電子欄というものはおそろしい。参考のために先生の略歴を記述していたら、誤作動で労働成果が一瞬で消滅してしまった。ぼくは今自分で先生の年譜を作るエネルギーも意図もないから、先生の作品を常設展示している美術館の一つである安曇野市豊科近代美術館から嘗て頂いた先生の年譜をきみに紹介しておこうと思ったのだ。先生は卓越した思索者であるが、本業は彫刻だ。(この欄でこれまで黙って紹介してきた彫像・パステル画はすべて先生の作だ。)ぼくは先生の思想についての拙著の中で、この年譜を読者の参考のために、許可を得て使わせてもらったが、それをそのままここに写しているところだった。同美術館に接続してもらっても、この年譜は出てくるようではなかったから。今のぼくにとって、これはその「客観性にへばりつく」性質から大変な作業なので、断念することにした。「ウィキペディア」等で「高田博厚」へ接続して、おおまかなところを眺めていただければ幸いである。


〔この後に書いた高田博厚先生略歴 を参照してください。〕