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jafps1997/30/5/30_5_243/_pdf/-char/ja

(乾燥粉末系における葛根水抽出物および葛葉の抗酸化能)
 

 

春から秋にかけて収穫はできますが、

ぜひぜひこの時期にクズをたくさん収穫して、

乾燥させて冬場も活用されてみてはいかがでしょうかニコニコ電球


<<クズに関する参考文献>>

 


【クズ −「健康食品」の素材情報データベース】
 

クズ葉における機能性成分の季節変動
 

乾燥粉末系における葛根水抽出物および葛葉の抗酸化能

 

クズの野草のメッセージ

野草の持つ固有の周波数を無意識レベルで受け取り、言語化したもの「野草のメッセージ」と呼んでいて、
 

講座(主に認定資格コース)では、この「野草のメッセージ」概念やメカニズム、受け取り方、言語化の方法などをお伝えさせていただいていますニコニコ

 

野草メッセージは(深いトラウマやマインドブロック)を癒してくれます。

 

「クズ」の野草のメッセージは「再生」です鉛筆


★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
<キーワード:再生>

再生能力、底力を与えてくれる野草。

また、望みを手にすることを自分に許可するのを手助けしてくれる。
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆



 

諦めていたことがある方や、

本当は望んでいるのに、
いや、手を伸ばせばつかみ取れるのに、

それを手にすることを自分で拒否してしまっている方

ぜひ摘み取って取り入れていただきたい野草ですクローバー

 

再びことが動き出し、

そして、自分の望んでいたこと(結果や状況、状態)を認め、

スッと手を伸ばすきっかけや勇気を与えてくれます照れラブラブ
 

いのちのよろこびを感じて

こうしてブログを書かせていただく際には、

できるだけわかりやすいようにと、

成分や薬効に関する記載を増やすように
心がけているのですが、私個人としては、

そういったものをあまり重要視していないんです鉛筆

 

何を重要視しているかというと

「生命(いのち)」という概念です。

 

それらを取り入れた時、

どのように生命が躍動するか?が肝心なんです。

 

「いのちがよろこぶ」といった方が

ピンとくる方も多いかな・・・

 

生命が躍動すると、

良いことも悪いことも

バンバン起こってきます。

 

でもそれがいいんです。

 

講座で「健康になるために健康法をすると危険です」とお伝えさせていただくことがあります。


 

「健康になりたい」という意識を持つと、

「今健康じゃない」という現状における認識をインプットしてしまうからです鉛筆


 

私も「病気になったら嫌だ!健康になりたい!」という思いで、さんざん色んな健康法を試してきました。

 

どれもこれもしんどくて、ほとんどが続いていません煽り


 

唯一、20年以上続いているのが

「野草と発酵」なんですびっくり

 

 

なぜ続けてこれたのかと考えてみた時に、

ただただ楽しかったからだと思うんです照れ

 

 

ダブルワーク+子育てで時間がないときも

たくさんの悩み事を抱えてしんどかったときも

どんなときも野草と発酵がそばにありましたキラキラ

 

 

今は野草と発酵とご縁ある皆さま方のお陰で、
健康で本当に楽しく幸せな日々を送らせていただいていますおねがい

 

ですが、こうなることを思い描いて、
野草と発酵生活を続けてきたわけではありません。

結果として、今こうなっているというだけなんです。


 

ただただ楽しくて続けてきた。

瞬間瞬間を積み重ねてきた。


 

その結果、今のような状態がある電球

 

この先は何があるかわかりません。

自分にとって良いことも悪いこともたくさんあると思いますびっくり


 

でもそれを人間主観で「良い悪い」と決めつけず、

「生命の躍動」「いのちのよろこび」として、

その運命を受け止めて生ききっていくおやすみ



野草や菌たちと関わる中で得られる

「いのちがよろこぶ」経験や体験を、

これからも皆さんにお届けしていければと思っていますニコニコ

 

最後までお読みいただきありがとうございました飛び出すハート


 

秘められた野草と発酵の魅力に触れる

E&Wラボでは、今すぐ実践できる「野草&発酵生活のノウハウ」を学んでいただける、毎月2度の1DAYオンライン講座を開講しております星

 

自分に必要な野草

本やネットが教えてくれるものではなく、

自分の本能が知っています。

1DAYオンライン講座では、

「今オススメしたい旬の野草」
「秘められた野草の可能性や魅力」
「今の自分に必要な野草の選び方」

「知識ではなく意識で野草を摘む方法」
などをお伝えさせていただきますニコニコ

2024年6月の日程はこちらですキラキラ


定員がございますので、ピンと来た方はお早めにお申し込みくださいお願いお願いお願い


 

☆開催日☆

◆6月13日(木)13時~1630

◆6月24日(月)13時~1630


1DAY講座の詳細/お申し込みはこちら
野草と発酵 1DAYオンライン講座