無事に甲子園出場を決めた関東第一高校、初戦は序盤にワンサイドかと思われたゲーム、終盤に粘って接戦に持ち込んだ高岡商業を振り切り三回戦進出を決めました。

職場のテレビで結果を知り、居ても立ってもたまらず三回戦を応援しに高速バスで行ってきました。
「5年前はNHKに映ってしまったけど(2010年8月のブログ参照)今年は映らないぞ!」と思いながら。。

母校のホームページからOBチケットの申し込みを済ませ、娘さんを現役生に持つ“中学校の同級生”に連絡したところ、彼女も娘さんと甲子園に駆け付けるとのこと。

8月15日土曜日夜、王子駅発のバスに乗り、翌朝に大阪駅到着。
そこで同級生親子と合流し、3人で甲子園球場へ。
同級生のHさんは去年から同窓会で三回くらい会ってるけど、現役生の娘さんとは初対面なので緊張しました。
当時のHさんの面影あるわー。。

そして。。

5年ぶりに帰ってきたぜ!甲子園!



“来た”というより“帰ってきた”と思うのが現役で甲子園を経験した世代。
って、コレ、5年前のアルプスリポートで映された時も流されました。。

対戦相手は中京大学付属中京高校。
今大会屈指の制球力を誇る上野翔太郎投手を擁する強豪です。



歴代優勝校の校旗。

まだ我が母校の“ペンと羽”の校旗はありません。

入場前に中学校の同級生と記念撮影。
ここではOBと在校生保護者です。

男子校だった現役当時は、中学の同級生とこういう立場で一緒に母校を甲子園で応援することになるとは夢にも思いませんでした。
しかも同じクラスになったこと無いし。
これ、なんてご褒美…
※中学の時から学年屈指の美人で勿体ないのですが、絶対に迷惑をかけるわけにはいかないので同級生と娘さんには目線を入れさせていただきます。

なお、この写真をリアルタイムでFacebookの同級生グループにアップしたら、かなり驚きのリアクションがありました。
普通なら有り得ない組み合わせだからね(笑)



アルプス入口。


テレビで見る阪神戦とは違う感慨で見るスコアボード。


今年のドラフト目玉のオコエ瑠偉君。

スマホでセンターを撮るとブレるなあ。。

試合内容は、予選からここまで1試合平均10得点以上を誇る関一打線が、上野投手の抜群の制球力に封じられ、またオコエ君のスーパーファインプレーもあり八回まで0対0。

最後は九回に長嶋君のサヨナラホームランで幕切れ。
ベスト8進出を決めました。

実は、自身が甲子園で校歌を歌うのは初めてなんです。
三年生で出場した第72回大会は1回戦敗退。。
甲子園で歌う校歌は最高ですね✨✨✨


さて、この試合には隠されたドラマがありまして。。
関一の鈴木くんと中京の上野君は小学校6年生の時に選抜チームで初めてバッテリーを組み、中学校では同じ愛知西シニアで3年間バッテリー。
そして高校は離れ離れになることが決まり、その時に交わした約束。

「お互いに勝って甲子園で会おう」

そして実現した約束。
戦えるのは甲子園しかなかった。。

「真剣勝負、必ず抑える!」

「絶対に打つ!」

そして迎えた七回。
二死、一塁三塁。
力一杯投げる上野君。
ファウルで粘る鈴木君。
親友にしてライバル。
意地と意地とのぶつかり合い。
運命が引き寄せた二人だけの18.44メートル。
そしてフルカウントからの12球目。。

三振!!

その日の夜、『熱闘!甲子園』で見た対決中の二人は最高の笑顔でした。

試合後、上野君から鈴木君へ電話が。

「もしもし」

「もしもし、お疲れ!」

「おつかれさん」

「いやあ、ナイスピッチ」

「まあ、負けちゃったけど…」

「いやあ、でも俺ん時、本気やったっしょ」

「ちょっとガチった(笑)」

「めっちゃ速かったよ、あれ」

「楽しかったね」

「うん、楽しかった」

「…今まで三振した中で、一番気持ちよかった三振やで」

「…ありがとうね、本当に」

「頑張るわ」

「頼むね」

「おう!」

野球っていいな。
高校野球っていいな。
あらためて感じたワンシーンでした。


試合後にスコアの前で記念撮影。



開会式のプラカードを持っての記念撮影。

アカン、俺デレとる。

負けたら東京に帰る予定でしたが、準々決勝は翌日なので泊まり確定。
勝った時の為に代休申請しておいたので安心です

ここで同級生母娘と解散。
翌日また合流です。