♪天使のだっこ
子供の頃、だっこしてくれる大人が大好きだった。
だからわたしが子供たちの先生をしていたときも、
みんなをだっこしてあげようとした。
ちょっと引いてる子には「だっこしてもいい?」って聞いてから。
もし「ダメ」っていわれても、照れてるだけみたいだったら徹底的にお願いして、
「ちょっとだけでいいから…お願い!」とか
「じゃあこっち来て。みんなに見えないところならいいでしょう?」とか言ったりしてね(^^)
どんな子もだっこされるとやっぱり嬉しそうだった。
たかが「だっこ」ひとつでお互いの親近感が強くなり、心の距離が近くなった。
「だっこ」もまた大きくてあたたかなふれあいの形のひとつ。
「ハグ」と「だっこ」の違いは
「ハグ」はお互いが同等の立場やエネルギーで行われるけど、
「だっこ」には役割りがあること。
だっこされる側は地から足を話した状態で、だっこする側に完全に自分をあずけなくてはならない。
そこには大きな信頼関係が必要となる。
「ハグ」はおざなりでもできても、「だっこ」はそういうわけにはいかない。
大人になるとだっこしてもらうことがなかなかなくなる。
祖母が亡くなる前、彼女をだっこしたことがあったけど、
本当に不思議な感じだった。
子供の頃はわたしが祖母にだっこされる立場だったから…
大人は「だっこする役割り」になるんだって何となく思っているけれど、
本当は大人だってだっこされたい時もある。
感情的になったり、寂しくなったり、落ち込んだり…
何か自分よりずっと大きなものに安心して包まれて落ち着きたいときって誰にでもあると思う。
そんな時は、これからおすすめする「天使のだっこ」の瞑想を是非やってみてください。
男の人もです。
女々しいなんて思わないで…
そういう観念の中にある男らしさとか女々しさは人工的なもの。
強さも弱さも両方持っているのが人間の自然な姿だと思うのです。
自分の弱さを打ち消すのではなく、自分を癒す方法を覚えてください。
「天使のだっこ」の瞑想法
ベッドの上でも地面の上でも、自分が心地よくからだをリラックスできる場所に寝転び目を閉じて、からだと精神をリラックスさせていく。
気持ちがスーッとしてきたら大きな天使が自分をひょいと抱き上げてひざに乗せ、優しく包んでくれるのを想像する。
これをするとわたしはとても気持ちよく眠くなる。本当に大きな天使のビジョンを見ることもある。
どうしても現在の自分がだっこされることに抵抗がある人はだっこされる前に瞑想の中で子供の姿に戻ってみてもよい。
また天使ではなく両親や子供の頃好きだった大人にだっこされるところを想像してもいい。