こんにちは。カレイドスコープの寺山瑞穂です。
福島県住み50代低身長外出時車椅子の私寺山が、一人旅をして色々な乗り物に乗った記録です。
今回は、北九州から神戸までフェリーに乗った時のお話。
これまでの記事
②飛行機編
北九州から福島に帰るとき、フェリーを使ってみました。
北九州から神戸まで阪九フェリーに乗り、神戸観光後、大阪伊丹空港まで移動し福島空港に帰ってきました。
寺山は宿泊するようなフェリーに乗るのは初めてです。…多分(よく忘れるので自信がない)
少なくとも車いすでは初めて。(…だと思う。)
わっくわく~
・阪九フェリー
<公式>阪九フェリー|九州-関西間の船のご予約・運賃 (han9f.co.jp)
こちらのHPに全部書いてあるのでご覧いただくのが一番なのですが。
北九州(新門司港)⇔神戸(六甲アイランド)、北九州(新門司港)⇔大阪(泉大津)を結ぶフェリーです。
私は北九州から神戸まで利用しました。夕方18:40に出発して朝7:10到着というダイヤで、乗ったのは「やまと」という船でした。
阪九フェリーHPより。★画像はみなそちらから。
おっき~クルーズ船みたい
今回フェリーを利用してみようと思った理由は、
関門海峡に引き続き海(船)を楽しんでみたかったのと、
神戸ー伊丹空港が空港連絡バスでアクセスが良かったこと。
そして、フェリーはバリアフリー設備が整っているようだということで。
どんなもんじゃい?と興味津々利用してみました。
・HPが親切
まず、阪九フェリーHPでの車いすで利用する際の案内が、いきなり親切。
こちらです。
が、わざわざリンクは開かないだろう皆様のために(私自身がまず開かないタイプ)そのうちの一部をお見せしましょう。
こんな感じ↓
こまかっ
現実的にはこの案内の必要性はどーかしらと思うのですが、車椅子ユーザーの利用にここまで配慮してくれているということが感じられて嬉しくなっちゃいました。いや、あの小倉駅の分かりにくさを思えばやっぱりこれは必要なのか?(電車編参照)
とにかく、フェリーのバリアフリー対応は期待できるかも…
車椅子の場合電話での予約が必要で、それによって送迎バスなどを車いすのまま乗れる車体を手配してくれるようです。
料金には障害者割引があります。
色々なお部屋のタイプがあり、料金の計算も面倒くさいので、阪九フェリーHPでじっくり確認してください。
・乗り込むまでが遠いけど
北九州市の小倉駅前から、阪九フェリーの連絡バスが出ます。門司駅でも乗れるらしい。
この日は3台のバスが来ましたが、1台目は高速バスなどで使われるような車体の高いバスでした。
2台目が下のようなスロープ付きのバス。これに乗っちゃったので3台目がどんな車体だったか未確認です。
バスに35分揺られて新門司フェリーターミナルへ。
山を越えていく感じで遠く感じたなあ。寝たわ。
で。到着してこの建物。
え?まじでここ?って思いましたよ
なんでこんな建物にしたのかしら???
スロープは建物に向かって左の端っこあたりにあります。
電話で予約したものを、こちらの窓口で発券してもらいます。
乗船券についているQRコードがドアのカギになります。
エレベーターで4階に上がって、そこから乗船です。
乗船口。
遠い。
結構遠い。
そしてお分かりかしら?なかなか坂です。
乗船桟橋はこんな感じ。
これは私が自力で越えるのはきついのですが、写真に写りこんでいるように要所要所に職員さんがいてくれるので、ちゃんと介助してもらえます。
・船内に入るとこんな感じ
きゃ~豪華~
船の入り口で、職員さんが色々対応してくれていたので、自分は写真を撮るのを忘れちゃいました。
お部屋まで案内して使い方などを説明していただきました。
船内は基本バリアフリーです。
5階のエレベーターの前にだけ少し段差がありましたが、両側にスロープがついていて問題なし。
これくらいしか段差が無いレベルで真っ平
設備は新しくきれいです。
・客室
今回利用したお部屋は「デラックス洋室バリアフリー」
乗り込んだフロア(5階)の案内所や売店の近く。廊下を挟んだ目の前に多目的トイレがあります。
便利な立地(?)です。
赤い矢印が私の使ったお部屋。
青い矢印がトイレ。
こんなお部屋でした。
わ~いひろーい
海が見える窓がついています。
室内に洗面所があるのは助かる!
