第104回全国高校野球選手権大会@阪神甲子園球場
いよいよ決勝というところまで来て、
早くもワクワクドキドキ…という方がポツポツいらっしゃるのでは⁉️と思います。
 
そんな時に大会序盤からの事を記すのも変かもしれませんが
今年のABCテレビ制作の「全国高校野球選手権大会中継」を見てきて色々感じたことを記そうと思います。
僕は仕事のシフトの関係で、開幕日と第2日が見られず
ようやくリアルタイムで見ることが出来たのが一昨日(8日)の第3日からでして
「やっと甲子園が見られる~」と思うと朝からちょっとソワソワ。
そんな状態で、この日の第1試合:海星(長崎)×日本文理(新潟)を
BS朝日4Kにチャンネルを合わせて観ていくことに。

4K放送を4Kチューナーを介して2Kにダウンコンバートさせた映像ですが
全体的に見ると通常のハイビジョン映像よりやや暗く青み掛かっていて
字幕スーパーがギザギザした感じでその辺はちょっと観づらいかな⁉️というところ。
でもこの辺は4K非対応テレビにつないでいるから仕方ないかな⁉️と思っています。
 
さて肝心の試合はというと…
立ち上がりにし海星打線が日本文理のエースを攻略し
終わって見ると2桁得点の大勝。
僕は文理が優位かと思っていたので、九州勢の海星が初戦突破ということでうれしい誤算でした。
 
そしてこの日の僕自身の注目カード:第2試合・天理(奈良)🆚山梨学院(山梨)は 
天理が山梨学院の反撃を振り切って辛くも勝利。
山梨学院といえば、前回出場した3年前の初戦(1回戦)で熊本工業相手に延長でサヨナラホームランを喫して敗退という事があり最後の最後にひっくり返し、先輩たちの無念を晴らせるか!?というところまで行ったのに、いやー惜しい…。
 
そしてもう一つ、第4試合:興南(沖縄)🆚市立船橋(千葉)は
3回オモテに興南が5点先取、しかし市船がジリジリ差を詰め
8回裏に同点に追いつき、9回裏に満塁の大ピンチで、まさかの押し出しヒットバイピッチ(デッドボール)…。
思ってもみない幕切れで興南の選手がうなだれるのを見るのが本当に辛かった。
市立船橋といえば、25年前(第79回大会)の1回戦で文徳(熊本) と戦い
序盤に8点差付けられて勝利は絶望的かと思われていたのを1イニング10得点の猛攻などでひっくり返し18-11で勝利したという凄まじい戦績がありますが、それ以来の勝利ということになりました。
 
さてさて、今年は以前からお伝えしています通り
BS朝日での放送は「BS朝日4K」のみとなり
予想していた通り、4Kが見られない視聴者からの嘆きのつぶやき💬をSNSで多く見掛けました。
これはBS朝日側の周知徹底が不足しているのでは⁉️としか思えません。
これにより、昨年までニュースと天気予報を放送していた試合間のインターバルは
今の甲子園を三塁側アルプススタンドの定点カメラから延々と映し続ける“フィラー”に。
かつてのハイビジョン実用化試験放送が思い起こされますが
試験放送の時は、当時のABCの中継の関連楽曲をBGMに甲子園のスタジアムノイズをミックスしていた記憶があります。
それを考えると、かつてのABCの中継の楽曲をBGMにしてもいいんじゃないかな!?と思った次第です。
 
そして5回終了後名物の「燃えろ!ねったまアルプス」は、今年もご時世を鑑み、見送り。
その代替企画として今年も各校の初戦は「ねったま、夏便り」ということで
 
代表49校の関係者からの直筆の手紙を
 
試合の実況担当アナウンサーが代読するという企画。
昨年は、宮崎商業がコロナ感染による対戦辞退で49代表全部読まれずに終わったけど
今年は全49代表がどうにか揃って手紙が全て読まれて、観ているこちらとしても安堵しました。
個人的には「ねったまアルプスはもうやる必要ないんじゃない!?」と思いますが、皆様はいかがでしょうか。
 
