私には今、本当に「親友」と呼べる友達がいる。

同じ街に住む1つ年上の日本人女性。


でも、彼女のことを数ヶ月前まではほとんど知らなかった。

ある共通の友人のお別れ会を一緒に企画するということになり、どんどんと会うようになり、なんだか前からずっと知っている親しい友人のような好感を持った。

お互いそういうふうに思っていることがわかり、気軽に言いたいことを言い合い、電話をしたり、メールをしたり、会ったりとすごく親しくなった。


彼女と私は経歴も今の状況、私たちが他人から見られる目もかなり違う。

彼女は背が高く、私は低い。

2人とも子供は1人だが、彼女の子供は5歳の男の子、うちは3歳の女の子。

彼女はどっちかというと男っぽいって言われるような言葉使いをするし、私は丁寧だとよく言われる。

彼女はどちらかというとはっきりしているというかんじだが、私ははっきりはしているが、それが第1印象とはなりにくい。


こんな風に、表面的な違いはあっても、自分でも驚くぐらい彼女とは本当に意気が合う。

そして、お互いの本質も理解しあっているようだ。彼女はとても優しい人だと私はいつも感じる。それがわからない人が多いみたいだけれど、私にはわかる。それがすぐにわかった私に彼女は驚いたらしい。

私はしっかりしているようだが、結構おっちょこちょいだったり、気が弱かったり。それも彼女はお見通し。


私は、彼女に対しては今まで他人に語ったことのないようなことを、メールに書いたり、ペラペラと語りだす。自分でも驚いてしまう。


でも・・・私はこの街を去り、彼女ともお別れ。なぜか無性に寂しくなってしまう。

いつまた会えるのか全くわからない。彼女は経済上の理由できっと私を訪ねてくることはないと思う。


会えなくてもずっと親友でいられるよね。