アメリカに住んでいる人なら誰もが一度は見たことがある、CNNの名物、いや、もはやお化け番組のLarry King Liveというトーク番組になんと、渦中の豊田章男社長が登場しましたエルモ

メディア嫌いという評判だったので、意外でしたピカチュウあせる

日本にはあまりない番組なのですが(昔の筑紫さんのNews23の一部のコーナーが近いか?)、政治や経済、エンタメ、スポーツなど各界の旬の方を招いて(時に中継)、直接インタビューをする番組です。こないだもダライ・ラマが登場してました。

↓画像。4つの部分に分けてUpされてます。


 ※同時通訳でした。彼は英語話せると思いますが、このような微妙な場合は、中途半端に英語を話さない方がいいので、賢い選択だと思います。

印象に残った彼の発言は、Larry Kingから、日本バッシングだと思うか?という質問に対して、この品質問題を通じて、会社を見直すGreat Opportunityだと思っていると返してました。

それに対し、〆の挨拶で、Larryが、事態が早く好転する(Turn around)といいですね、と、淡々といってたのも、Fairさをかんじました。


広告代理店の戦略かもしれませんが、一貫して低姿勢を貫いて、決して「おめーら、筋違いもはなはだしいよ。だいたいテネシーのおばさんはアクセルとブレーキをふみまちがえたんだろ、このあんぽんたん」などと、普通ならいってしまいそうなこともいわずに、品質管理の体制を改善すると言い続ける姿勢は、アメリカ人にも好感をもたれてます。

そうそう、昨日、ケンタッキー州に豊田社長がいった際、工場関係者から、エールを贈られて、感涙したそうです。

演技だと思いませんが、いかんせん、東洋人(特に男性)は感情を表に出さないことが美徳だと思われているため、アメリカ人からすると「なに考えてるんだろう?」と疑心暗鬼になります。。。しかし、こういった人間らしさを出すと非常に受けがいいと思います。
 ※大統領選挙の予備選のときに、クリントン女史がぽろっと涙を出したときに好感度が上がったのと同じ理屈

私の周りの友人(非日本人)は、そろって「トヨタ、がんばれ!」でして、アメリカ人で良識のある人はトヨタの車を引き続きサポートするとおもうので、悪いところは改善をして、足りないところは説明をして、と、時間はかかるかもですが、信頼の回復はきっとできると思います。