古くから山奥で狩猟や野草をとって生業とする者たちがいました。

その者たちを『マタギ』とか『ワタリ』とか『山人』と呼びます。

マタギは、山間で狩猟をする民で、ワタリは、薬草や金脈を見つけ、山間を渡り歩く民達です。アニメの蟲師のような人達です。
山人は、天狗といわれています。

日本の山々には昔から神霊が住まい、山に踏みいる人間が山の神気に触れてしまうことがありましたが、彼らは、その力の使い方を心得ていおり、山を愛し山を住みかとして暮らしてきたのです。

彼らには特殊な力があって、山の気候や、水脈などを知ることができ、樹木や獣達と話ができたと言われています!

そして、山の幸を得るだけでなく山に対して、感謝と畏敬の念を持って接してきました。所謂、共存共栄です。

このような暮らしをしていたため、神霊の力を使える者たちがいましたが、彼らか里に降りてきて、病人を直したり、雨和降らしたりしたことで、呪術の世界に大きな影響を与えてきました。

このような力の発現は、自然を理解し自然と一体化し、孤独に適応できて初めて可能な事でした。

今そういう人達が少ないのも、こういう環境がなくなりつつあるからに他なりません。

人間は、本来五感以上の力を持っていましたが、知恵にたより始めてからその力が徐々に失われてきてしまったわけです。



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