①ネットの情報は偏るもんだよって話 からの続きです。

 

ネットに限らなくても、

心理学的に、人間の認識はもともと持っている関心や潜在意識の影響を受け変化すると言われています。

例えば、意識したものが目に入ってくるとか、頻繁に接するものには良い感情を持つとか。

こんなページがありました。

潜在意識下で影響を受ける行動心理学15選 (nlhacker.com)

 

そして、そんなことを思っているときに図書館に行き、この本を借りてきました。

 

 

「フェイク」中野信子著 小学館新書

 

フェイク=嘘 とここでは定義し、人間にとって嘘とはどのようなものかを考察した本でした。

人間は嘘を使うことで、種を永らえてきたし、社会的に円滑に他者と関わっている。人間にとって嘘は必要不可欠なものだけれど、嘘と上手に付き合っていくことが必要。…ということが書いてあったと思います。

 

正直、私の知りたいことにはもう少し切り込んでほしいもやっと感が残りましたが、人間の「信じる」からくりが説明されているのは面白かった。

 

具体的な内容としては、

 

・人はわかりやすいものを信じやすい。論理的でいるにはとても脳を働かせなくてはいけないので、脳は怠けたくなる。

・どういう条件のときに判断力が低下するか。不安、焦り。

・真面目な「誠実性が高い」人ほど騙されやすい。

・人間の認知バイアスの解説。「確証バイアス」「真実バイアス」「正常性バイアス」「同調圧力」。

・嘘への警戒心を下げる要素。「同情心」「ハロー効果」「関係性・縁故」「映像・映画」。

 

という感じ。

 

 

つまり。

私の見聞きしているものがどれだけ事実をそのまま反映しているかはわからんぞ!ってことなんですよ。

人間の認識っていうのは、客観的でも公平でも確実でもないんですよ。

真実ではないこと、自分に都合のいいこと(わかりやすい、信じたい)ことに簡単にぶらされているんですよ。

 

こわいですね~

落ち着かないですね~

だから、簡単にわかりやすく自分を落ち着かせてくれる理解に手っ取り早くしがみつきたくなっちゃうんですよ。

でも、しがみつきたくなったそれは「フェイク(偽物)」かもしれないんですよ~

 

どーせいっちゅーねん!って思いますよね。

 

→次に続きます。