就活の面接官の視点は二つある。

一つ目は、もちろん、会社の求める人物像だ。

つまり、あなたが会社に入って、
会社に何ができるかを確認する視点だ。
言い換えれば、会社に何のメリットを
与えてくれるかだ。

就活生の皆さんは、
この部分を必死に作りこむことが
多い。

自己PRや志望動機は、特にそうだ。

自分は、こういうことに興味を持ち、
こうゆう経験をした。
この経験を活かして御社で、
このようなことをやってみたい!

などなど。

会社に合わせて、作り変えることが多い。
もちろん、否定はしないが、
大事なことを見落としている。

それは、面接官は人間だということだ。

会社が求めている人材と面接官が
求めている人材は、必ずしも、一致しない。

つまり、会社としてだけでなく、
面接官という一人の人間として、
あなたを欲しがるかどうかだ。

二つ目の視点。
それは、面接官が欲しい人材だ。
言い換えれば、自分の部下や後輩になった時に、
自分にどういうメリットがあるかを
知りたいのだ。

例えば、
1.とても、話の理解力がある奴だから、
仕事が任せやすい!
2.情報収集や資料作りが得意そうだな。
 俺の仕事も楽になるかも。
3.素直そうなやつだから、仕事も頼みやすそうだ。
 さっきの学生は、自分のやりたいことだけいって、
 仕事を頼み難そうだったな。

などなど。

極端な話、
あなたが入社したら自分(面接官)のために
何をやってくれるかを見ている。
自分にとってのメリットだ。


もちろん、普段の人間の付き合いでも
同じことが言える。
付き合ったら、面倒臭そうな人とは、
付き合わない。
付き合うなら、特別な理由があるはずだ。

しかし、就活生は、この面接官一個人への
アピールを疎かにしてしまっている。

まず、面接官に認められないと、
会社が求める人材評価まで、
たどり着けない場合もあるのだ。

面接で、具体的な行動を聞かれるのも、
あなたが入社したら、自分にどういう
メリットがあるかを知るためだ。

面接では、会社のことばかり見て、
自分を飾るのではなく、
目の前の面接官に、自分を知ってもらうことが重要だ。

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就活生に知られたくないっ!(@tinclehoi)

以上