日本では子育ての際に、宗教というものをいかに考えているんでしょうか?


皆さんはどうですか?

そして日本以外に住んでおられる方も、どうですか?

ぜひどうしていらっしゃるか教えて欲しいのです。


私達夫婦の中で「宗教」というのは大変難しい問題なのです。

2人とも神の存在は信じているのですが、所謂宗教に属していないのです。


インドに育った主人の父はヒンズー教徒。

ヒンズー教徒の中では父がヒンズーなら子供もヒンズーと自然となるというのです。でも、主人の父は全然宗教に熱心ではありません。ヒンズーの中でも特に改革されたアレア・サマジという宗派に属していて、特にどの神をあがめるというようなことはありません。とても簡素化したものです。主人も自分はヒンズーだけれども、特にヒンズーを信じているとは言えないと良く言います。それでも、私達の結婚式はやはり、ヒンズー教のアレア・サマジで行われました。

主人の母親は敬虔なクリスチャンです。東インドのベンガル人で昔から親戚一同ずっとキリスト教徒なんだそうです。お母さん自身は北インドで育ったのですが、ずっとクリスチャンとして生きてきました。インドではアメリカなどと違って、キリスト教内ではカトリックかプロテスタントというような区分けしか行われないので、義母は自分はプロテスタントだと言っています。彼女は毎日、聖書を読み、祈っています。教会にも日曜日にちゃんと通っています。



主人はキリスト教系の寄宿舎の中学・高校にも4年間通っていました。義理の母の影響でクリスマスのミサやイースターのミサに参加したりもしました。キリスト教も沢山勉強したようです。

主人の母親は本当は主人や義姉達に1つの宗教を持って欲しかったというのです。しかし、義父はヒンズー教徒の父を持つ主人達はヒンズー教徒だと言い張り、義母はキリスト教を熱心に教えることは出来なかったそうです。でも、義父は別に宗教に興味はないので、ヒンズー教もちゃんと子供達に教えたわけではなかったため、主人も義姉達も宗教観がはっきりしていないのだそうです。

主人はキリスト教の学校に行ったと言っても、キリスト教も何か納得がいかないところがあるといいます。

主人はそれでも、神を信じています。毎晩寝る前に、1人数分祈りを捧げます。自分の信じる神に対して。


そして、日本で育った私は・・・・。

父は神道の信者です。それもかなり敬虔な信者で、父は毎日家で祈り、座禅を組んだりするのです。自分の属しているお宮があり、そこにも少なくとも週に1回は通っていたのでした。



母や家は仏教です。でも、キリスト教関係の自分の母校でもう20年以上も教師をしていて、どちらかというと彼女はキリスト教の方に近いのかもしれません。でも、あえて洗礼は受けていないし、キリスト教徒だとは言っていません。



私自身はというと、カトリックの学校に幼稚園から高校まで通いました。父の影響からお宮にも時々行ったりしました。しかし、両親の不和の際に母が父の神の世界に入れないという一言を言ってから、私はどちらにも付きたくなくて、お宮に行くのも辞めようと思ったのです。私は神の存在を信じていながら、礼拝などからはあえて遠のいていきました。

今は神に祈ることもありますが、主人のように毎日はしていません。





私達の娘SKと私が家から彼女のPRESCHOOLに歩く道の途中に大きな教会があります。

SKには神の存在を知って欲しかったので、そこを通るたびに神様の話はいつもしてきました。だから、いつも教会の前を通るとSKはお辞儀をしたりします。クリスマスが近づいたから、いい子にしていますよ、と外から教会の神様に行ったりしています。


この頃、ふと、これから宗教に関してどのようにして彼女を導いていったらいいのかなと考えます。

宗教というのは、アメリカ社会には根強いものです。でも、キリスト教を信じていないのに、教会に行ったりするのもどうかなと考えてしまいます。



うーん、どうしようかな・・・・皆さんはどうなさっているんでしょうか???