ドアは自動ドア。
素晴らしいんだけど、開閉がのんびりで私の意思では閉まってくれないので、部屋を出た後本当に閉まるかな?って見守っている時間があったり、その間部屋の中がガラガラに見えすぎて落ち着かなかったり、私にとってはなんだかな…でした。
きっとこのドアが助かる人もいるんだろうけどね。難しいところだ。(今見たらHPに開閉がゆっくりだって断ってあった。)
アメニティー。館内着、スリッパ、歯ブラシ、タオル。
この部屋は「デラックス」なので付いています。
シンプルな宿泊では付かないプランもあります。
お茶も付いている。種類はほうじ茶のみ。
湯沸かしポットもありました。
まるでホテルみたい。
と思いきや、椅子が固定してあるのは、さすが船って感じ
さっきのこの案内図。黄色い矢印の車椅子マークの部屋もあります。
こちら「スタンダード和室(バリアフリー)」
HPによるとこんな感じ。
相部屋でリーズナブルに使えます。
しかし、これは自分で布団を敷かないといけないのでは…?私にはなかなかハードル高いですね。
・トイレ
赤矢印は私の使う客室。青矢印が多目的トイレ。
こちらもひろーい
・お風呂
お風呂は7階。中央のエレベーターで行きます。
大浴場があって、なんと露天風呂までついている海の上の露天風呂とな
でも夜は真っ暗で、露天風呂からは何も見えませんでした
そして風が強い!寒い!
露天好きの私ですが、ゆっくり入っていられないくらいの強風
朝風呂は気持ちいいんだろうな~。でも、朝は6時からしか使えなくて、7時10分には到着しちゃうので、朝入るには忙しすぎるのではないかと。モタモタしている私には無理だ~。混みそうだし。
お風呂は特にバリアフリーの設備ではありませんが、手すりなどはたくさんあって普通に使いやすかったです。
車椅子は入り口の外に置いて入りました。
大浴場は使用時間の制限がありましたが、シャワールームもあってそちらは24時間使えたようです。
・レストラン(食事)
レストランは6階にあります。カフェテリア方式。
大学の学食とか、丸亀製麺とか、そういうやつ。(伝わるか?)
この方式はちょっと苦手。
そして疲れていたので、一品ずつ選ばずセットになっている定食的なものを選んじゃいました。
なんか、我ながら驚きのがっつり肉。疲れていたのね…(こればっかり)
自分でレーンで選んでトレイをずりずり押しながら移動し、会計後には職員さんがテーブルまで運んでくれました。
外が見たくて席の移動を希望したら、テーブルを変えられなかったのですが、どうしてかしら??
車椅子はこの席って決まっているの?
職員さんの目の届くところにいるように?
朝は売店で売っている焼き立てパンを購入してお部屋で食べました。
画像はつぶれちゃってて美味しくなさそうなんですが、ちゃんと美味しかったです。
ロビーなどの一角で、もってきたお惣菜やお酒を広げて数名で夕食タイムをしているお客さんも結構いました。
かなり慣れている感じ。お仕事などでよく使っている人かな?
せっかくテーブルがあるゆっくりできるお部屋だったので、色々持ち込んで自室で食べるのもよかったなと思いました。
今回は初フェリーだったので、体験としてこれでOKですが。
食事は色々工夫のしがいがありそうです。
・デッキ
乗船後すぐにデッキに出てみました。
わーーーい船って感じーーーーー
デッキには7階から出ましたが、6階からも出れるところがあったのかな?屋内の展望室もあるようです。
デッキの出入口はドアだったので、自力で開閉できず、近くにいた人にお願いして開けてもらいました。
人がいない時だと辛いかも。
・そして下船
下船後は連絡バスで最寄りの駅まで行くことができます。
乗船の時のようなスロープで乗り込めるバスでした。
私は今回はJR住吉駅で下車。阪神御影駅や阪急御影駅なども選べました。
・快適でした
全体にフェリーの使いごこちは、大変快適
よく眠れました。見事に快眠。
そして乗っている時間はあっという間。
揺れもほとんどありませんでした。気を付けるとゆわ~~~~~んと揺れているのが分かるかな?くらい。あとは機械の振動で細かく揺れる感じ。でも、揺れを意識する機会は全然ありませんでした。
ほんと、ほぼホテル。
宿泊+移動でこの価格ならお得!って思います。
すっかりフェリーが気に入っちゃいました
また機会があるなら乗りたいです
次回最後の乗り物紹介。
神戸市内周遊バス ポートループ・シティーループ編。
次回も熱く語ります。
もうすぐ終わるから、頑張って!(?)
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