原因主義 | 筋肉ドクターの気まぐれ日記

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Killing Timeに日記を書き候

 
KIS原則を知った私としては何か体に不調がある時、とりあえずどうやれば早く治るか分かってやって治ればそれで良い。
筋トレする時もどうやったら強くなれるのか分かれば、それをやるだけって感じ。
 
しかし、原因主義というか、要素還元主義というか、そういう人が多い。
それを科学的と思っているようだ。
 
どっか不具合な症状がある時、それが疫学的に自然治癒するものであって、しかもこうやった方が早く治るって分かっているなら、私ならもう解決しているわけです。
なのに、原因は何なんですか?なんでこんな風になるんですか?とか、治るよりそちらが聞きたいって人が多い。
 
筋トレだってこうやったら早く強くなれるって方法が分かれば私は終了なのですが、何でその運動したら強くなるんですか?プロテインは?家で何やったら?とか、単純に考えられない人が多い。
 
これって、教育が悪いと私思うんですよね。
まあ、多くの今の学校教育受けた人はこう考えるんでしょうね。
私は不真面目であんまり勉強しなかったから、余計に単細胞に育ってしまったんだろうな。
 
現実で使える実学を学べばそれで良いのに、その理由は?原因は?みたいなそういうことを考えるのが偉いみたいに教え込まれたんでしょうね。
 
ある意味そういう国に腰痛が多いんじゃないかと私は思っている。
腰痛になって治す時、よりこういう思考が重要だと思ったんですよね。
何故ならほとんどの非特異的腰痛は非特異的ってことは原因なんて無いんです。
認知行動療法が一番治るってのも、原因が無いから何も注意する必要が無いって認知するのが一番治るってことです。
整形外科って結局こういう結論の病気多いですね。五十肩とかむち打ちとかもこの部類ですからね。