はじめて、夜、
ふたりきりになった。

彼の車で友達を送って

帰り道は
夢に見た、ドライブ
そんな気分だった

こんなことが
現実になるなんて

本当に信じられなくて
夢みたいだった。



ふたりきりになった瞬間
彼は、
私の右手を
ぎゅっと握ってくれた


普段は、絶対に
こんなことできない。


彼も、
いろんなこと、

きっとすごく我慢してる。


彼の手から
強い想いが
すごく伝わってきた。



ここで普通の男の人なら

ホテルに誘ったりするのかな。



そんなこと、
お互い考えもしなかった。


けど、、






誰もいない駐車場に車を停めて


誰にも見つからないように


キスしてしまいました




お互い、
止められませんでした。


ここまで、ずっと
ずっと耐えて
理性を保って
状況を考えて



ずっとずっと、
押さえてきたけど




想いが強すぎて
もうお互い
止められませんでした。




こんなにドキドキしたこと

生きてきて、あったかな



そのくらい

本当に彼が好きで

彼も、私を
好きでいてくれている。



彼だけの私でいたい。

彼だけの私になりたい。



願いは、それだけだった。