物事には、必ず良いこと、悪いことが存在する。
自分が良くても誰かが傷付くこともある。
その中で、良いこと、悪いことを天秤にかけて、
決断していくのだ。

さて、ここに良いことしか言わない
営業マンがいたとする。
何を聞いても、メリットしか情報がない。

この人を信じられるだろうか?

デメリットが無いこと何てあるだろうか?
裏を返せば、デメリットも知らない、
無知な営業マンなのではないだろうか?
嘘をついている可能性もある。

結局、信じられない。

なぜか?

それは、自分が物事を決断する時を
思い出して欲しい。

必ず、良いこと、悪いことを考えないだろうか?
きっと、良いことの比重が高ければ、行動に
転じるだろう。

何が言いたいかと言うと、
良いことしか言わない営業マンは、
決断するための情報が少ないのだ。
つまり、役にたたない。

売れる営業マンと言うのは、
商品の良い面だけではなく、悪いところにも
必ず触れる。
その上で、この商品を選ぶお客さんが
多いことを最後に伝える。

上の話を聞いて、納得してしまうあなたは、
きっと、商品を買ってしまうだろう。

それは、話を聞きながら、無意識的に、
良い方に天秤が傾いてしまうからだ。

信頼できる営業マンとは、
商品の良い悪いをしっかり伝えてくれる人だ。
売れる営業マンとは、あなたの代わりに
勝手に優劣を納得できるように
伝えてくれる人だ。
ただし、信頼できる人ではない。
何故なら、本当のデメリットは、
隠しているかもしれないからだ。

就活において、良いことばかり言う学生は、
信頼されない。悪いことを考えも無しに
話す学生も、頼りないと思われる。

面接では、良いこと悪いことの両面を
意識して話すのが重要だ。

ブログの中の人:丸山 智士
主な著書(就活本)
※リンク先に面接質問のあるあるがある。

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以上