寒い日が続きますね。今年に入って雪が降ることも多いです。コロナもまた感染者が爆発的に増えてきましたね…。私自身もなんかちょっと調子悪いので、3ヶ月位仕事しないで休んでいたい気分です。

(まあ、仕事してるだけで心が救われることもいっぱいあるんだけどね)


さて、先日母の退院のための調整の話し合いに病院に行ってきました。

舞台は精神科のデカめの病院。あちら側の顔ぶれは、主治医、担当看護師2(前の話し合いには別の担当看護師の人がいた)、担当ワーカー。

こちらは、患者である母、娘である私、両親、姉という何故かフルメンバー。


チラッと最初の話し合いの時に、私がメンタルクリニックで働いてるってな話はしたが……。


今回の話し合いで、まあ退院後の訪問看護やら自立支援医療やらの話になった…んだけど…。

自立支援の申請用紙印刷してきました、って(姉=私からすると伯母)が渡された瞬間「娘さんがそういう知識持ってらっしゃるってことですし、また相談に乗ってもらえますよね?(って私に問いかけてきたのではいって答えた)…なのでまた娘さんに聞いてください。知らないわけじゃなくて知っていてくれてるからよかったですね(母に対してにっこり)」

と、清々しいまでの職務放棄の瞬間を目の当たりにしました。


ちょっと待て、そこらの説明すらほぼしなかったらもう担当ワーカーとか存在意義ねぇだろ!!!!


寝不足からの体調不良でキレる元気もなく(多分目が死んでた)、なんやかんやで退院は決まったけど…。けど!!!!!

色々と家族にも本人も説明がない上に、いち家族である私に丸投げだと!?

確かに普段からそういうのを扱う仕事にはついてる。(やってることは雑用だけどある程度の知識はあるよくらいのレベル)

まあ、少なくとも知識ゼロの祖父母や伯母よりかはあって、ざっくりと、訪問看護っていうのはこういうもの、自立支援医療はこういうもので医療費の負担が減る、就労継続支援のA型とB型の違いはこうで、他にもこんな障害福祉サービスがあるけど使うには受給者証が必要、デイケアはこういう目的でやるもの…

くらいはザーッと伯母と祖母に説明しましたよ。ええ。(その少し前にちょうど患者さん向けにそういう制度などのわかりやすい紹介を作る仕事を頼まれてたからちょうどよかった笑)


でもね、そういう制度とかって都道府県ごと…いや、下手すると市区町村ごとに全然違ったりするのよ。

市区町村ごとにってレベルで言えば、昔っからうちの先生や上司(精神科ソーシャルワーカー)が「ここだけちょっと制度違うっていう市があるけどなんとかならないのかな」ってずっと言ってるから知ってた。

それを知ってたから最初の話し合いで聞いてみたら、案の定県が違うから全然制度が違った笑

例えば、自立支援の医療費の自己負担額は、自立支援の制度そのものでは通常の国保や社保では3割負担なのが1割になるってのは一緒なんだけど、愛知の例で言えば私が把握しているだけでも

・残りの1割分すべてを市町村が負担してくれる

・残りの1割分の一部を市町村が負担してくれる

・特に助成無しで自己負担は1割

って感じの3種類あるんすよ。

ちなみに残りの1割分すべてを市町村が負担してくれるってところが多い印象。


これがまた、向こうは向こうで全然違っていて、その時件の担当ワーカー以外にもうひとり何故かいたワーカーさんと「本当に地域によって全然違うんですよ…」「ですよねぇ」なんていうやり取りをしたんですがね。


そういうレベルなので、愛知のことはある程度わかっても、県外であるそっちのことはわかんねぇよ!そこら辺はその土地のワーカーであるあなたが一番詳しいでしょうが!!!!と思った次第。


マジで寝不足すぎて頭回んねぇ、帰りてぇとか言ってないでキレるべきだったか?


それともあれか?私が今まで、見て、聞いて(教えてもらって)、断片的にとはいえ学んできた“精神保健福祉士とは”“精神科ソーシャルワーカーとは”ってのが間違っていたのか???

