映画を見てからの小説。
登場人物のキャラはイメージ出来てたけど、
桐島の存在感は映画よりなかったね。小説は。
映画は、桐島という歯車がいなくなる事でのバランスの崩壊を感じた、かな。
小説は、どっちかというと個。
17歳の個なんて、あって無い様なもので。
でも、それぞれに17年間の人生観があって、背景があって。
現在(いま)の立場があって、見栄があって、葛藤があって、迷いがあって、信念があって。
思いを馳せる事も大切なんだろうけど、
イタいやつ、
なんて思われたくないから。
そんな事思われたら立場が危うくなるから、考えない様にしている。
この時期に出来る本当の友達って、まさしく運命なんやろうね。
社会に出てからも「群れ」は、残念ながら健在で。
その群れの為に、自分を偽る事をしてなかったか。
その群れの為に、人をイジる事をしていなかったか。
その群れの為に、不器用ながらもひたすらに信念を貫こうとしている人をバカにしていなかったか。
その群れの為に。
いや、自分の立場の為に。
かの人の、悪口や言い訳、ネガティブワードすべてを毛嫌いするのは、
きっとそのマイナス要素が、自分にも思い当たる、なんて節があるからなんだろう。
投影
理想としない自分への拒否。無意識化の中で処理される感情。
ほんと、
自分って弱い。
バシーっ!と決めたはずやのに、
その瞬間には迷い、影響されてる。
貫け、自分。
そんな事を思い出させてくれた、良い小説です。
、、、どんなまとめ、やねん。でもほんとに。