お子さんを亡くした場合、次のお子さんが生まれる時期や確率はそうでない場合と比較し早く妊娠してかつ確率も高くなるとの報告がありました。
生まれてきたお子さんが亡くなることは大変辛い事です。
ただこの論文によると次のお子さんを授かる確率が有意に高くなると述べられています。
その傾向は生後3ヶ月以内で亡くなった場合が最も高くなると述べられています。
赤いラインがお子さんを亡くした方ですが、青のそうでない方と比較して半年以内に授かる確率が有意に高いことがわかります。
青のそうでない方は1年半位後に生まれるのに対して、赤の群は生まれる時期が早いことがわかります。
この左上のグラフの亡くなった年齢が月齢1ヶ月以内の場合はより早く妊娠することがわかります。
右上の月齢が1ヶ月から6ヶ月は月齢1カ月と比較し少しゆるやかになります。
その傾向は下のグラフに行くにつれて亡くなった年齢が上がるにつれてゆるやかになります。
左のグラフはお子さんが亡くなった群はその後に1人産む、2人産む、3人産むのが高いことが分かります。
右のグラフはお子さんを亡くしていない群はその後子供を産まない赤のゼロの割合が高いのがわかります。
赤がその後産まない
緑はその後1人産む
青はその後2人産む
紫はその後3人以上産む
Reproduction after the loss of a child: a population-based matched cohort study
Human Reproduction, Volume 33, Issue 8, August 2018, Pages 1557–1565,