精神科ソーシャルワーカーの存在意義とは????(わかっているんだ。わかっているけど、その既存の認識では処理できない職務放棄マンが現れて混乱してるんだ。)



まあ、こういう感じで多少仕事丸投げするくらいでも普通に生きていけますよ〜っていう事実でこの世の何人かは救われるかもな。本来の職務は果たしてないけど。笑



そもそもさぁ、私はある程度の知識はあれど、それ以前に『家族である』という変えられない事実があるわけで…。

家族であることによって生じる問題もある訳だから、いくら知識があろうとそこには第三者である誰かが担当者として入るべきなのでは…?と思うのは自分だけかい?


家族には家族であるからこそかかっている負担もあるし、第三者には第三者であって家族ではないから言えることがあるはずで。

そこでなんだかんだで結局家族に丸投げはもうただただ閉鎖的というか、また家族だけの閉ざされたコミュニティで孤立するリスクが出てくるのではなかろうか…。



我が尊敬する上司があまりにもいい意味でもはや人として出来すぎていて、ひとりひとりに個々に丁寧に対応して居るのが稀有な例なのかな。

まあ、大病院の担当している患者さんがめちゃくちゃいるワーカーではそこまで細かくは対応しきれないかもしれないけど……

……と思ったけど、うちの職場も患者さんは多い上に上司は同じポジションの人他にいねぇわ。それでも細かく丁寧に対応してるわ。うん。


それに、仕事丸投げってのはもう丁寧とか以前に最低限すらやってねぇからな。


うーん。

医師は医師で説明足りなすぎる、その他スタッフも説明が足りなすぎる上にそのくらいできるだろ?ってな対応もしない。


自分が元々医者嫌い+今の職場の先生や他のスタッフさんたちがきっちりしているってのがあるからか、なんかこの病院信用できねぇぞ?と思い始めた…。


最終的には本人である母次第なんだけど、転院ないしセカンドオピニオンは必要なんじゃないかなぁ…。


やらない病院、医師が多いのも知ってるけど、薬の説明くらいある程度きっちりしてくれる医師がいればいいんだが…。

ちなみに母が今処方されてる薬が、昔私がバイト始めるとかってなったときに「なにか安定させられる薬をください!」って頼み込んで出してもらった薬なんだけど…。

「鬱っぽくて食欲が落ちた人がご飯を食べられるように食欲が増すような作用があるからめちゃくちゃ太るよ!特に男性より女性、高齢の方より若い人、と、一番太るのに抵抗がある若い女性にそういう副作用が出やすいよ!!」とめちゃめちゃ言って聞かされました。それでも飲むんですか?と。

そういう説明大事よ。最低限、太るかも、ってくらいは。

頼むからすべての医者はこの程度の説明はしてくれ。お願いだから。


なかなか居ねぇけどな…。


まあ、そんなわけで色々とムカつくやら呆れるやらの日々でございます。

本人の意思が重要なはずなのに、本人の意思表示以前に何も説明がないから何もわかっていない。

だめだわ、これ。


本当に本人に理解力が何らかの理由でないのならばともかく、理解力はあるからな…。行動力も。

正直、両親、姉というあちらの家族の中では一番若いししっかりしてると自分は思う。(我が上司もそういう見解だった笑)

伝え方によっては理解しづらい、みたいな特性っぽいのはある気がするが、それはなんかちょっと上手い伝え方をすればいいだけであって。

そもそもその特性?に気付いているか否かでも対応は変わってきちゃうけどね〜。



…まあ、伝えたいことは以下だ。


ちゃんと出来ない、しっかり出来ないって自分を責めている人がいるとしたら、そんなに責める必要はないと思う。

自分を責めるのは自由だけど、少なくとも社会的にそこまで責められるとか叩かれる事項ではない。

それがめんどくせーからとかサボりたいからとかみたいな理由で「しない」わけではなく、できないことで悩んでるくらいなら充分立派なもので、そんなの(悩んで)当たり前だと思うかもしれないけど、実は世の中意外とそうでもなかったりする。

正直、命や財産に関わるとかってこと以外ならちょっとくらいサボったりたまに仕事を丸投げしたり手を抜いても生きていけるし、人間である以上ミスは0には出来ないし、なにかできないことがあるのも当たり前。

手抜きとかでずさんにやった訳ではなくて真面目にやった結果のミスや、めちゃくちゃ頑張っても出来ないことってのは(気にする気持ちはわかるけど…)気にしすぎる必要もなかったりする。



以上。上から目線だって?まあ、自分への言い聞かせたい事項でもあるので許してくださいな。

では、おやすみなさい。