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ごんたのつれづれ旅日記

このブログへようこそお出で下さいました。
バスや鉄道を主体にした紀行を『のりもの風土記』として地域別、年代別にまとめ始めています。
話の脱線も多いのですが、乗り物の脱線・脱輪ではないので御容赦いただきまして、御一緒に紙上旅行に出かけませんか。

「関東のりもの風土記」、お楽しみいただけたでしょうか。 


僕は40年近くも東京に住んでいますので、関東の乗り物を体験する頻度が高いのは想定内でしたが、まさか66編にも及ぶとは、いささか驚いています。

以前、記事にした旅も少なくないのですが、あの乗り物も取り上げたい、こんな旅もしたじゃないか、などと、後から後から記憶が脳裏に蘇ってきて、新作は実に13作に及びました。

もともと、夜行列車や夜行高速バスが1つも登場しない、地味な地域でありますが(地元に住んでいるのだから当たり前です)、新たに書き加えたのは、リムジンバスや路線バスばかりです。

高速バスでなくても、また遠くに行かなくても、旅は楽しめるのだ、という見本ですね。


さて、次は「北陸のりもの風土記」です。 


中部地方をひとくくりにすれば、僕が生まれた金沢や、実家のある長野がありますので、それこそ膨大な記事数になるはずです。

そのため、北陸編、信州編、東海編と3つに分けることにしました。


迷ったのは、北陸地方に、新潟県を含めるかどうかでした。


『北陸地方の各県の経済動向や人的動向、交通網をみると、東部の新潟県については関東甲信越や信越地方と言うように、関東地方や長野県方面との結びつきが大きいのに対し、西部の3県(富山県・石川県・福井県)は、この3県での結びつきの他に、近畿地方や中京圏とのつながりが大きい』


『3県は企業などの管轄では西日本または中日本のエリアに含まれることが多い(JR西日本・NEXCO中日本・NTT西日本・北陸電力など)。新潟県上越地方(県南部)も西日本・中日本の一部として扱われることがあり、北陸新幹線の糸魚川駅と大糸線末端区間はJR西日本の金沢支社であるほか、上越市には中部電力の発電所がある。静岡県を含めて中日本として一体化している東海地方(静岡県・愛知県・岐阜県・三重県)とは異なり、新潟県の大部分は東日本として扱われている(JR東日本・NEXCO東日本・NTT東日本・東北電力)』


『現代において北陸4県の一体性は必ずしも高くはない。そのためこの西部3県のみを指して「北陸3県」と称する例が見られる。富山県・石川県・福井県においては、単に北陸と言う場合、北陸3県を指す』


などと「Wikipedia」にも書かれています。


それでも、僕にとっての新潟県は、越前、越中、越後と「越」の国の一部であり、古くから「北陸道」に含まれた地域であることから、紛れもなく北陸の一部なのです。


北陸、信州、東海の3つの地域を、どのような順番で紹介させていただこうかという点も、大いに悩んだのですが、今年(令和6年)の3月に北陸新幹線が敦賀まで開通した北陸地方を先に取り上げることにしました。 

北陸新幹線の開業で、良くも悪くも北陸の交通地図は大きな変化を余儀なくされました。 

「北陸のりもの風土記」には、北陸新幹線がなかった時代の、僕にとって貴重な思い出が、数多く触れられています。


ああ、こんな時代もあったなあ、こんな列車やバスが走っていたっけ、などと懐かしんでいただければ、無上の喜びです。