ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE | ☆テツコの部屋☆~映画評論館~

ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE

51点

人気シリーズ5年ぶり7作目。今回は2部作のパート1だが、パート2が例の米俳優組合のストライキのため、公開が遅れるらしい。
さて、個人的にこのシリーズがなぜか苦手で、4作目の『ゴースト・プロトコル』以来見てなかったけれど、11年ぶりに見た本作はやっぱりわかりづらかった。
過去のシリーズを彩ったキャラが数人登場しており、人間関係はとりあえず面倒。アクションは派手で確かに見ごたえあるが、実はほとんど予告で紹介されており、見たことあるシーンが多く新鮮味はなし。

ただトム・クルーズが体を張ってる場面はメイキングがYouTubeで公開されてるので、そこは大スクリーンで見るとより迫力を感じられそう。
ストーリー自体は、人類を脅かすAIの争奪戦みたいな感じで単純明快。けど先にも書いた通り、そこを巡るキャラ同士の思惑や裏切りは、やはり過去作から整理した方が楽しめると思う。ネタバレは避けるが、とある女性キャラがああなってこうなる展開は思い入れがあればあるほど染み入る展開なはず。

しかしやはり2時間40分という長い尺で、ぶっちゃけ地味な部分も長く、ファン以外の思い入れのない人がいきなり見ると、眠くなるパートもけっこう多いのでは。個人的にこのシリーズ苦手な理由が、改めて本作を見て思い出された。

一度嫌な印象を持ってしまうと、ズルズルとシリーズ通して引きずってしまう。例えば自分なら、ワイルドスピードは好きだけどこっちは好きになれない。映画を続けて見てると、理屈じゃなくこういう不思議な好き嫌いってあると思う。いやトム・クルーズは好きなんだけどさ。


監督:クリストファー・マッカリー
出演:トム・クルーズ、ヴィング・レイムス、ヴァネッサ・カービー、レベッカ・ファーガソン、ヘイリー・アトウェル、サイモン・ベッグ
2023年  163分
原題:Mission: Impossible – Dead Reckoning Part One