VPはとても気が利く。だから、小さい子供を持つ人たちも楽しめるようにとNannyサービスの手配をしてくれた。沢山の見知らぬ人たち同士でのコーディネートで結構手間取ったのだが、それでも、私達は一応のためにSKを預けることが出来るようにしておいた。

最初に式の前にNannyたちに会った。最初はすぐにそこに置かれるのかと思って抵抗しそうになったのだが、式に出られるとわかるとSKは大満足。

その後のカクテルパーティーの際に連れて行くことにした。

行ってみると、とても優しい女性3人で、SKもすぐ気に入ったらしく、カクテルパーティーの間はとりあえずそこで過ごすと言ってくれた。(ほっ!)


式は5時から5時半の予定だったが、全体的にずれ込んで、5時半ちょっと前から始まったため、カクテルも6時ごろからになった。



主人の両親はかなり社交的だから、こういうカクテルパーティーなどはお手の物。私と主人はこういうのはあんまり得意ではない。

適当に時間をもてあましているカップルを見つけ、声をかけ、VPをどうして知っているのかなどを訊く。SKNannyと居てくれたので、少しは私も話が出来た。ウェイターが廻ってきていろいろなオードブルを持ってきてくれる。これが結構いける。でも、お皿はない所謂フィンガーフードで小さいナプキンを1枚取って食べるので、沢山貰うってことは出来ない。だから、よっぽど気に入るとさりげなく、違う場所に移動し、そのウェイターが今度行くところへと移動してもっと貰うわけだ。

でも今回はそんなに暇ではなかったので、結局そういうことは出来なかった。(こういうことができる時は話す人がいない時だから、暇でなかったのは良かったってことだが)


ディナーはビュッフェだが、座るべきテーブルは決まっていた。私達以外は皆Pの大学時代の友人達のMITの卒業生ばかり。だから、ちょっと話についていけなかった。隣に座っていたのは日本人の女性で、子供が3歳半の男の子と1歳半の女の子でちょっとした話はしたが、気さくな人ではなかったので、話に花が咲かず、私も無理にチャカチャカしたくなかったので、結局主人と話をした。向こうも1歳半の女の子のことで忙しかったようだった。


その後、SKを連れてきて、一緒に食事をしながら3人で話をした。

反対側の人たちはなかなか感じの良い人たちだったのだが、テーブルの形もあるし、なかなか話が出来なかった。




SKNannyの部屋でドレスからまた別のインドの洋服に着替えた。これはサルバー・カミーズ(Salwar kameez)またはPunjabi Dressとも言われるもので、ズボンの上にスカートをはくもの。SKがインドへ1歳半でインドへ行ったときに作ってもらったものの1つだ。黒地でちょっとおしゃれ、でも気安いから楽だ。

SKはパーティーシューズをはいていればニコニコの感じだった。これようのチュルニもあったのだが、あえてもって来なかった。(ピンでとめてずっとっていうのは大変だから)ファッションショーをしている気分のSKはルンルンだった。


SKは進んで自分からNannyの部屋で遊び、泣いている小さい子をあやしたらしい。(Nannyがいい子ですね“She is such a sweetie!”と後から言ってくれた。)

Finding NemoDVDを見たり、おもちゃで遊んだり。Nannyのお手伝い(?)をしたり。いろいろとしたようだ。


Cake Cuttingはどうしても見たいというので、その時間に急いでむかえに行った。まじかで見て、2人がその後キスしているのを見るとSKは「何で口でキスしてるの?」と大きな声で私に訊いた。「2人は結婚したんだからいいのよ。」というと、「パパとママみたいに? パパとママも今口でキスしたら?」などとませたうちのSKは大きな声で言う。これが日本語だからいいけれど、英語だったら本当に大変。

ケーキを主人と3人で分けて食べて、SKは大満足!

貰ったチョコレートは「これは大人のチョコレートだからね。」といつものようにごまかさずにちゃんと何かを説明し、それでも子供のSKがこの時間に食べるのは不向きだと説明。SKは結構簡単に納得してくれた。

ケーキを食べたという満足感で、嬉しそうにNannyの部屋へ帰っていった。


VとPの2人のFirst Danceはとてもきまっていた。Vは昔から踊りが上手だったが、磨きがかかったかんじ。Pもなかなかだ。とても素敵だった。


その後DJでフロアは一般のために公開。

主人の両親は2人で踊るのが上手で楽しんでいた。

私も主人と昔踊ったりしていたが、最近は2人で踊ることもほとんどない。

踊ろうかなと思っていたが、主人はSKの風邪がうつったため、調子が悪く、踊りたくないと言う。だから椅子で時間を持て余していた、すると・・・・



NannySKを連れてきて、「どうしても踊りたいから連れてきて欲しいというものですから。」と言った。そう、SKはこういう場で踊るのが大好き。

以前は主人と踊っていたのに、何故かこの日は私とだけ。他に一緒に踊りを許された(?)のはDADI(主人の母)が1曲、それにお嫁さんのVのみ。あとはずっと私と踊ると言う。

SKは3歳。だからスタミナが違う。ケーキを食べた後だから益々。

時差があり、中西部とCALIFORNIAでは2時間違うからもう夜更けだというのに、1人でまだまだとねばり、結局11時過ぎまで(中西部時間ではとうに午前1時を過ぎていた!)踊り続けたSK。自他共に認めるParty Girl!あせる


でも本当に楽しそうだったから、まあいいか。

帰りの車の中では乗って、2分で熟睡でしたけど。



可愛そうな主人は調子が悪く、運転も困難。私が運転しても良いと言ったのですが、MINI VANを運転したことのない私の実力を信用できなかったらしく頑張って運転していて。でも、何度も私が後ろから「寝ないように!」と注意したりして。

長い結婚式の夜は皆にとって、楽しいものであった。

私にとっては結婚について、いろいろと考えさせられたけれど。