さてさて、この時期になるとどーしてもこの方下矢印のことが気になりまして…
はい。
毎度おなじみ「雨降ったら、わたくしにお任せ」でおなじみ
中邨雄二アナウンサーのことでございます~。(お隣は第7日まで登場された、帝京名誉監督:前田三夫さん)
テレビ・ラジオのタイガース戦中継の実況は真面目に!?取り組む一方で
毎週土曜あさ7:30からのラジオの生ワイド番組「サクサク土曜日 中邨雄二です」では思いっきりはっちゃけてますが
この「サクサク土曜日」の人気コーナーで「土曜サスペンス劇場 女検事・林智美」というのがありまして
ABCのスポーツアナウンサーの「ABCフレッシュアップベースボール」でこんな迷実況・迷言があったよっていう
リスナーからのタレコミを紹介しそれに基づいて、林智美検事が確保・起訴するというめっちゃおもろいコーナーなんですけども
高校野球中継に関しては基本的に除外されているんですけれど
それを良いことに、今年もやりたい放題やらかしまくってましたなぁ。

前橋高校でセンバツ大会で甲子園史上初の完全試合を成し遂げた

松本稔先生(今春桐生高校に異動されていたんですね。驚いた)相手に滋賀県民としての恨みつらみをオブラートに包みながら話したり

ラジオではテレビとは違って音声だけだというのを良いことに、選手の名前を絡めて言葉遊びしてたり、いろいろリスナーさんが色々タレこんできてましたね~。
 
というか、この方と組まれたときにタレコミ案件がもっと出るかなーと思ったんですけど…
はい。
作新学院・小針崇宏監督でございます。
栃木大会で11連覇を逃し、ゲスト出演のオファーを受けられることはないのでは…と思っていたんですが
さすが、甲子園での優勝経験があるがゆえに本当に理論整然・弁が立つというわかり易い内容でお話されるので
僕の中での好感度が上がりました。
 
そして今年も豊田義夫さん(前 利根商業監督)、迫田穆成さん(竹原監督)
 
“モリシ”こと森 士さん(前 浦和学院監督)など名指導者・現役監督さんが多数登場され
アナウンサー陣では、4大会連続担当となった五十幡裕介アナ(HTB北海道テレビ放送)に加え
3年ぶりにテレビ朝日から三上大樹・大西洋平・清水俊輔の“テレ朝野球中継三銃士”(勝手に命名)がやってきて
安定した仕事ぶりをしてましたが
 
今大会の最大の起訴すべき案件はこれでしょう。

えー、あえて誰とは申しませんが…

これは完全にダメですよねムカムカ

完全なトリプルプレーなのに「ダブルプレー」と思いっきり言い間違えて

しかもゲストの高嶋仁さん(前智辯学園和歌山監督)に「トリプルプレーですね」と指摘されて

訂正もせず「はーい」と返してるし…。

おそらく宿舎でこれ見よがしに滅茶苦茶怒られたんちゃうん??

もうこのあとどうなってもウチは知らんからね。

 

さて、いよいよ試合開始が刻一刻近づいていますが

今年のABCテレビ&ラジオの決勝のゲスト/実況アナがこちら

 

山下 剛アナは入社22年目で初のテレビ実況で

大いなる決意を持って放送に臨む模様です。

 

さらに仙台育英学園の地元・東日本放送と

下関国際の地元・山口朝日放送でもネットされます。

そしてラジオとネットのバーチャル高校野球もあります。

みなさまお好みの媒体で、決勝をお楽しみいただければと思います。

 
参考までに1990年から昨年までの決勝のスコアと実況アナをまとめた表がこちら下矢印
アナによって大差がつくか、僅差になるか、派手な撃ち合いになるかなんていうふうに見えますが
2018年までは準決勝・決勝と連戦になっていたのが大差が付く要因になっていたのが大きいと言えそうです。
 
はたしてどんな戦いになるか。
みなさま、しっかり見届けましょう。
それでは、また…