♪クッキー、わたしの天使…  | 天使のエッセイ

♪クッキー、わたしの天使… 

     



昨日の記事のほんの二行の追伸に多くの方々から励ましの言葉をいただいたりエネルギーを送っていただきました。

本当に嬉しかったです。ありがとう。

クッキーもわたしも確かに暖かいエネルギーを受け取らせていただきました。

本当に、本当にありがとう。


クッキーは昨夜9時、からだを発ちました。

皆さんからの暖かいエネルギーを受け、がんばったのですが、

もう行かなくてはならなかったようです。

およそ8年か9年という短い一生でしたが、

わたしたちと出合った一生の後半は愛に満たされて幸せに暮らしてくれたと信じています。



     



クッキーは兄弟のブラッキーと共に工事現場のゴミ捨て場で見つけられました。

きっと怖い思いをしたのでしょう。

ふたりともとても怖がりの猫になりました。

わたしたちがこの子たちをもらうまでの3年か4年の間はオーナーが何度か変わりました。

うちに来てからもふたりとも何日もの間、ごはんも食べずに隠れていました。

けれども少しずつ慣れていくと、わたしたちはお互いの存在なく生きてはいけないと思うほど大切な存在になっていきました。

子供のいないわたしたちにとってふたりが子供のようなものでした。



       



クッキーは写真を撮るといつも目をつぶってしまいます。

実物のクッキーはかなりの美女猫でした。

そしてとても細くて小さくてデリケートな猫でした。

わたしたちはそんなクッキーを「プリンセス」と呼んでいました。


そしてクッキーは癒し猫でもありました。

わたしやSethが苦しんでいるとそばにやってきて、

お腹が痛いときにはお腹、

悲しくて胸が苦しいときには胸、

癒して欲しい場所にちゃんと来ていつもわたしたちを癒してくれました。



     



クッキーはからだの弱い猫でした。

調子が悪くなった原因はノミ貧血だと思っていました。

でもノミ問題が解決し、健康を取り戻し始めたのだと思っていた…

ごはんもちゃんと食べていたし、てっきり少しずつ回復してくれるものだとばかり…


ところがある日急にごはんを食べなくなり、水入れの前まで行っても、その前で細い声でなくだけで水さえ飲めなくなってしまいました。

慌てて病院に連れて行って、24時間体制の病院へ移すためにクッキーに会った時、

クッキーはすっかり弱っていました。

そんなクッキーを見てなにも考える前に涙が出てきました。

獣医さんのケアの甲斐もなく、クッキーの体温も心拍数も下がり続けていました。

クッキーは生まれつき腎臓が小さく、腎臓の働きが著しく弱っていたのだそうです。



      



クッキーを24時間体制の病院に移し、獣医さんの話を聞き、クッキーの様子を見ながら、わたしはクッキーとのお別れの時期が来ていることを感じずにいられなくなりました。

こんなに弱ってしまっているクッキーに大きな手術を乗り越えられるだけの体力があるとはとても思えなかった…

わたしはクッキーをつれて帰りたいと申し出ました。

冷たい病院の診察台の上でクッキーをひとりぼっちで死なせたくなかった…


わたしたちはクッキーをつれて帰り、自分たちのベッドの上に毛布にくるませて寝かせました。

クリスタルの石や、Sethの十字架のチェーンや、クッキーの好きな猫のアップリケのあるクッションや、ネズミのおもちゃやそんなものをクッキーの周りにおいて、

クッキーの好きだった地中海のララバイのCDをかけて…

ブラッキーや子猫のルナもクッキーのそばでクッキーを力づけているように見えました。

クッキーはとても平和に、静かに、幸せそうに横たわっていました。



     



静かに見送るつもりでいたのに、私たちの手の中でまだ息のあるクッキーを見ているうちにわたしは突然マジックにすがりたくなってきました。

昔一緒に過ごした猫のモモの姿が見えて、わたしが彼女に起こした奇跡を思いだせたのです。

わたしはクッキーがわたしにしてくれたように、クッキーのからだにエネルギーが必要だと思われる場所に手を当て、エネルギーを送り始めました。

わたしの手もクッキーのからだもわずかに熱くなって、心拍数が上がっていくのを感じました。

けれどもその後、クッキーは軽いひきつけを起こし、少し静かになって、最後に少しだけ苦しそうにして、最後の呼吸をしました。


クッキーはわたしたちに話しかけられ、地中海のララバイを聞きながら、わたしたちの手のひらの中で息を引き取った…。



      



自分の中がひたすら強い感情で満たされ過ぎて、理論もスピリチュアリティーも何も通用しなくなってしまうことが人生の中でまれにあります。

わたしたちにとって昨日と今日は紛れもなくそんな時でした。

クッキーがわたしたちと一緒に幸せに生きたことも、

魂の存在になってもわたしたちと一緒にいることができることも、

いつかまた別のからだに入って私たちの元に戻ってくるかもしれないっていうこともわかっているのに、

悲しみの感情が大きすぎて、全てが意味をなさないことになってしまう…。


わたしがこれを書いている間にSethが興奮したようにわたしを呼びました。

クッキーがよく横たわっていたソファーの一部がすきま風が吹き込んでいるわけでもないのに冷たくなっていて、そこから冷たいエネルギーが流れ出ていたのです。

それを感じたわたしたちはまた泣き出してしまいました。

クッキーはきっとちゃんとわたしたちと一緒にいるのでしょう。



     



クッキー、今まで一緒にいてくれて本当にありがとう。

あなたがいてくれて、本当に嬉しかったよ。とっても幸せだった。

Thank you so much my little girl, Cookie, my angel.

Come back to us whenever you want to.

We love you so much and we always will.

Always...



 



早くまた私たちの元にかえってきてね。



           



We love you so much, forever...


           


Love,

Mommy & Daddy