改〙Shine Like It Does 和訳【22】INXS | 和訳にっき *INXS fan blog*

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原点回帰のINXS改訂版和訳。

通し番号22『Shine Like It Does』

2013年7月3日アップ

2019年1月22日再アップ

(マイケル59回目の誕生日の記事として、個人的にとても大きな意味を持つこの曲を再アップしておりました。)


INXSはアルバムごととそれ以外のトラック等などの細分化カテゴリーとなっています。1985年リリース5枚目『Listen Like Thieves』の曲の和訳記事はこちらをタップしてご覧くださいね。m(_ _)m 



まずは、マイケルの誕生日を祝っての再アップした記事内容をそのまま載せたいと思います。何と言ってもお祝い記事だったのでね🎂


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毎年言っていますが、今日1月22日は私が愛してやまないマイケルの誕生日。

この世に産まれてきてくれてありがとう。
同じ時代に少しの間でも居てくれてありがとう。
本当にあなたが生まれたことに感謝しかありません。
59歳の誕生日おめでとう、マイケル。(2019年当時)

Happy 59th birthday, Michael!!

誕生日に何の曲を記事にしようか考えて、今までも沢山アップしているので悩んでしまったのですが、この曲にしました。

個人的に、とてもとても心に響いてくる曲。自分にとってとても大きな意味を持つ曲でもあります。


マイケル在籍ラストのアルバム『Elegantly Wasted』の頃や、ソロアルバム制作時は、皮肉だったり自己の退廃をさらけ出すような感じだったりで、何を考えているかが歌詞に現れて分かりやすいと言えば分かりやすいのですが、内容がとても辛いものでありました。

 

この『Shine Like It Does』は1985年リリースの5枚目のアルバム『Listen Like Thieves』に収録されています。
シングルカットはされなかったもののライブでは定番であり、メンバーにとってもマイケル自身にとっても大切な曲だったのではないかなと思います。

マイケルの書く詞はロマンチックなのが多いと以前に書きました。言葉遊びが多いとも。内面をはっきりと歌詞にしている訳ではなくとても抽象的。けれどマイケルらしい比喩表現だったのかな、と思います。

「それがあるままに輝く」とは、心の中、天命のようなことなのかなと改めて訳してみて思いました。
マイケルにとって、曲を作り歌を歌うことが天職のようなもので、それ以外の人生は考えられなかったようですから、それを強く感じての曲だったのかなと思います。

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 (1曲のみ/ダウンロード版)

 


 (アルバム/ダウンロード版)

 


ということで、個人的にもかなり影響された曲で、かなり思い入れのある曲です。

再アップ時に調べて「これだ!」と思ったことは長いので、以前通り一番下に載せておきますね。



シングルカットされていないのでMVはありません。
最初に載せるライブ動画は、1985年10月にオランダはロッテルダムにて行われた「Veronica's Rocknight for Greenpeace」から。
このイベントは、同年7月に起きたグリーンピースの活動船レインボー・ウォーリア号が爆破され沈没したという事件を受けてのチャリティーコンサート。
INXSの他に、プロパガンダとOMDが出演。 
最後には、同年イギリス皇太子と皇太子妃を招いてのライブ「Rocking The Royal」での動画を載せます。
どちらも音量レベルが低いので調整してご覧くださいね。

Shine Like It Does / INXS  1985
This is the power, Since time began
Every single hour, That we have known
And from each moment, All that is left
Sleep of the innocent, Just one desire
Shine like it does
Into every heart
Shine like it does
And if you're looking
You will find it

This is the story, Since time began
There will come a day, When we will know
Shine like it does
Into every heart
Shine like it does
And if you're looking
You will find it
×2
You will find it ×4

(Rocking The Royal Live  1985)



~教科書的な訳をお伝えするためのブログではありません。そのような和訳をお探しの方は別のサイトをお探し頂くようお願いします。
個人の意訳です。無断転載等固くお断りいたします。~

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(2019年再アップ時に調べて「これだ!」と解釈に至ったものを下記、述べております。)

以前訳した時にも、これは何だろう?と思った部分があったのですが、確かに文にはなってるし意味も通じるし、で、ただ素直に日本語にした所がありました。

それから5年半が経った今。
INXSやマイケルについて本を読んだりネットで調べたり、そしてなんとも探しやすくなった現代で、自分の熱量も、下がるどころかどんどん上がっていて、以前より英語のページも読んでみるようになったおかげか、色んな情報を拾い上げ、「あっ」とパズルのピースがハマったような感覚になりました。

きっと英語圏の人で同じ本を読んでいたら、とっくに気がついている人も居たはずでしょう。でも私にとっては世紀の大発見のような感覚でした。

個人的解釈ではありますが、歌詞の中の「Sleep of the innocent」の部分。
これは小説からの引用なのではないかと思いました。
フランスの作家アルベール・カミュの代表作「異邦人」、その元になった作品と言われる以前の作品「幸福な死」の中の一説。元々のフランス語ではなく、英語に翻訳された一説です。

・新潮社の「幸福な死」紹介文がこちら。
平凡な青年メルソーは、富裕な身体障害者の「時間は金であがなわれる」という主張に従い、彼を殺し金を奪う。「異邦人」誕生の秘密を解く作品。
 

マイケルとレット(弟)とティナさん(姉)

マイケルと言えば、幼少期から水泳が得意で香港では弟と一緒にスイミングクラブに入っておりトップクラス、そのままいけば母国オーストラリアではオリンピック有望だったのではないかと言われる腕前だったそう。
しかし、近所の公園で遊んでいたときに腕を折ってしまい、そこから水泳は引退することになります。

その後一度オーストラリアへ家族で戻るものの、両親の離婚があり、マイケルは母親と二人でロサンゼルスへと移ります。
そして、その後またオーストラリアへと帰国するのですが、その時に入った高校でアンディと知り合います。

アメリカ帰りで、発音はイギリス英語で(← 親の影響なのか香港育ちのためなのか)転校生はいじめの対象となった訳ですね、喧嘩になっていたところを止めてくれたのがアンディ!(泣) 
そこで二人はお互いのことを話す訳ですが、アンディは「当時サッカーと女の子しか興味がなかった」とインタビューで答えていましたが、マイケルはアンディに向かって本の話をしたのだそう。
アンディがよく分からない顔をすると「ヘッセだよ、知らない?」と聞き返されたのだとか。(その時はきっとヘルマン・ヘッセの作品を読んでいたのですね。)

調べて分かったことですが、どうやらマイケルがロサンゼルスに居た頃は特に文学に親しんでいた模様。
知らない土地で、母はメイクアップアーティストになるため奮闘する中、一人新しい高校へと通う、と考えると、やはり心の中は孤独だったのかなと思います。

そんな背景を知り、そういった人生観に影響を及ぼしそうな文学を沢山読んでいるであろうマイケルの書いた、自身の人生観のような歌詞であることから、引用ではないのかな… と思った次第。
天命をまっとうして幸福な死につく → 全ての煩悩や世俗を切り離した無垢なる眠りへとつく、といった意味なのではないか、と思いこの訳にしました。

フロントマンのマイケルの姿だけでは、文学青年だったマイケルというのはあまりイメージが湧かないかとは思うのですが、やはり色々沢山抱えたものもあり、そういったものも含めて歌詞に反映されているんだろうなと、改めて思います。


ここまで読んで下さり、どうもありがとうございました <(_ _)>



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