がん相談員研修 | ~こいぬにも分かる 精巣腫瘍サバイバー K(ケイ)のBlog~

~こいぬにも分かる 精巣腫瘍サバイバー K(ケイ)のBlog~

「20歳で精巣腫瘍サバイバーに選出!」
K(ケイ)と申します。
現在31歳。精巣腫瘍代表歴11年目となりました。
11年経った今だから言えること、今だから考えられること、等々。
気持ちそのままに、自然体に、自分の「道」を綴っていきます。

土曜日に受けてきた、がん相談員研修。

患者って事はもちろん表には出さず、いちソーシャルワーカーとしての参加。

RFLなりピアサポートなりで、患者として発信をしてると、実はこういう場に行くのが、ちょっとこわくなる。
僕らの患者としての行動や発信が、結局自己満足で終わってしまってるんじゃないかって。
現場の方々を巻き込めているのか、その意識を知ることがちょっとだけおっくうに、ね。


結果としては、、安心した。


捨てたもんじゃない。
看護師さん、MSWは理解しようとしてくれてる。
良かった。
もちろん、こういう研修にみえる方々なので、がん患者を取り巻く環境や問題点については、未だ良く分かってない印象は受けたけどね。
まあ、まだまだ、すべて発展途上さ。

下記はメモ。
✔︎政策はエビデンスに基づく。
✔︎効果的、必要性のある部分に効率的に公費が投入される。
✔︎きんてん化の為の拠点病院設置は進んでいるが、二次医療圏で重複している地域もあり、拠点病院がない二次医療圏は107カ所ある。
✔︎がん相談支援センターは、他病院受診患者でもok。情報を必要とするすべての患者が対象。
✔︎つまりカルテなし。idなしでもok。実績をどう作っていくか?その評価?が課題。
✔︎がん相談の目標は、一歩踏み出せる何かを掴んでもらう事。
✔︎表出された主訴の背景に意識を持つ。本当の主訴(本人も気づいてないかも)を見逃さない。
✔︎語ることは、状況の整理に繋がる。傾聴。

最後に岐阜大学の医師が、
『こういうロールプレイをやる度に思うんですが、僕らは診察室の中の事しか知らない。診察室の外には、僕らの知らない患者さんや家族のストーリーがある。出来れば、面談された内容を医師にも話してほしい。診察や処方は僕らの役目だが、それらを正確に実施する為にも患者さんの背景を知らないといけないと思う。中には、そんなんうるさい、って言って聞かない医師もいるだろう、でもそんな奴らは大した医師じゃない。』

いかに正確に端的に、相談を受けた内容をカルテや口頭で医師に分かり易く伝えるか。
そこは、ソーシャルワーカーの技術やよね。