報告会やセミナー等において、お子様連れでの参加をご遠慮いただいている理由とその代案 | かもめ大学 公式ブログ

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熊本在住。1981年生まれ。小中学生の先生。また、かもめ大学という名前でフィンランド・スタディツアーを主催しています。キーワードは、教育/フィンランド/魔法の質問/読書/PentaxK-50/Perfume/欅坂46

ぼくが主催する報告会やセミナーでは、基本的に、お子様連れでの参加をご遠慮いただいています。ですが、ひとりでも多くの人に学びの機会を提供するには、どうしたらいいか?を、今、改めて考えています。

 

代案の結論は、オンライン版の開催です。
 
これまで、お子様連れでの参加をご遠慮いただいている理由はいくつかありまして。
 
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<1. 会場の定員人数による制限>
 
基本的に、会場設営・参加者確認・講師を、すべてぼくひとりでやっているため、ぼく自身が主催のときには、1回につき多くても30名前後での会になっています。
 
ひとりでも多くの方に、学びの機会を提供したいという思いから、参加されるご本人のみでお越しいただくようお願いしているんです。
 
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<2. 安全と集中力の確保>
 
ぼく自身が主催の場合、学生、先生、パパやママ、ビジネスマン、さまざまなカテゴリーの方が参加されています。ぼく自身、さまざまなカテゴリーの方にお越しいただきたいと思っています。
 
なぜなら、会の中では、意見交換をする場もつくっているので、立場が違う人の話を聞くことで、気づきや学びが大きくなるからなんです。
 
「今回はファミリー限定」とか、事前に「お子様連れOK」などのアナウンスがあれば、参加者さんもそれぞれその意識でいらっしゃっているので、問題ないと思うんです。ただ、ぼく自身が主催で、すべてをひとりで運営をしている場合は、やはりそれがむずかしいのです。
 
例えば、災害があったとき。運営者が何人もいれば、安全に移動・避難ができるかもしれませんが、お子様がいらっしゃったときには、そうはいきません。ぼくひとりでは対応しきれないので、お子様連れでの参加をご遠慮いただいている理由のひとつなんです。
 
それから、映画やアーティストのライブを想像していただくとわかりやすいと思うのですが、報告会やセミナーは、ぼくは「ライブ」に近いものだと思っているので、お子様に会場内を自由に動かれたり、大きい声を出されてしまうと、演出や進行の妨げになってしまう場合があります。

 

講師もするぼく自身も、進行をしながら「あの子だいじょうぶかな…」など、どうしても気になってしまい、本来届けられるはずのパフォーマンスの質にならなくなってしまう可能性もあります。
 
映画やライブもそうだと思うんですが、お子様がひとりで会場を歩き回ったりするのは、安全性が保てないこともありますし、他の参加者さんにとっても、集中力が途切れてしまう要因となってしまいます。
 
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<3. 保護者さん自身にも、最大の学びを>
 
保護者さん、とりわけママにも、学びの機会が提供できたらと思っています。そのためには「〇〇さんの奥さん」「〇〇さんのママ」という肩書きではなく、そのご本人としての時間を過ごしてもらえたらと思っています。

 

日頃、お子様とずっといっしょだという場合もあるからです。ご自身のみで学びの場に出かけるということは、ママ自身が「自分の時間を確保する」ということにもつながります。

 

またお子様といっしょ学びの場にいらっしゃったとしても、どうしても気になってしまい、集中力が落ち、学びも薄くなってしまいかねません。
 
「その理由はわかるけど、そうは言われても、ひとりで出かけるのは現実的に無理」という意見もあるかと思います。

 

ただ、これも一度「本当に無理なのか?」を問い考えるきっかけにしてもらえたらと思っています。ひとりの時間や学びの時間を確保する、新しい案や方法が見出せるきっかけにもなるかもしれないからです。
 
パートナーや、周りの人に相談するきっかけにもなるでしょう。相談をする相手には、子供を預けてまで行きたい「理由(目的)」を伝えることになると思うんです。
 
身近な人とのコミュニケーションのきっかけにもなる上に、そうやってでもしたい理由(目的)がはっきりすると、同じセミナーでも、学びの吸収力が格段に上がるんじゃないかと思っています。
 
これらの理由や想いがあって、ぼくが主催でひとりで運営するときは、基本的に、お子様連れでのご参加をご遠慮いただいているんですね。
 
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来週、沖縄でフィンランド・スタディツアーの報告会を開催するんですが、定員に達したあとも、参加の問い合わせが連日続いていて。増席ができたのでご連絡したところ、こんな返信があったんです。
 
「参加したかったのですが、赤ちゃんを抱っこで参加予定でした。子連れの参加ができないことをちゃんと読んでなくて。子連れOKな講座、オンライン講座楽しみにしています!」
 
この返信に気づかせてもらえたことがあって。

 

オンラインでの開催は、そもそも報告会が開催されていない地域の人や、タイミングが合わなかった人へのメリットのみならず、小さなお子さんがいらっしゃる場合にもメリットがあるということです。
 
オンラインでの受講なら、家にいることができるわけですから、もし、お子さんに何かあってもすぐ対応ができるし、荷物を持ち歩くこともない。ネット環境さえあれば、小さなお子様連れのママにとっても、会場にお越しいただく以上に、参加しやすくなりますよね。
 
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これまで「直接伝える・感じる・体験する」を大切にしてきたので、フィンランド・スタディツアーの報告会も、中学生に教える勉強も、オンラインでやることは、避けてきました。「ライブに勝るものはない」と思っているからなんです。
 
しかし「ひとりでも多くの人に学びの機会を提供する」という目的から考えれば、「オンライン」という選択肢"も"あればいいわけで。返信をくださったママの文章のおかげで、オンラインをやる意義が、自分の中で納得がいく部分がひとつ増えました。
 
ぼく自身に子供がいないので、想像には限界があります。そこで、小さなお子さんがいるママに「参加しやすい時間帯はいつなのか?」聞いてみました。
 
聞いてみてわかったことは、各家庭ごとに参加しやすい時間帯は、バラバラだということです。朝という人もいれば、昼という人もいたし、夜という人もいました。「そりゃそうだ」って感じなんですが(笑)。
 
なので、時間帯も選択肢があればいいんだなと、改めて気づかされて。10時スタート、14時スタート、20時スタートのように、選択肢を用意しておけば、どこかでタイミングが合うかもしれないですよね。
 
そんなわけで、ずっと「直接目の前で伝える・感じる・体験する」にこだわってきたんですけど、近々「オンライン版報告会」を開催します。
 
子育て中のママやパパにはもちろん、タイミングが合わなかった人や、報告会が開催されたことない地域の方に、届いたらうれしいなと思っています。

 

 

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