エレベーターの『閉』押しますか? | ごんたのつれづれ旅日記

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あるビルのエレベーターで、こんなもの見つけました。

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「閉」ボタンが封印されてます。

昔、エレベーターで「閉」ボタン押すのは日本人だけだ、とか、「閉」ボタン押したら10円電気代が余計にかかるとか、聞いた覚えがあります。

そのビルも、エレベーターホールを中心に「省エネのお願い」なんていう貼り紙がたくさんありましたから、「閉」ボタンの封印も省エネのつもりかもしれません。

さあ、俄然、気になってきました。

エレベーターの「閉」ボタンを押せば電気代がどれくらいかかるのでしょうか?

ググってみましたら、どこかのNPO法人のサイトがヒットしました。

『たまに中規模の事業所の5階建てくらいのビルに行くと、エレベーター内の「CLOSE(閉)」ボタンに「お急ぎでない場合、省エネのためできるだけ、ボタンを押さないでそのままお待ち下さい」と書いてあるのを目にすることがある。
これというのは、一般的な省エネの意識向上という面では意味があるにはあるが、実際面の省エネ効果は皆無と考えていい。
たとえば、エレベーターが10kWのモーターで起動されているとしよう。
ボタンを押したときの起動時間はわずか1秒以内と考えていいから、1秒間の消費電力は10kW×1/60分×60秒=1/360kWhの消費電力である。
もちろん、ボタンを押したときの起動電力は、通常の昇降運転時の電力より高いので、最大で5倍の電流を消費するとしよう。
とすると、押したときの消費電力増加分は×5倍で1/72kWhとなる。
金額にすると×24円で1回押すと33銭ということになる。
ちりも積もれば、山となるのたとえ話からいえば意味はあろう。
だがここまでは、一般常識で理解できる範囲の話。
電気料金という面では、省エネ効果は0である。
ちょっと難しい話かもしれないが、消費電力というのは、正確に言うとW(消費電力)=√3V(ボルト)×I(アンペア)×cosθ(力率)という式で表される。
モーター起動時のcosθ(力率)は0.1とか0.2となってしまうので、今回の例でいうと、起動時の消費電力というのは実際面で、電圧は一定であるから電流の増加ということになる。
この電流(実際は皮相電流というのであるが)が5倍流れたとしても、力率が0.2であれば消費電力は変わらないということになる。
さて、ではボタンを押すべきか押さざるべきか?
それが問題です。
押しても押さなくても省エネ効果がないなら、押さないのか、いや、逆に押した方が早く動くと考える人は押せばいい。
押すのが面倒くさく、省エネ効果があると考える人は押さなければよい。
顧客が払う電気料金の額は別にして、押さないことによって皮相電流増加に歯止めがかかり発電所の必要性を少しでも押さえることができる、という泥縄式の論理を信じる人は押さないのがいい。
以上が結論です。
ただし繰り返しになりますが、押しても押さなくても電気料金は変わりません。』
(http://www.google.co.jp/gwt/x?gl=JP&hl=ja-JP&u=http://www.intecs-jec.com/Elevator.htm&q=%E3%82%A8%E3%83%AC%E3%83%99%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%BC+%E9%96%89+%E3%83%9C%E3%82%BF%E3%83%B3+%E6%96%99%E9%87%91&sa=X&ei=IWgoUPK-GsaNiAf2x4HgBw&ved=0CCUQFjAC)

ようわからんのですが、要は、あんまり電気代かからないようですね。

同じサイトから、別の論文も見つけました。

『エレベータのCLOSE(閉)ボタンですが、起動電力についての記述がありますが、以下のような理由により、起動電力は無関係と考えます。

・CLOSEボタンを押さない場合

1.呼び出し階へエレベータ到着
2.ドアを開く-ドアタイマー起動
3.利用者乗り込み。↑タイマー動作中
4.目的階選択。↓タイマー動作中
5.ドアタイマー時間切れ
6.ドアを閉める
7.昇降モーター起動、加速
8.減速
9.目的階到着
10.ドアを開く
11.降りる。

・CLOSEボタンを押した場合

1.呼び出し階へエレベータ到着
2.ドアを開く
3.利用者乗り込み。
4.目的階選択
5.利用者がドア閉めボタンを押す
6.ドアを閉める
7.昇降モーター起動、加速
8.減速
9.目的階到着
10.ドアを開く
11.降りる。

この2つの動作において、違いはドアが閉まるまでの時間のみと思われます。
また、ドアが閉まってからの加速度、消費電力等に差はないと思われます。
起動時間は、ドアが閉まってから最高速度(始発点から目的階までの階数により差あり)に到達するまでの時間なので、一回の動作による消費電力の差は事実上存在しないと思われます。

