ご訪問ありがとうございます!

たおと申します。



その節は
私の愛犬の事をダラダラ綴ったくだらない昔話に
お付き合いくださいましてありがとうございました💦



ここからが本題です。



ボラさんや愛護団体さん達が、
「ペットショップでペットを買わないで!」と
訴える理由について。



私もそうでしたが、
ペットを迎えようと思った時、
まずはペットショップを覗く人が多いかと思います。



実際にペットを間近で確認でき、
いろんな種類の犬や猫が
各種ビッシリと取り揃えてある。

大きなショップに行けば、選り取り見取りです。


私も愛くるしくて可愛い赤ちゃんに癒されてました。

以前は。




私がその光景に嫌悪感を抱くようになったのは、

モノのように陳列され、
簡単に手に入り、
簡単に捨てられてゆく命が後を絶たないから。


だったのですが…


本当は、もっともっとおぞましい、
目を覆いたくなる深い闇が

あの愛くるしいペット達の影に潜んでいたのです。



ちょっと考えればわかることでした。

お店に並んでいる沢山のペット達を
どうやって仕入れ、
売れ残ったらどうなるのか。。


そこには3つの闇が存在しました。






一つ目は、ボランティアさん達のブログに
必ず登場してくるワード。

「繁殖屋」


世の中には様々なブリーダーさんがいて、

母犬(猫)のことも、生まれてくる赤ちゃんも、
大切に大切に天塩にかけて育てているブリーダーさんもいれば、

陽の当たらない不衛生な激臭の倉庫で、
外に一度も出してもらえず、
ご飯もろくに与えられず、
髪はガピガピで酷い皮膚炎にかかり…
ひたすら異常な回数の交配を強いられ、
子供を大量生産させる繁殖屋もいる。

近親交配も当たり前。
障害を持って生まれ、売り物にならない子も
繁殖犬として使い切れるまで使う。

利用価値のない子は、
その場で頭を捻り潰したり、
生きたまま冷凍し、砕いて生ゴミで捨てることも。


こんな奴らでも「ブリーダー」なのです。

繁殖・販売業者の登録制度は事実上、
「誰でもできる」状況だそうです。



前回お話しした、先代ゴルのエディは、
生後52日の時点で、
4種類の寄生虫に蝕まれていたので、
おそらくこう言った劣悪な繁殖工場で生まれ、
母犬から感染したのではないかと思います。


繁殖屋の実態を知ってしまうと、
サリーの元主に対してプリプリ怒ってた自分が恥ずかしくなります


まあ、あの頃はまだ私も子供でしたので…






二つ目が、
「ペットオークション」



子犬はブリーダーから直接ペットショップや
ブローカーに卸されるだけでなく、
多くの場合は「ペットオークション」を通して
売買されています。

売る側も買う側も、
とても手っ取り早く取引ができるので、
殆どのペットショップの子達が
ここで取引されているのではないでしょうか。

ベルトコンベアに流されて…


大規模なオークション会場では、
1日あたり、約1000匹の仔犬・子猫が
取引されているそうです。


競り落とした業者は、その仔犬・子猫が
どんな状況下で生まれた子なのか、
調べることなどしません。

闇業者が簡単に大金に変えていきます。

このペットオークションこそが
悪徳ブリーダーの温床になっているのです。






そして三つ目の
「引き取り屋」



大量生産すると、
必ず在庫処分に困るはずです。



以前は
悪質なペットショップや繁殖屋で売れ残った子達は
保健所で殺処分されてましたが、

2013年に動物愛護法の改正が行われ、
自治体はペット業界からの持ち込みを
拒否できるようになりました。


2005年の殺処分数39万頭なのに対し、
2018年の殺処分数は、5.6万頭。


ボランティアさんによる地道な引き出しや、
業者が持ち込めなくなったことにより、
殺処分数は確実に減っています。



しかし、、
不要な在庫品は、「引取り屋」と言う
新たな闇業者に渡っているだけにすぎませんでした。



引き取り屋とは…

ペットショップや繁殖屋から在庫処分品を
有料で引き取り、

使えそうなものは、更に繁殖屋に売り付け、

利用価値のないものを、引取り屋の倉庫で
終生飼育する業者です。


その実態を綴っているのが朝日新聞記者による
下の記事です。
👇



記事から画像をお借りしました。


ショップで売れ残った子や、
ショップに並んでいる子のお父さん、お母さんの姿です。


引き取り屋曰く、

殺さず死ぬまで飼育している。
のだそうです。


これが??


殺すと違法なので、死ぬのを待っている。
の間違いでは??



法改正により、
動物は命あるものとする動物愛護の考え方に加えて、可能な限り飼養環境の確保を行うことが
定められているそうですが…


一つとして当てはまらないのに、
なかなか摘発も難しいのはなぜ?


こんなことが、日本全国で、
当たり前のことのように行われています。。


結局行政も、自分たちでは処分したくないから
汚い仕事を業者にやらせて黙認してるんやろ?

と思ってしまいます。



この姿を見て、
うちは大切にしてるから。
うちは関係ない。。なんて言えません。。


我が家の大切なロイや茶々、エディも、
こうなる可能性はあったと思うと…

とてもじゃないけど耐えられない…


けど、こんなビジネスを生ませたのは、
買い手の私たちなんだなと、思い知らされました。



日本の動物に対する法律は、
海外と比べてめちゃくちゃゆるい。


このままじゃ多分闇業者は消えない。


私たちの意識が低すぎるから。




「ペットショップで買わないで!」の言葉に、
反論する人もいるでしょう。


では、こういう不幸な子が存在するのは
仕方のないことですか?



ペットショップで一目惚れして
その子以外考えられない!

という方もいらっしゃるでしょう。


その気持ちはね、わかる。。


だから私には、ショップで買わないで!
なんて言う資格ない。



けど、ボランティアさん達は、
実際に様々な場所で地獄絵図を目の当たりにし、
繁殖屋と、新たに現れた敵、引き取り屋と
闘っています。


何度も何度も心を折られながら。砕かれながら。

人間に使い捨てられた尊い命のために。

立ち止まることさえ赦してもらえず。

もうすでに受け入れられるキャパを超えながら、
もう1匹、せめてもう1匹と…



地獄を見てきた人たちだから発信できること。



いろんな意見があるかとは思いますが


私達が、いつでも気軽に買える命を求めたことで
創り出してしまった不幸な命を無くす為に。

私は賛同したいと思います。


ペットショップで買った人間として。。







最後に、
何年か前に、私が衝撃を受けた絵本、
     👇




こちらをご紹介させていただきます。


ロイに激似すぎて…

辛すぎて呼吸困難で死にかけた作品です。






暗いお話に最後までお付き合いくださった方、
感謝ですえーん



次回は、2年点検のメーカー修理でキレた話でも
しよかな笑笑笑い泣き


いや、
もういっちょ…

次回は姉が勤務していたペットショップの裏側について
お話したいと思います💦

もう少し、明るいテンションでお伝えできるかと思います滝汗



それではバイバイ