「武器としての決断思考」 | Y

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「武器としての決断思考」 瀧本哲史 著




¥861
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店頭に積まれた本書をみて即買いしてしまいました。

本書は「自分の人生を決めるのは自分である」という現代人の判断や行動を後押ししてくれる内容で書かれています。
変化の激しい時代の中、それに伴いヒトの価値観も絶え間なく変化していきます。
10数年前は当たり前のようなことでも、現在は違うなんてことが有り得ます。

今の自分に照らし合わせながら本書を読ませて頂きました。
自分の人生、自分で考え選択する。
私自身もそのような考えを持って、ここまできたつもりです。
ただ、本書で述べられているような「ディベート思考」を持って考えられてはいなかったでしょう。

ディベートとは?

ある議題において「内因性・重要性・解決性」の観点からメリットとデメリットを考える。各々の「質・量・確率」を考慮し、メリットとデメリットを比較する。これらの視点をもとに「そのときの最善」を導きだす。

現在、私は大学で週3日間勤務させていただいているわけですが、「自分で考えて行動する」ということが非常に困難になってきている学生の現状を目の当たりにしているわけです。「自分で考える」、ある人にとっては非常に簡単なことなのかもしれません。しかし、それができない、難しい・・・現代社会=情報化社会であることは言うまでもありません。情報は毎日のように溢れるほど出てきていますし、それを確認することも容易です。
ただ、その情報をどう捉えて解釈しているかが問題。書かれていることや聞いたことを鵜呑みにする者が多い。自分で判断するよりも目の前にある情報をそのまま根拠とし、また正解とする傾向が強いです。
まず「Why?」と考えることが重要なのでは?社会に出て何が正解なんて分からないことのほうが多い。仮に正解があったとしても不正解との狭間で動いて行動しているほうが多いように思います。


 内因性=何が問題なのか
 重要性=その問題はどの程度深刻なのか
 解決性=どう行動すれば解決できるか


「正解」ではなく「最善解」を導く。この3要素を考える必要があります。
ディベート思考を持って最善解を導くには、知識面が必要でありその上で判断し行動するということが体系化される必要があります。知識面、つまり準備段階でどれほど根拠を持った価値ある情報を取ってこれるかもポイントと本書では書かれています。

言われたことができるのは当たり前、そこには行動しか求められていませんから。

(あんまりまとまった文章ではありませんでしたが悪しからず)