【米食と精神疾患の関係】

昨今精神疾患が増えてきているわけですが、その原因が米食にある可能性は否定できません。
先ず一つに米にはトリプトファンが含まれているので米それ自体にも精神安定効果、安眠効果がありますし、特に甘味というのは気持ちを落ち着かせる効果もあります。

もちろん米食べれば解決という訳ではありません。
米に合わせるオカズが重要です。

元来日本人は米と一緒に食べていたのが「魚」。
昨今、コオロギを食べようなんて言われてますが、日本は島国で海洋資源豊富ですから、漁業をもっと見直すべきだと思います。
そして魚を食べるメリットは多岐に渡ります。

最近の研究で明らかになってきておりますが、精神疾患とビタミンD。
魚にはビタミンDが豊富に含まれております。
椎茸にも入っておりますが、こちらのビタミンは体内で使いにくい形。
最も有効かつ含有量が多いのが魚です。
特に鮭には100gあたり約30㎍と極めて高い含有量です。
これは含有量の高いサプリと同レベルかそれ以上です。

日本では米の消費量が毎年減少傾向にあります。
加えて食の欧米化におけるオカズの変化。
米にハンバーグや唐揚げ、という格好です。
ビタミンDは日光浴で作られる、と言われますが、夏場は比較的紫外線が多いですが、冬場は少ない。
更に日焼け止めを塗ると生成量は低下します。
どちらにしても、長時間紫外線を浴びる事で皮膚へダメージは避けられません。

日本人は日々摂取が推奨されているビタミンD量に届いていない、というのが現状です。
理由は上記した通り。
やはり日本人には米、味噌汁、魚介類、この辺りが基本になってくると思われますし、日本が生き残るにはこれらの元からある資源を大切にし、また発展させていく事だと強く思います。