親父へ、

歩道の信号が
ゆっくりと点滅している。
変わらない日々を
必死で誰かのために繰り返してきた。

時には僕の走りを止めて
時には僕に進めと言ってくれた。そんなあなたを無視して傷つけた日もあった。

それでも諦めず
僕を見守ってくれた。
厳しさの中に優しさを
風のように見えない愛情を
僕に注いだ。

カーテンの中で隠れて吸っていたタバコを諦めさせ、
知らない間に今度は僕が隠れて吸っていた。
これまでもこれからもバカなことをするかもしれない。
でもきっとあなたは側で導いてくれる。
一年に一度しか伝えられない不器用な自分だけど、ありがとう。

そして、あなたが生まれたこの特別な1日、幸せに過ごせますよう祈っております。


W.O.D.

I dedicate all the joy and happiness in the world to you.