中学校の同窓会を二日後に控えた11月23日、10○年来のブロ友である坪和あさ美さんが出演するお芝居を観に、芦花公園あたりのPaperback theaterまで行ってきました。

“あたりまで”って書いたのは、劇場が京王線の芦花公園駅と千歳烏山駅のちょうど真ん中くらいにあるから。

僕が八王子方面在住なら“千歳烏山あたりまで”って書くんでしょうね。たぶん。


坪和さんが告知したのが割と直前で、ビックリしたけど観に行きますよ、ファンだもん。


同窓会の方は自分が幹事で、急に人数が増えたんで入り切らなくなって代替会場予約したり、帰りも二次会会場検索して電話かけてたりしたけど観に行きますよ、ファンだもん。


って、前置き長え。


お芝居は、feblaboプロデュース

未来と過去に思いを馳せる二本立て公演

「日曜日よりの使者」と「明日のハナコ」


坪和あさ美さんは二本目の「明日のハナコ」に出演です。


今回の劇場で特筆すべきは、ほとんどすべてのセットが段ボール箱の組み合わせってことでしょうか。

山と積まれた段ボール箱、意外とストーリー進行の邪魔にならないどころか、ちゃんとセットとして成立してる。

こういう使い方もあるんですね。


一本目

『日曜日よりの使者』

CAST

老人1/リクオ・・・・・・・・・・島田雅之

老人2/なるみ/コータ/ハマオ・・・荻山博史


かもめA/ギター・・・・・・・・・・堀ユーヘイ

かもめB/なんか叩いたり吹いたり・・池田智哉


ハイロウズの同名曲の生演奏から始まる一本。


迷子の徘徊老人1と、それを保護した老人2のテンポのよい遣り取りが続いていきます。


自分が何者なのかを必死で思い出そうとして老人2と共に足掻く老人1、そのうち徐々に繋がって行く少年時代のリクオとハマオ、そしてなるみやコータ。


ネタバレになるから書けないけど、坪和あさ美さんの告知にあった「泣ける」はマジでした。


自分の場合、ハイロウズの二人をブルーハーツの頃から大好きだった、今は亡き中学生時代からの親友を思い出してしまって。

二日後の同窓会にも生きて参加してほしかったな。。

俺がボケて死んだらアイツが迎えに来るのかな。

そしたらこんなやり取りするのかな。

「ボケとる!」

「ボケとらんわ!」

「ボケとる!」

・・・


もしどこかで『日曜日よりの使者』というタイトルの二人芝居を見つけたら、是非とも観に行っていただきたいです。


二本目

『明日のハナコ』

CAST

小夜子・・・坪和あさ美

ハナコ・・・野木伶那


福井県のとある演劇部の女子高生二人の物語。

「今回は制服を着ますー」と告知がありました。

坪和あさ美さんが制服!?

そりゃ観に行きますよ、ファンだもん。


結論から書くと、すっげえ似合ってて可愛かったです、はい。


この作品は、高校演劇発の作品ですが、原発問題を取り上げたことなどで、地元のケーブルテレビで放送される予定がスポンサーへの忖度などで無くなってしまったり、脚本集の回収を命ぜられたりと、内容にさしたる問題があったわけでなく、“大人達の都合”で『表現の自由』を侵害された作品です。

詳細は下記リンクをご覧下さい。


https://ashitanohanako1108.wixsite.com/home


それでは内容の方に。

一本目との幕間、転換中って出てたから安心してちょっと外へ出ちゃったんです。

そんで戻ったら、もうあさ美さんが舞台上でなんか本編への導入演技やってるじゃないですか。

あさ美さんのお芝居は一瞬たりとも見逃したくないのに失敗したー!


ストーリーはね、ちょっと重いです。

福井震災だったり、多額の助成金で暮らしが豊かになるのと引き換えに稼働する原発の現実だったり。

あさ美さん演じるJK小夜子の可愛らしさとか、コメディエンヌ的な役を多々経験してきた『役者・坪和あさ美』の“らしい”演技をもってしても重い。 

もちろん、それだけに心に響くものがありました。

助成金と原発、これは沖縄でいう基地問題に近いでしょうか。


身近に思えてしまったのは、物語の中で野木さん演じるハナコが、親に「演劇部を辞めろ」と言われたとのくだり。

これ、キツイです。

いちばん楽しく打ち込んでる時にコレ言われるの。

自分のことで言えば、過去のいちばん楽しく音楽やってた時に「クラリネットやめろ」って言われるのと同じだもの。

某楽団でバートのまとめ役やってた時は、受験で音楽をやめる人を見送るという小夜子的な経験もしたし。

音楽を再開したばかりの今だからこそクるものがありました。

終演後に野木さんから話を聞いたら「私も部活辞めろって言われた経験があるからハナコという役を自分に降ろした時にキツかった」と。


今回は重めの作品でしたが、いろいろ考えるキッカケになったのは良かったと思います。

これからまた音楽をやっていく上でも刺激になりました。

まあ、またクラリネットを始めたのだって、前回のあさ美さんに触発された部分もあるんだけど。

演劇と音楽、ジャンルは違えど同じ“舞台上の生もの”だし。


二本とも全員の熱演を楽しむことができました。


これからの音楽活動だけじゃなく「先ずは明後日の同窓会の幹事頑張ろう!」なんて刺激ももらえて、同窓会の方も無事に大成功で終わらせることができました。

後処理でわちゃわちゃして、今回の感想ブログも遅くなちゃったけど。

あさ美さん、ごめんm(_ _;)m


で、前回のワニズホールでは感染症予防の為に終演後に話すことも写真もNGだったのでリベンジ。

ベコベコの段ボールまみれなのは、お芝居のラストで「ああ~〜〜!!!」って演ったから。

これまたリベンジのツーショット。
同窓会でちょっとカッコつけたくてメガネを注文してたんだけど、出来上がりが24日なんで、この日には間に合わなかったー!
次は新しいメガネでツーショット撮らせてもらお。
そりゃあ推しの前ではカッコつけたいですよ、ファンだもん。

そして、差し入れ持っていったら翌日に送ってくれた写真がコレ。
・・・すみません、待ち受けに使っていいですか?

次に出演するお芝居は来年3月あたりだそうで。

次も絶対に観に行きますよ、ファンだもん。


坪和あさ美さんはじめ、キャスト、スタッフの皆様、お疲れ様でした!