【インタビュー後記】松浦弥太郎さん(『暮しの手帖』編集長)後編 | NO INTERVIEW, NO LIFE.

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Interviewr Yohei hayakawa's Blog
(インタビュアー早川洋平の取材ノート)

☆前編の記事はこちら から



 本書にあるヒントでもうひとつ僕の心を奪ったのは「一人という贅沢」という項。個人でも仕事でも「一人の時間は本当に大切」というシンプルなメッセージだが、いまの僕にはとても深く刺さった。

 みなさんは、日頃意識して一人の時間を設けているだろうか。

 僕は半年ほど前から「全体を俯瞰する時間」を毎週2時間必ず設けている。
 
 忙しくてそんなヒマはないよ、そう思う人も多いと思う。僕自身そう思っていた。毎日目の前のことでせいいっぱいだったからだ。緊急度と重要度別のTO DOももちろんつくった。でも、忙しさはあいかわらず。そんなときある起業家の先輩からこんなことを聞いた。

「早川くん、TO DOリストもいいけど、全体を俯瞰する時間を定期的につくったらどうだろう」

 いまいちぴんと来なかった僕だが、半信半疑で今進行しているプロジェクト、今後事業化したいアイデア、ここだけは譲れないという自分軸、大切にしたい人などを「MY LIFE」と題したマインドマップに書き込んでいった。

 僕はこのマップを毎日見る。そして毎週更新する。どんなに忙しくても、こんな時間を定期的に設けると、驚くべきことが起きた。忙しさが半減したのだ。それは、このマップで「全体を俯瞰する」時間を設けることで、公私ともに自分の軸から外れることに時間を割かなくなったからだと思う。

 忙しいときこそ、一人になって全体を俯瞰する時間を設ける。

 松浦さんとのインタビューで、僕はこの重要性を改めて痛感した。

 僕がおすすめするのは、「全体を俯瞰する時間」を、手帳やウェブカレンダーに毎週入れ込んでしまうこと。たとえば、毎週金曜日の午前中は必ずお気に入りのカフェや静かな図書館に行く、と行った具合にだ。会社勤めの人でも早朝や休日をうまく使えば、この時間はとれるはずだ。

 だからそんなヒマないって! 改めてそう思ったあなたにこそ、この方法はおすすめ。
「今日をていねいに」生きることにつながると思います。



■松浦さんのインタビューはこちら からお聴きいただけます。
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聞聴道(もんちょうどう)~著者インタビューとポッドキャスト配信の職人 キクタス早川洋平のブログ~

●番組でフォーカスした松浦さんの著書
 『今日もていねいに。』

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●松浦さんの「人生を変えた一冊」
『高村光太郎詩集』

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