チビの意味 | 天使のエッセイ

チビの意味


実はわたしはとても背が低い。


150センチをちょっと超えるくらいしか身長がないのだ。


これは日本人としてもかなり小さいけど、

アメリカにいるとますます小ささが目立つ。



けれどもわたしは華やかさに憧れる人ドキドキ


そこにいるだけでパーッと周りが明るくなって、

人も魅了するような華のある美しさに大きな憧れがある。



背の小さな人でも

本当に小柄でかわいらしい感じのする人もいれば、

ふっくら、温かな感じのする人もいれば、

あまり背が低く感じない人もいると思うけど、


わたしの場合、結構一人だけで見ていると

そんなに背が低くは見えないタイプ。



もちろん、背が高くも見えないけれど、
たぶん158センチくらいには見えるんじゃないかな?

写真だけで見ると結構背が高い印象を持たれることもあるくらい。


顔つきが可愛らしいというよりは
大人っぽい感じだからかもしれないけど。




けれども、自分のその身長の低さには、

自分はとても縛られてきた感覚がある。



特にアメリカって、
身長は高ければ高いほどいいっていう感覚が大きいので、

なんか劣等感を感じさせられることが多かった。


NYCだと実際に身近に一流のモデルとかダンサーなどもいたりするわけで、

そういう人たちと自分を比べては、


自分は「華やかさ」とか求めるべき人種じゃないよなあ・・・・・DASH!


などと、思ったりしたわけで・・・・・・・。




けれどもそれでいて、
わたしは自分の体を使って自己表現することが大好きだった。ドキドキ


だからダンスにあれだけ夢中になったのだと思うし、

アート・フォトグラファーのモデルの仕事も大好きだった。



完璧に美しい容姿を持っていたらきっと、
ただカメラの前でポーズを取るだけだったかもしれないけれど、

自分はそうではない分、
体のすみからすみまでをつかって表現しようとする。


それが楽しかった。



そしてできてきた写真を見るたび新しい自分が発見できた。キラキラ



強い顔をした自分って、結構迫力で魅力的だなとか、

感情を入れた時に映像も魂を持ってイキイキするんだなとか、

時には自分のセクシュアリティーに恐れ多くなったりとか(笑)



自分では普段感じることのできない自分を感じて

目からうろこ・・・・ってことがとても多かった。



そんな自分が一人で映っている写真からは

確かにわたしの身長がそんなに小さいとは全く感じさせられなかった。



そんなわたしだから、本当はもっと背が高いほうが

もっと自分らしく生きられたんじゃないのかとか思ったりするのだけれど、


その反面、この身長の低さ自体が

本当は「自分らしい」のかもとも思う。




日本のいた頃は自分の小ささが好きだったこともあった。


なんかこれだけ小さいと、

恥ずかしがらずにどっぷり人に甘えられるっていうのか(笑)

おちゃらけて、可愛い人でいてOKっていうのか・・・(笑笑笑)

いつまでもツインテールにおリボンしててもOKっていうのか(笑笑笑笑笑)


・・・・・・そんなところが楽で好きだった。ラブラブ



多分わたしはもともと、
そんなにカッコよくなくても、人から一目置かれなくても、

あまり生真面目にならず、軽快に、
子供のようにいつもスキップしながら生きたい人だったからかもね。音譜




実際に、たとえばダンスの中でも
小さいことがプラスになっていたことというのも結構あって、


たとえば眠りの森の美女の「赤ずきん」のピースを
身長のとても高いウクライナ人のダンサー、オレッグと踊った時だとか、
(二人の身長差がとてもダンスを面白くしたんだ♪)

わたしの体重の軽さのために迫力のある大技ができたりとかね。


決してわたしの身長の低さが裏目に出ることばかりではなかったんだよ。



自分の身長の低さも、欠点ではなくて

自分の個性のひとつとして、
受け止めてあげられればよかったのかもしれない。

ひたすら隠そうとするのではなくてね。




人間、十人十色

すべての人がそれぞれに違ったものを持っている。


そのすべてがそれぞれの持つ個性であって、


嫌われるべきもの、恥らわれるべきものなど

何もないのかもしれないよね。



あるがままの自分の細部まで愛せるようになりたいねドキドキラブラブドキドキラブラブドキドキ