マンハッタンの癌専門病院 Sloan を訪問 | 天使のエッセイ

マンハッタンの癌専門病院 Sloan を訪問


昨日は新しい癌専門の病院、Slaon-Kettering を始めて訪ねた。


マンハッタンのど真ん中にあるその大きな病院は
やっぱり想像を超えたレベルの病院だった。



初めての病院訪問はドクターたちと話をしたり、
いくつかの検査もして、
朝早くからまる一日の訪問になったので、本当に疲れた。


けれども治療や検査に関してだけではなく、
その細部まで細かく行き届いたケアには脱帽するものがあった。



それに病院はものすごくきれいで、

病院の各階にあるウエイティング・スペースはまるで病院っぽくなくて、

座り心地のいいカウチが並び、
エスプレッソマシーンやお茶やクラッカーのサービスもあって、

まるで高級なカフェのよう。



Sloan の美しいウエイティング・スペースにいる間に
待ってる間に何か作りませんか?と、

ワゴンにクラフト用品などをたくさん乗せて
持ってきてくれた人がいたので、

ブレスレットをつくるセットをもらったのだけど、

もうちょっとで出来上がるところで
二度もビーズを飛ばして撒き散らしてしまった(笑)




昨日はいろんなことをしたので、
たくさんのドクターや、テクニシャンたちと会ったけど、

ペイン・マネジメントのドクターたちと話をしている時、

会話の流れから突然感情がこみ上げてきたわたしは
その場で泣き出してしまった。


自分が経験していることはあまりにも尋常を超えたことなので、

今まであまり何も考えたり、感じたりしないようにしてきたけれど、


大きな悲しみは確実にわたしの中にある。

それを時々リリースしてあげるのは悪いことではない。



ペイン・マネジメントのドクターたちは

ティシューを持ってきてくれて、
わたしをハグしてくれて、

泣いているわたしを受け止め、包み、

あなたがもっと楽になって、
自分の日々を楽しめるようわたしたちがヘルプすると言ってくれた。



もうちょっと体が楽になったら絵を描こう。


わたしのお世話を毎日献身的にしてくれている夫が

わたしに絵を描いてほしいというから。


わたしの絵に囲まれているのが好きだっていうから。




重病だけど、わたしはまだ生きている。


日々を楽しめるようになっていこう。