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たおと申します!




〜はじめに〜

今回の記事より、ペットの飼育について、
私なりに思ったことを数回に分けて
綴っていこうと思います。


我が家も昔、ペットショップで
ワンコを2匹迎えたことがありますし、
ペットショップで購入する人に対して
批判はしておりません。

ショードッグに対しても批判的な方はいらっしゃいますが、
私は伝統ある犬種を守っていく為に必要なのかなと考えております。
ビジュアルやブランド重視って意味ではなく。。

伝えたいのは、この日本のペット産業が
不幸な命を増やしていると言うこと。

すでにたくさんのブロガーさんが発信されていて
私ごときが今更発信することではないかもしれません。

けど、
まだまだ知られていない可哀想なペット達に
スポットが当たるよう、
ペット産業の現状を広めるお手伝いができたらと
思っております。

不愉快な方がいらっしゃいましたら
読まずに閉じていただきますよう宜しくお願いします。



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我が家が初めて犬を迎えたのは、
私が小学5年生の頃。

叔父の会社の同僚に、
シェルティのブリーダーをしている人がいて、
4歳の繁殖犬が不要になったから
引き取って欲しい。

とのことでした。


シェルティは、非常に頭が良く、
名前の通り、人間に使役される為に誕生した犬種。

頭がいい子は、主に忠実。
感情も豊かで、やきもちやきでもあります。

4年間繁殖犬として子供を産んできましたが、
生まれた子犬のうち数匹を手元に残し、
その子も繁殖犬になり子供がさらに増えました。

その繁殖犬からすれば我が子と孫なんですが…
主さんを取られまいと攻撃するようになり…

繁殖犬を外で繋いで飼うことに。


室内で家族と暮らしていた子が、
突然外に追い出される。


どんな気持ちだったか誰だって分かりますよね?


結果、数々の問題行動を起こすように。。


元々、シェルティは、ボーダーコリーと一緒で
羊の群れを束ねるために飼われていた牧羊犬。

よく吠えるんですよ。
それが特徴だと思った方がいい。

それでなくとも、突然家の外に放り出されて
吠えない子なんていません。

大阪市内の狭小住宅密集地では
よく声が響いたことでしょう。


近所からも苦情が出て、
叔父に里親を依頼してきたんです。


私たちはすぐに引き取りに行きました。

繁殖犬、サリーを。


その後、
サリーの子が産んだ子も繁殖犬として活躍し、
今度はサリーの子が外に追い出されることに。

外に出された1週間後…
サリーの子は死んでしまったそうです。

口からたくさん血を吐いて…


おそらく毒をもられたんだと仰ってました。



それを機にブリーダーをやめたそうです。。



我が家に来たサリーは、
しばらく、水もご飯も口にせず、
どんどん痩せ細っていきました。

主さんに会いたいのでしょう。

大好きだった家族と離れて
突然知らない家に連れてこられ…

慣れるまでにかなり時間がかかりました。

2ヶ月くらいは心を閉ざしていたように思います。



私たちはサリーを溺愛しました。
毎日一緒に眠り、
どこに行くのも一緒!

当時まだ子供だった私の事を
妹だと思っていたのか、
とても世話を焼いてくれました。



でも、忘れてないんですよ。
元主のことを。。

昔、散歩である場所を通った時、
主さんと来たことがあったのか、
突然ハーネスを外し逃げそうになりました。

会いたいんやね…

主からも、
一度会わせてほしいと言われたことがあったのですが、
お断りしました。


当然ですよ。


正直、
サリーの子が毒殺されてしまった話を聞いた時、
同情はしませんでした。

むしろ、ざまあ!って、
子供ながらに思いましたよ。



でも、サリーからすると、
かけがえのない、大切な、大好きな家族やったんやろねー…


いわゆる、命を大量生産させている
悪徳ブリーダーと呼ばれる人ではなく、
きちんと繁殖犬にも愛情を注いでたんだと思います。


でも、キャパを超え、
どうしても仔犬に手がかかり、
サリーは寂しさを隠せず攻撃してしまった。

引き離す為には外に出すしかなかった。

そして手放すしかなかった。。

それなら、信用のおけるところに…と
叔父に話を持ちかけた。

決して不用品ではなかった。。


実際はそんなところでしょうか。



ボロ雑巾のように繁殖犬を使い捨てた酷い主だと、
ずっと悪者扱いしておりましたが…
この人はこの人で苦渋の選択だったのかなあ。。

サリーの態度を思い出すと、
最近、そう思うようになりました。


けど、そんな狭小住宅でブリーダーなんて
できるわけがないと思います!

そこはやはり憤りを感じますね。
死ななくていい命が奪われましたので…



サリーが亡くなってから、
叔父が元主に連絡し、
我が家で過ごしていた時の写真を見せたそうです。


元主は泣きながら、

サリーを愛してくれてありがとう。。
幸せにしてくれてありがとう。。

そう何度も感謝していたそうです。


もうずいぶん昔の話を
最近になって思い出したのか、
叔父から聞きました。


いいえ、感謝しているのは私たちの方ですよ。。



賢く、気高く、美しいサリー。

あなたの大好きだった家族は
決してあなたを捨てたわけじゃなかったよ!!

でも、あなたが辛い思いしたことは事実。

怒ってもいいと思う。

でも、これっぽっちも恨んでないんやろな。。


私たちも、あなたに会えて幸せでしたよ。
今も大大大好き!!!

一生忘れないからね。。