しかしながら、省エネor省電気代については、場合により効果があると思います。

・エレベータ利用者が極端に少ない場合

閉じるボタンを押したら早く目的階へ着く。それだけ。押さなければドアが閉まるまでの待ち時間が延びる。

・エレベータ利用者がある程度存在する場合。この場合は1ヶ月ではある程度の省エネが見込まれます。
たとえば利用者Aが1F→5Fまでエレベータを利用する。
また利用者Bが1F→3Fまでエレベータを利用する。
利用者Bは利用者Aの15秒後にビルに入った。という場合。

閉じるボタンを押した場合

利用者Aがエレベータ1号機に乗り込み5Fを押して閉じる。
その直後、利用者Bがエレベータを呼び、エレベータ2号機にて3Fへ移動。
または戻ってきた1号機で3Fへ移動。

閉じるボタンを押さない場合

利用者Aがエレベータ1号機に乗り込み5Fを押してドアが閉まるのを待つ。
その間に利用者Bがやってきて乗り込み、3Fを押して待つ。

上記の例では押した場合、1F->5F+1F->3Fの消費電力となり、起動は2回ですが、二人が同じ目的階の場合も存在するので効果は多少あるでしょう。

・エレベータ利用者がある程度多い場合

さらに起動回数 対 利用人数の比率が向上し、省エネ効果はあるでしょう。

・エレベータ利用者がメチャクチャ多い場合。出勤時など

みんなイライラし、誰か絶対押すでしょう。
それぞれの階で「満員です 最後に乗った人は降りてください」状態で、無駄に停止、ドア開閉、起動を各階で行うでしょう。

省エネ効果マイナス 逆効果です。

というわけで、ラッシュ時および閑散時を除いては効果があるのではないでしょうか?

結論として、一人の利用で一回だけ動かすならば、押しても押さなくても起動時間、起動電力ともに変化なく、電気代、省エネ効果もなく、待ち時間の変化のみです。

エレベータのドアが閉まるのを待ってるヒマがあったら仕事したほうがいいので・・・

また、エレベータの寿命などに影響するかも知れませんが、(動作回数、一度に利用する人数などにより)まぁ、寿命前にリプレースすると考えられる上、定期点検時に消耗部品は交換されると思われるので、これも無視してよいでしょう。

さらに、中規模事務所で5階程度のビルの場合、10KWものモータを搭載したエレベータは皆無でしょう。

実際、エレベータの電気代の変化は無視です。

押しても押さなくても電気料金があまり変わらないのは正しいですが、理論が間違ってます。
起動時間も力率も関係なしです

要は押しても押さなくてもドアが閉まるのが早まるだけで、動作開始から動作終了(起動→加速→減速→停止)までは同じなため、一度の動作では消費電力は変わらないといいたいんです。
あと、消費電力量ですが,普通の5回建て程度のビルについてる平均的なものでは一回の動作で約0.02kwh~0.03kwh前後のようです。
これについてはちょっと確認します。
普通にドラムに綱を引っ掛けて錘とバランス取ってるタイプならこの程度みたいです。
油圧式などでは加速終了後の定速動作時も比較的電力を食いつづけるため、より電力量が多くなる傾向があるようです。』
(http://www.google.co.jp/gwt/x?gl=JP&wsc=tb&u=http%3A%2F%2Fwww.intecs-jec.com/doraemon.htm&ei=BHwoUPP7KMOXkQXSpYGQDQ)

「教えてgoo」にもありましたねえ。

『普通のシングルエレベータなら別に消費電流は多くなりません。
多くなるのは、多数のエレベータが並んで動いている場合です。

いくつものエレベータが並んでいる場合、すべての階の待ち人が最小の時間でエレベータに乗れるように、コンピュータが制御します。
だから次にどのエレベータがくるかは教えてもほかのエレベータの位置は教えないように乗り場は作られています。(B 1 2 3 4 ....の様な表示をつけない)

ところで、閉を押されると何が起きるかというと、本来想定していた時間よりも短い時間でエレベータが動き出すことになります。
この場合、コンピュータは新たにまた「すべての待ち人が最短の時間で乗れる」ように計算し直します。
計算には電気が掛かりませんが、配置計画が変わりこれによってほかの(特に無人の)エレベータによけいな回送が生じます。
これが電気代が高くなる理由です。』
(http://m.oshiete1.goo.ne.jp/qa/q1884774.html?uid=NULLGWDOCOMO&sid=996beabd54807dc61c2e257eaacb5a2b2c91bcca)

ふむ!

そのビルのエレベーターは、確かに3つ並んでて、今、どこにエレベーターがいるのか表示せず、早く着くエレベーターのライトが点灯するタイプでしたなあ。

少しは省エネ効果あるみたいですね!

あくまで少し!

それより、お身体に障害がなければ、エレベーター使わずに階段歩くようにした方が省エネですよね!

僕は自分の病院では、そうしてます!

──2ヶ月前から……

偉ソウナコト言ウンジャネエε=(;`´)つε=ヾ(*~▽~)ゝゴメンナサーイ