新型コロナウイルス「COVID-19」の国内においての感染拡大を受け
無観客で開催する予定だった大会の中止を決定。
18時から、主催の日本高等学校野球連盟、毎日新聞社のトップが記者会見を行い
その発表を行いました。
〔画像は、中止決定直後に「大会の中止について」をアップした毎日新聞社の大会公式サイト「センバツLIVE」および「西日本スポーツ」(西日本新聞社発行)の号外〕
第二次世界大戦の中断以外は一度も中止されることなく続いてきたセンバツですが
新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めが掛からず
「選手・生徒の健康と安全を確保できる状況を担保できないこと」と
さらには甲子園がある西宮市に加え
大会期間中出場校が宿舎として使用する兵庫県・大阪府内での感染が拡大していることが決め手となってしまいましたね。
僕としては、高校スポーツの選抜大会が軒並み中止を余儀なくされる中
せめてセンバツ高校野球だけでも…と思っていましたが
いつ終息に向かうのかわからない不透明な状況下で、大会を行える状況にはないということで
非常に残念ではありますが、やむを得ないとしか申し上げられません。
出場予定だった学校の選手たちは、今頃肩を落とし、やり場のない怒りや悲しみの中にいるのではと思いますが
個人的には、今大会に出場が決まっていた32校に対して
どんな形でも甲子園で試合が出来るような形にできないかと思うのです(ただし今夏の選手権大会とは別)。
で、時期としては秋ぐらいに(その代わり、明治神宮大会・高校の部は今年に限って開催なしに)と考えておりますが、皆様いかがでしょうか。
一方で、日本高野連がこの不透明な状況下で、選手の健康を考えて、中止を決断したことは、評価して良いと思います。
昔の高野連の組織だったら、こんな状況下であっても
「子供は風の子。何が何でもやる!」という精神論一点張りで大会を強行していたのでは?と思いますが
成長過程にある生徒たちを考え、将来がある子どもたちを守るという考えに転換していることを感じさせるものであるし
これからも野球に情熱を注ぐ子どもたちを守っていく形を作っていってほしいと思います。
今回の決定が、これから先のことを考えての1つのファクターというか、大会運営においての良い意味での教訓として今後に生かされることを願います。